Box Office : 2月9日～11日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

絶賛の「パディントン 2」を無視した全米の保護者たちが、子どもらに「ピーター・ラビット」は観せたことで、レビューでは不評のファミリー映画が期待値を大きく超えたヒットの初登場第2位 ! !

第2位 (初) 「ピーター・ラビット」(5,000万ドル)

$25,000,000−(3,725館/$6,711)−$25,000,000

Trailer : Peter Rabbit

★RT支持率は評論家 58 % , 観客 67 % / Metacritic スコア 52 / 出口調査の CinemaScore A-

お笑いのエマが、演技派女優へと生まれ変わるキッカケになったと言える学園コメディの「イージー A」（2010年）や、人気ミュージカルの再映画化「アニー」（2014年）などを手がけたウィル・グラック監督を起用して、ビアトリクス・ポター著の児童文学の古典シリーズを映画化した「ピーター・ラビット」を封切ったソニピが売り上げたオープニング成績は約2,500万ドルでした！！

「スター・ウォーズ」の覚醒トリロジーの悪役ハックス将軍として知られるドーナル・グリーソンと、「X-Men」シリーズのローズ・バーンが共演したファミリー映画の封切り成績の見込みは、2,000万ドル前後でしたから、その予想をかなり超えるヒットを達成した成功と見なせる結果となっています！！

この「ピーター・ラビット」のオープニング成績の約2,500万ドルというのは、ヘッドラインであげた大絶賛の同じく動物キャラと人間が共演の「パディントン 2」の同成績が、辛うじて1,000万ドルを超えた1,100万ドル（3,702館）の沈没だったことや、やはり、同ジャンルと言える「アルビンとチップマンクス」の第4作め「ザ・ロード・チップ」（2015年）＝約1,429万ドル（3,653館）、第3作め（2011年）の約2,324万ドル（3,723館）の同成績などと比較しても、ひとまず、申し分のない結果のように観受けられます…！！

「パディントン 2」が不運な沈没に到った背景として、複数の性犯罪事件を犯したらしい容疑者のハーヴェイ・ワインスタインが経営者をつとめていたワインスタイン・カンパニーが窮地におちいり、配給が急遽、ワーナー・ブラザースに引き継がれたことで、満足に宣伝ができなかった…といった事情があったのに対して、「ジュマンジ」と同様に、ソニピの積極的な幅広い宣伝プロモーションが功を奏したことで、「ピーター・ラビット」もヒットに到ったものと評価できそうです！！

Peter Rabbit - Movie Clips

声の出演者として、CBSテレビの人気番組「ザ・レイト・レイト・ショー」の司会者のジェームズ・コーデンが、タイトルロールのピーター役を担当したほか、ハーレー・クインのマーゴット・ロビー、「ザ・クローバーフィールド・パラドックス」の電撃配信が話題のエリザベス・デビッキ、そして、ハックス将軍とは敵対関係の「スター・ウォーズ」のレイ＝デイジー・リドリーらが参加している「ピーター・ラビット」のレビューの評価は概ね、Cクラス以下なので、お世辞にも芳しいとは言えませんが、しかし、出口調査の評価は " A－ " の高いスコアになっていますから、児童文学の古典にふさわしい映画化とは見なされていないものの、現代にマッチした娯楽作として、観客は満足をしているものと理解できそうです…！！

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