Box Office : 4月5日～7日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

30年ぶりに再映画化された現代版の「ペット・セマタリー」が、スティーヴン・キング原作のホラーとしては、史上2番めの封切り成績を記録した好発進の初登場第2位 ! !

第2位 (初) 「ペット・セマタリー」(2,100万ドル)

$25,000,000−(3,585館/$6,974)−$25,000,000

Trailer : Pet Sematary

★RT の評論家の支持率 61 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore C+

今年2019年から遡って、30年前の1989年に公開したスティーヴン・キング原作の「ペット・セマタリー」を再映画化したパラマウント映画としては、ワーナー・ブラザースが同じくキングの原作を映画化した「It（イット）」（2017年）が叩き出したホラー映画史上最高のオープニング・ヒット＝約1億2,340万ドル（4,103館）に迫るのは、とうてい望めないにしても、ユニバーサル映画が同じく懐かしいホラー映画の旧作を復活した「ハロウィン」（2018年）＝オープニング成績は約7,622万ドル（3,928館）のようなブームになれば…といった希望ぐらいは持ったかもしれませんが…、

ホラー映画「スターリー・アイズ」（2014年）が高評価されたデニス・ウィドマイヤーとケヴィン・コルシュの監督コンビが手がけた新しい「ペット・セマタリー」の週末3日間の売り上げは、同じくホラー映画のカルト作を復刻したリメイク版「死霊のはらわた」（2013年）のオープニング成績＝約2,578万ドル（3,025館）と同等の約2,500万ドルの見込みになりました…と書けば…、

今ひとつ振るわなかったかのような印象ですが、約2,500万ドルのオープニング成績というのは、コロムビア・ピクチャーズ AKA ソニピが、マシュー・マコノヒーとイドリス・エルバの2大スターを起用したキング原作「ザ・ダーク・タワー」（2017年）の同成績＝約1,915万ドル（3,451館）を超えたどころか…、

Movie Clip : 名子役のウーナ・ローレンスちゃん（「ザ・ビガイルド」）の妹のジェテ・ローレンスちゃんが抜擢されたエリーが、ネコのチャーチが帰ってきたと言うシーン ! !

スティーヴン・キング原作のホラー映画としては、前述の「It（イット）」に次いで、意外にも史上2番めの高額を売り上げた金星の大成功となっています…！！、実際のところ、あまりヒットしないキング原作の映画について、パラマウント映画が高望みせず、想定していた売り上げに見合う金額の約2,500万ドルはまた、安価な製作費の約2,100万ドルに対しても、充分な出足と評価できる成績です！！、さらに…、

Movie Clip : そして、娘エリーが帰ってきたことに、ママのレイチェル（エイミー・サイメッツ）がショックを受けるシーン ! !

1989年公開のカルト作として、今も人気の「ペット・セマタリー」の旧作のオープニング成績は約1,205万ドル（1,585館）だったのですが、その当時の金額を現在のお金の価値に置き換えると、約2,512万ドルを稼いでいたことになります。よって、映画館の数や鑑賞券の値段の違いはあるにしても、新作の封切り興行の結果は、実に旧作と同等の無難なものだったことにもなります…！！、ただし…、

Movie Clip : 死んだものが蘇る忌まわしいペット霊園の存在を、クリード家に教えた隣人のジャド（ジョン・リスゴー）に危機が迫るシーン ! !