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Tenet on Total Film Covers : クリス・ノーラン監督の謎めいたスパイ・アクションの超話題作「テネット」の公式にタイムトラベラーではない主人公のジョン・ディヴィッド・ワシントンが、トータル・フィルムのカバーに登場 ! !【ネタバレはありません】


そもそも映画は観たあとに内容を吟味して、分析し、自分なりの評価を語るものだったはずが、いつの間にか、封切り前にネタバレめいた分析の…


指摘をツッコミまくることで、せっかくの新作映画を手垢まみれのようにして、映画館に出かける楽しみが台なしに…というネット時代の先走った映画の伝え方や語り方はもう、終わりにして、以前のように素直に新しい物語の世界を待ち受けるほうがよいと思うのですが…、


そうした重箱の隅をつつくような分析をよせつけない難解な新しい予告編を先週末に披露してくれたクリス・ノーラン監督の「テネット」を特集したイギリスの映画マガジン トータル・フィルムの最新号は今週末の5月29日の金曜日に発売だそうですから、何か目新しい情報が伝えられるかもしれませんが…、

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何も知らずに観たほうが絶対に面白そうな「テネット」だけに、見猿聞か猿言わ猿を決め込み、もう新しい情報は封印したほうがよさそうかもしれません。しかしながら、製作・配給のワーナー・ブラザースが更新した「公式」のあらすじぐらいは当然の予備知識として、知っておいてもよいかもしれません。それと言うのも、多くの映画ファンが「テネット」はタイムトラベルがテーマになっているに違いないと予想しているのですが…、

ジョン・ディヴィッド・ワシントンは、クリストファー・ノーラン監督のオリジナルのSFアクション・スペクタクル「テネット」の真新しい「主人公」です。

…と、名優デンゼル・ワシントンの息子のジョン(「ブラッククランスマン」2018年)が演じている主人公の名前が「主人公」だと、ちょっと面食らうような書き出しのあらすじは、さらに…、


「テネット」という、わずか、ひとつの言葉だけで武装した「主人公」は全世界の存続を賭けた戦いに挑み、現実の時間を超えたものを切り拓くミッションを果たすために国際的な諜報の黄昏の世界をめぐって行く…。

タイムトラベルではない。反転するのだ。

…とのことで、ハッキリと「タイムトラベルではない」と明記をし、映画ファンの予想と期待が完璧に打ち消されました!!、そして、タイムトラベルの代わりに「反転」もしくは「逆転」「逆位」などの「ひっくり返す」意味の “ Inversion ” =インヴァージョンという言葉が示されたのですが…、


確かに予告編の中で、「主人公」のジョン・ディヴィッド・ワシントンが引き金を引いた拳銃は弾丸を発射するのではなく、すでに目の前の標的の中に撃ち込まれていたものを引き寄せて、受けとめる…という「反転」の奇妙な動きをしていたほか、船やクルマも逆回しの動きをしていました。



しかし、そうした登場人物たちの時間は正常に前向きに先へ進んでいるように見えるのに、彼らが居る世界の時間は逆回しの後ろ向きに巻き戻されているかのように見受けられるアベコベの矛盾が、「テネット」の大きな謎として示されているわけですが、果たして、「テネット」という言葉で武装し、「全世界の存続」のために「現実の時間を超えたもの」を切り拓く「黄昏の諜報」の戦いとは、どういう物語なのか…?!、その秘密は映画館で観届けるのを楽しみにしておきましょう…!!


新ダークナイトのロバート・パティンソン(「ザ・バットマン」2021年10月1日全米公開)のほか、共演者には「ナイト・マネジャー」(2016年)のエリザベス・デビッキや、「ゴジラ」(2014年)のアーロン・テイラー=ジョンソン、「ハリポタ」のクレマンス・ポエジー、ボリウッド映画界のベテラン女優のディンプル・カパディアらに加えて、「ダンケルク」(2017年)から引き続き登場のケネス・ブラナーとチーム・ノーランの顔の名優マイケル・ケインも当然、名前を連ねている「テネット」は、今夏7月17日全米公開の予定です!!


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