355 : 演技派のジェシカ・チャステインが仕掛け人をつとめ、女スパイ版の「アベンジャーズ」と言えそうなアクション映画の最新作「355」を、マリオン・コティヤール、ルピタ・ニョンゴ、ファン・ビンビンたちを集めて、製作することが明らかになった ! !
「355」は、「007」や「0011」に匹敵するスパイのコード・ネームとして、定着するのか?!、国境を超えた女スパイ・チームの活躍です!!
「ゼロ・ダーク・サーティー」の撮影に備えて、私はとても、信じられないようなことを、CIA から学んだのよ!!
…とのことで、アカデミー賞の最優秀主演女優賞にノミネートされた同映画(2012年)のコンサルタントをつとめていた男性とおしゃべりをしていたジェシカは…、
映画の題名は、彼との会話から採りあげたものなの。18世紀のアメリカ独立時に、実は “ エージェント355 ” と呼ばれる女スパイが暗躍していたのよ、いまだに素性が明らかになっていない彼女は合衆国にとって、最も最初のスパイのひとりだった。その彼女にちなんで、CIA をはじめとする様々な諜報組織では、女スパイを示すコード・ネームとして、「355」が国際的に使われることになったそうなの!!
…だそうで、ジェシカ・チャステインが企画したスパイ・アクション映画「355」の題名は、一般には知られていなかったものの、現実にスパイの世界で、女スパイのことを意味する業界用語?!だそうです…!!
そうした題名の由来を聞くと、世界を股にかける悪の組織が、言わば最終兵器のような武器を手に入れるのを阻むために、各国の女スパイの精鋭が国境を超えて、集結し、お互いの文化や、政治的な背景の違いを乗り越えて、力を合わせることに…!!という、まるでサノスがインフィニティ・ガントレットを完成するのを阻止しようとするアベンジャーズみたいなお話のスパイ・アクション映画は、けして、荒唐無稽なものではなく、意外にリアルなものになりそうですが…、
このニュースを伝えてくれた業界メディア Deadline のマイク・フレミングが、女版の「ミッション・インポッシブル」とも例えている「355」のメガホンをとるのは、ジェシカ・チャステインが悪役を演じているらしい「X-Men : ダーク・フェニックス」(2019年2月14日全米公開)のサイモン・キンバーグ監督だそうです…!!、その「X-Men」の撮影の合い間に、ジェシカから「355」の構想を聞かされ、現実に映画にするために協力してほしい!!という依頼を引き受けたサイモン監督は…、
ぼくたちは現在のスパイの手練手管の実際を掘り下げて、調べることにしたんだ。映画の中には、まるでジェームズ・ボンドみたいなものや、SF映画じみたものまで飛び出すのだけれど、テクノロジーはとても進化している。すべて現実にあるものなんだよ!!
…と語り、スパイものとしては、過去に「ハリエットのスパイ大作戦」(1996年)というキッズ・ムービーを執筆した実績のあるテレサ・レベックが、「355」のシナリオに取り組むにあたって、現実のスパイ活動をよく知る筋からの情報を得られたことが、大いに役立った!!とも述べていますから…、
フランス代表に違いないマリオン・コティヤールをはじめ、アジア代表のファン・ビンビン、アフリカ系代表のルピタ・ニョンゴ、そして、スペイン代表のペネロピ・クルスという豪華な女優陣が、女スパイのアベンジャーズを結成する「355」は、同様に女性のアンサンブル・キャストが活躍した「チャーリーズ・エンジェル」とは一線を画し、やはり、マイクが例えていた「ミッション・インポッシブル」に、ややシリアスな「ボーン」シリーズのタッチをあしらったようなスパイ映画に仕上がるのかもしれませんし…、
ドキュメンタリーではないけれど、私たちは出来るだけ本物志向のスパイ・スリラーのアクション映画に仕上げることを目指している。CIA や、MI6 といったスパイの組織に勤めている人たちに、ワォ!!、こいつはマジだ!!と言わせることが、私の目標よ!!
…と、ジェシカ・チャステインは、「ゼロ・ダーク・サーティー」に与えられた賛辞のリアルな映画という評価を、「355」で再び得たいそうです!!
なので、豪華女優陣の共演とは言え、男性の映画ファンが期待するようなお色気もなさそうですが、オクタヴィア・スペンサーのうんちパイが美味しかったのではなく、大勢の女優の共演者と一緒に仕事をするのが楽しかった「ザ・ヘルプ」(2011年)のような女性が集う映画をもう一度…!!というジェシカ・チャステインの願いから生まれた「355」は、来週火曜日の5月8日に開幕する第71回 カンヌ国際映画祭で、各国のバイヤーに対して、配給権を買ってもらうための営業のプレゼンを行う予定となっています…!!
なお、ジェシカ・チャステインが、「X-Men : ダーク・フェニックス」に続けて、自分が企画した映画も、サイモン・キンバーグ監督にメガホンをとってほしい!!とお願いをしたというのは、「X-Men」ファンの方にとっては、期待の高まる朗報ともなっていますね…!!