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Birth of the Dragon : ブルース・リーの遺族はもちろん、ファンも認めず激怒しているブルース・リーの伝説的な私闘の実話を誤って描いた問題の伝記映画風のカンフー・アクション「バース・オブ・ザ・ドラゴン」の予告編 ! !



父の哲学や芸術性についての完璧な理解を欠いていました。父の格闘哲学の真髄や、その物語の伝え方を捉えきれていなかったんです…。


…と、2年ちょっと前の2015年の春に、ついに遺族の手による本格的な故ブルース・リーの伝記映画が作られることになった!!というニュースの記事の中で、プロデューサーをつとめる娘のシャノン・リーのコメントをお伝えしましたが、その否定的な言い方は一体、何に対して、向けられていたのか?!の答えとなる遺族が完全否定のブルース・リー映画「バース・オブ・ザ・ドラゴン」の予告編 です…!!



マット・デイモンの相棒として、「オーシャンズ12」(2004年)や、「ボーン・アルティメイタム」(2007年)の脚本を執筆したほか、エミリー・ブラントをヒロインに迎えた「アジャストメント・ビューロー」(2011年)ではメガホンまで託されたジョージ・ノルフィが、そのフィリップ・K・ディック原作の映画化以来となる約6年ぶりの長編映画の監督作「バース・オブ・ザ・ドラゴン」は…、


1965年のサンフランシスコを舞台にして、俳優業とカンフー道場の経営の二足のわらじを履いていた当時のブルース・リーが、あろうことか、中国発祥の武術を中国系以外のコーケイジャンにまで教えていたことから、中国の裏切り者と罵られ、中国系のコミュニティから反感を買った挙げ句、刺客として送り込まれた少林拳の達人のウォン・ジャック・マンの挑戦を受けて、1対1の果し合いの勝負をすることになった…!!という伝説的な逸話を題材にした伝記映画風のフィクションです…!!

Bruce Lee Biopic: 蘇るドラゴン!!、ブルース・リーの信念と格闘哲学の真髄を、最も身近で見てきた遺族のプロデュースで描く新しい伝記映画の製作が決定!! - CIA☆こちら映画中央情報局です


どうして、フィクションなのか…?!というのは、ブルース・リー VS. ウォン・ジャック・マンの私闘は非公開で行われ、ありのままの事実を確認できる映像の記録などが残されていないため、どういう戦いの展開だったのか…?!は、戦った本人たちの証言や、目撃者の証言に頼るしかないのですが…、


戦いが始まるや否や、勝ち目がないと臆病風を吹かし、背中を見せて逃げ出そうとしたウォン・ジャック・マンを追いかけ、後ろから殴ったブルース・リーが、アッと言う間の3分ぐらいで勝利した…というブルース・リー側の主張と、果たし合いは20分以上も続いた…とするウォン・ジャック・マン側の反論とは大きく内容が異なっており、どちらが本当のことを言っているのか?!は、第三者には判断ができません…。


ですから、商業映画としては、その伝説化された私闘に想像をまじえて、ドラマチックに描くための工夫が何か必要になるわけですが、ジョージ・ノルフィ監督は、ビリー・マグヌッセン(「ザ・ビッグ・ショート」2015年)を起用した架空のコーケイジャンの青年スティーヴを登場させて、本来は主人公であるはずのブルース・リーよりも、架空のコーケイジャンの弟子の方に焦点を当てながら、物語を進めていく映画を完成してしまったことから、昨2016年のトロント国際映画祭のプレミア上映では、主題がピントはずれの作品として、不評を買ってしまっています…。


よって、そうした「バース・オブ・ザ・ドラゴン」が目指したブルース・リーの映画なのに、架空のコーケイジャンの人物が主人公?!といった方向性について、納得がいかない遺族のシャノン・リーが、父の格闘哲学の真髄や、その物語の伝え方を捉えきれていない…と発言し、だったら、自分で作る!!とばかりに、公式の伝記映画?!の製作を発表してしまったわけですが、同時に観客からも、アジア系のヒーローをないがしろにしている…と叩かれたジョージ・ノルフィ監督は、その不評だったプレミア上映の後で手を加え、編集を変えてしまったそうですから、来月8月25日に全米の映画館に登場する「バース・オブ・ザ・ドラゴン」の内容は、これまでに伝えられたものとは違っているのかもしれません…。

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いずれにしろ、フィリップ・ン(ンと一文字だけの名前です)のブルース・リーぶりは、ファンが抱いているイメージにはそぐわず、故人がまるで愚か者みたいに見える…といった批判もされているようなのですが、CIA リーダーのみなさんは伝説の私闘が映画化された「バース・オブ・ザ・ドラゴン」の予告編をご覧になって、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!



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