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James Bond 25 : ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが帰ってくる「007」シリーズ第25弾を配給する映画スタジオが、ついに内定した ! ! と伝えられた ! !



007のジェームズ・ボンドを世に送り出す新しいホームグラウンドが、ついに決まったらしいことが伝えられました!!


今夏7月末に、再来年2019年秋の11月8日に全米公開!!という封切り日が発表されたのにもかかわらず、監督どころか、配給会社が未定だったダニエル・クレイグ主演の「007」シリーズ第25作めをリリースするスタジオが、近日中に発表される見込みを、業界メディア Deadline のマイク・フレミングがレポートしてくれました…!!


007」の配給権をめぐっては、今春4月にお伝えのように、直近の4作品を配給してきた実績のあるソニピを筆頭に、ワーナー・ブラザース、ユニバーサル映画、20世紀FOXといったメジャー・スタジオにまじり、気鋭の映画プロデューサーのミーガン・エリソンが率いるインディペンデントのスタジオ、アンナプルナ・ピクチャーズも名乗りをあげていたわけですが、あろうことか、大手を出し抜いて、北米での配給はアンナプルナが手がけることになるそうです…!!

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2011年に行われた「ターミネーター」シリーズの権利をめぐる競争入札で、大手を尻目に最高値をつけ、かっさらってしまったのに続く、ミーガン・エリソンの快挙!!とも言われそうですが、しかし、「007」シリーズに関しては、アンナプルナ・ピクチャーズが独自の単体で配給するのではなく、同シリーズをイオン・プロダクションズと一緒に製作してきた MGM と組んで、新たに立ち上げた映画配給のベンチャー事業の中の仕事として、手がけるそうですから、入札で競り落としたわけではなくて、権利を持っている MGM と一緒に新しい配給会社を作ってしまったようなものか!!と思ってもらえれば、よいかと思います。


この MGM とアンナプルナ・ピクチャーズとの配給業務の提携は、1年間のうちに、MGM 製作の映画を6本から8本、アンナプルナ製作の映画を4本から6本といった割り合いで配給し、お互いに協力をするものの、映画はそれぞれのブランドの名前で封切られるそうですから、「ボンド 25」は表向きは単に MGM 作品として、世に出ることになりそうです。さらに両社は " ミラー " という名前の新しい配給ブランドも立ち上げていますが、この " ミラー " は、MGM でもアンナプルナでもない別のよその第3の製作会社が作った映画の配給だけを請け負うことを目的としたものだそうですから、「007」シリーズが " ミラー " 作品として封切られることはまず、なさそうです。

2010年に倒産しかけた老舗スタジオの MGM は、その後は他の大手スタジオに寄りそう形で、業務を続けてきたわけですが、新たなパートナーのアンナプルナはインディペンデントとは言え、ミーガン・エリソンは IT 企業オラクル創業者の娘として大富豪だけに、下手をすると大手スタジオよりも資金力はあるのかもしれませんから、その気鋭のプロデューサーと組むことによって、いよいよ、本格的に自社の業務を軌道に戻し、大手スタジオの妙な干渉をかわしたい狙いもあるようです。よって、「007」映画の製作は…、


それを家業としてるイオン・プロダクションズの女将バーバラ・ブロッコリが引き続き、指揮をとりつつ、「ゼロ・ダーク・サーティー」(2012年)、「アメリカン・ハッスル」(2013年)、そして、「ファントム・スレッド」(北米12月25日限定公開)などの映画通をうならせる本格志向の作品ばかりを手がけてきたミーガン・エリソンの意見をまじえて、進められるのではないか?!と思われますが、しかし、「007」映画の売り上げの約7割の部分を占める海外配給は、恐らく大手の映画スタジオに託すものと思われます。

なので、その海外配給を請け負うスタジオの製作費に対する出資比率次第によっては、内容をコントロールされてしまうかもしれませんが、しかし、1社に丸投げではなく、地域を分けて、複数の会社に分散をし、それぞれの権限を弱めて、自分たちが主導権をとるということもできそうです。


いすれにしろ、昔ながらの旧体制の映画スタジオではなく、進歩的なアンナプルナが、「007」シリーズの今後の製作・配給に関わっていくことは、前述のような大人向けの渋い作品を得意としている会社だけに、ファンの方にとっては大いに前向きに受けとめられる業務提携なのではないでしょうか…?!


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