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Tomatometer Has High Influence On Audience : 映画の格付けサイト Rotten Tomatoes は、観客の映画選びにどれだけ影響しているのか ? !、調査でわかった度合いと映画スタジオの苦心の対応 ! !



問題のソニー・ピクチャーズの言い分としては…、

18歳以下の観客に向けて、製作した作品なんです。その対象とする観客は出口調査で、A- のスコアをつけてくれています。

…とのことで、THR のパメラ・マクリントックの取材に応じたソニピの国際宣伝配給部門の代表のジョシュ・グリーンスタイン氏は、アニメ映画「The Emoji Movie」が、18歳以下の年少者向けの作品という意図にそって成功し、ヒットを達成する機会を与えたかったことから、映画ジャーナリストや評論家に対して、同映画の前夜祭興業が始まる直前の先週木曜日の7月27日の午後まで、レビューを公けにしてはいけないという解禁のタイミングを定めたそうです。


CIA でも Facebook を通じて、リアルタイムでお伝えしたように、「The Emoji Movie」は前夜祭興業が行われていた時点において、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での評論家の支持率が、まさかの 0% !!だったことから、ファミリー向けのサマームービーのアニメ映画なのに、そんな 0% という極端な数値はあり得ない!!と、映画マニアの間で、ちょっとした波紋が拡がり、その後、マスコミにも採りあげられる大きな話題になったのですが、どうやら、その背景の事情には、当のソニピ自身が定めたレビューの解禁時間のタイミングが影響をしていたようです。

とは言え、「The Emoji Movie」の現在の支持率は 6 %ですから、いずれにしろ、レビューの評価が全滅に近いことには変わりありません。しかしながら、ジョシュ・グリーンスタイン氏が暗に言ってくれたように、大人の映画評論家に向けて作ったアニメではありませんから、レビューの評価が低くなるのは致し方ないのかもしれませんし、また、対象とする観客の子どもらが面白がってくれるのであれば、けして、失敗作とは言い切れないはずです。


そのように必ずしも、レビューの評価が映画の実態や、その面白み、魅力などを表わしているものではない…というのは、特にホラーや、アクションといった娯楽的な要素が強いジャンルの作品を愛される映画通の方は、とっくに承知をされているかと思いますが、しかし、厄介なのは、それを単純に数値化してしまう Rotten Tomatoes や、metacritic の存在です。

特にポピュラーな Rotten Tomatoes は、映画の観賞価値を推し測るモノサシとして、頻繁に持ち出されることから、CIA では、それをアッサリと “ 映画の格付けサイト ” と言ってしまっているのですが、前述のパメラ・マクリントックが引用してくれたナショナル・リサーチ・グループの調べによると、 Rotten Tomatoes の支持率の数値が、0 から 25%の範囲内だったとすると、10人のうちの7人が、その映画にはもう興味を失ってしまうそうです。

また、ソーシャル・メディアのリサーチをしている Fizziology が、ハリウッド映画の主だったメジャー作品の封切りと、Rotten Tomatoes との関連性を調べたところ、25歳以下の若い観客には、とても強い影響力を与えていることが鮮明だったそうです。

そのように Rotten Tomatoes の影響力は以前よりも、さらに増してきているのですが、そうなった理由としては、オンラインで映画の鑑賞券を販売している大手の Fandango が、昨2016年の春に、Rotten Tomatoes の親会社のFlixster を買収したことが、キッカケだと考えられています。


つまり、映画の格付けサイトと Fandango のチケット販売サイトとをリンクさせてしまい、鑑賞券を購入するか、しないか?!の映画選びの判断材料として、Tomatometer の支持率を添えるようにしたことから、それが次第に観客動員に反映されてしまうことになったようです。

よって、ソニピとしては、大人の評論家にウケるわけもない「The Emoji Movie」のチケット販売に対して、Rotten Tomatoes が影響を与えてしまうことがないように、レビューの解禁を限界まで遅らせることによって、約2,453万ドルを売り上げる封切りヒットをモノにすることが出来た…!!というジョシュ・グリーンスタイン氏の作戦勝ち?!ですから、同社は今週末8月4日全米公開のスティーブン・キング原作の映画化「ザ・ダーク・タワー」についても、北米で本日の8月2日の水曜日まで試写を行わず、レビューが世に出るのを遅らせるように操作をしたそうです。

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しかし、そのように封切り直前まで、プレスにも映画を観せないのか…となれば、察しのよい映画通の方は、あぁ、失敗なんだ…と、カンづいてしまうかもしれませんが、前述のように評論家にはウケないまでも、観客には存分に楽しめる娯楽作の場合だってあり得ることになります。


…と、以上のように映画のチケット販売と直接に結びついたことから、明らかに封切り成績の結果に影響を与えていることが、リサーチ会社の調べによって、明らかになった Rotten Tomatoes と、一体どう、つき合っていけばよいのか?!、ソニピは考えたすえに封切り戦略に工夫を凝らしたわけですが、果たして、映画ファンにとって、Rotten Tomatoes は、本当にありがたいものなのか、どうか…?!、その支持率の数値をめぐって、映画スタジオが一喜一憂してしまう様や、単に2ケタの数字だけによって、即座に関心が失われてしまうのか…となると、少し複雑な心境がしないでもありませんが、CIA リーダーのみなさんは、映画のヒットと Rotten Tomatoes の支持率の数値は明らかに連動しているらしいという調査について、どのような感想の意見をお持ちになられたでしょう…?!


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