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Worst reviewed 'Jurassic World: Dominion' managed open par with 'Fallen Kingdom' : 恐竜が出れば、それで満足のマス市場の消費者の要望に媚びた温め直しと酷評されても「ジュラシック」だから観客は大よろこびの「ドミニオン」が、「ワールド」シリーズ最低ながらも前作と同等の特大ヒットのデビュー ! !

封切り興行の観客の約4割強が「ジュラシック」シリーズだから観に来ました…


…と出口調査に回答し、約3割がジャンル系の娯楽作が好きだから…と応じて、残りの観客の大多数は出演者のファンだから…という鑑賞券を購入した理由の動機からすると、つまりもう映画のストーリーの内容などはどうでもよくて、人気シリーズだから「とりあえず観る」系の観客ばかりでは…?!ということは…、

個人経営だけに個性を持った小さなお店や、こだわりのシェフのレストランなどと大企業のチェーン店とがあれば、すでに自分たちがよく知っていて、利用したことのある大企業のほうばかりを選ぶ「自動化された消費者」あるいは「洗脳化済みの消費者」などと愚弄される自分なりのセンスどころか、下手すれば自分の意思や考えさえ持ってないんじゃないか…?!とすら疑いたくなるような人たちに向けて、映画が大量消費の商品として作られるのも無理はない…


…という実態がよくわかる典型的なブロックバスター映画のシリーズと言えなくもない恐竜が出れば、それで OK !!の「ジュラシック」としては通算第6作めにあたる「ワールド」シリーズ第3作め「ドミニオン」は、旧作「パーク」トリロジーで活躍したサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムたちのトリオが、そろって再登場し、現在進行形の「ワールド」の迷コンビのブライス・ダラス・ハワードさんとクリス・プラットとチームを組む!!という映画の懐メロの「懐かシネマ」の要素をはらんだ…

「ジュラシック」版の「アベンジャーズ」?!、もしくは「ノー・ウェイ・ホーム」?!を大きな見どころとして、史上空前の大ヒットを狙ったつもりでしたが、新旧のスパイダーマンが並行世界を超えて、トリオを組んだことで、封切り成績が約2億6,014万ドル!!(4,336館)の全米映画興行史上の歴代第2位(第1位は「エンドゲーム」の約3億5,712万ドル)のウソみたいな巨額を荒稼ぎした「ノー・ウェイ・ホーム」(2021年)の封切り興行が約2,060万人の観客を動員したのに対して、その半分に近い約1,080万人の動員だった…


$143,370,000−(4,676館/$30,661)−$143,370,000


RT の評論家の支持率 30 % / Metacritic スコア 37 / 出口調査の CinemaScore A-

ドミニオン」の封切り成績として、製作・配給のユニバーサル映画が約1億4,337万ドルの巨額を公表し、2018年公開の前作「フォールン・キングダム」の同成績の約1億4,802万ドル(4,475館)に肉薄したものの、恐竜パークが帰ってきた!!の話題と期待がマックスだった「ワールド」の第1作め(2015年)が叩き出した全米映画興行史上の歴代第6位にあたる約2億881万ドル(4,274館)にはおよばず…、

今のところ今年2022年の最大封切りヒット作の「ドクター・ストレンジ 2」の撮影当時は、14歳の中学生のソチ・ゴメスが星型にぶち破った約1億8,742万ドル(4,534館)にも届かず、今年2番めの封切りヒットに甘んじたことで、物語の内容もおもしろいマーベルのヒーローたちには敵わない結果となっています…。そして…、


まるで冷凍食品の残飯をまた温め直したみたいな…などと酷評され、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes でのジャーナリストの支持率が「ジュラシック」史上ワーストのお金を払ってはいけない警告レベルの30%にまで低下した「ドミニオン」のサイテーの評判を覆い隠したいとでも思ったのか?!、ユニバーサル映画は、「ドミニオン」の封切り初日の成績が前作の「フォールン・キングダム」の約5,850万ドルを上まわった約5,955万ドルを叩き出した…!!と発表しましたが、しかしながら、その初日の成績には前夜祭興行よりも前に行われた先行特別上映会などの売り上げまで一切合切を含めているため、実際のところは前作を超えた初日デビューではありませんし…、

恐竜の大暴れをより大きなスクリーンでお楽しみ頂きたい!!という興業戦略の「ドミニオン」は、トム・クルーズ主演の今夏に映画を1本だけ観るなら、これで決まり!!の最高人気映画の頂点に舞いあがりそうな「トップガン 2」の鑑賞料金の平均価格が約12.96ドルに対して、約13.21ドルを支払わせている顧客単価がやや高めの設定まで含めて、興行成績を吟味すると、本当は飽きられつつあるばかりか…、



前作の「フォールン・キングダム」では約6割に近い観客が、25歳以下の若年層だったのに対し、「ドミニオン」は旧作「パーク」のキャストが再登場!!を打ち出したこともありますが、若者の割り合いが約4割にまで低下したことで、どうやら観客の市場が高齢化しつつあるらしい衰えも懸念される 「ジュラシック」シリーズの人気を繕う情報操作めいた宣伝の目論見まで見抜けたような気がしないでもありません…?!とは言え…、

冒頭でふれたように、恐竜が出れば、もはや何でもいい的な「とりあえず観る」系の「自動化された観客」が主ですから、その観客の要望の市場調査にもとづいた「ドミニオン」の出口調査の観客の評価は、前述のジャーナリストのレビューとは真逆の最高に近い “ A- ” となっています!!、なので、これからの暑い夏場にはアタマを使うよりも、ビールでも呑みながら気楽に楽しみたいよ…という方にとっては、良くない選択とは言えない「ドミニオン」は…、


政治的なこじつけのツッコミを入れられて、ボイコットされることもなく、世界最大の映画市場の中国でも無事に上映されて、諸外国では約2億4,575万ドルを売り上げ、興行成績の世界総額はもう約3億8,912万ドルに達していますから、今年2022年の世界総売上げの第5位に着けている「アンチャーテッド」の約4億114万ドルを追い抜いて、上位ランキングに入るのは間違いありません…!!、スパイダーマンのトリオには敵いませんが、トムひとりならどうにか…といった感じですね…!!、なお、よく言えば…、

「ファンのみなさん」ですが、本当の「ファン」は作品の世界観を会得し、個々の出来栄えを吟味し、時には厳しい姿勢を示したりもするのに対し、そうとは言えない「とりあえず観る」系の「自動化された観客」の市場ができていますから、「ジュラシック」シリーズも半永久的に続く予定なので、近年の大手スタジオの観客を舐めたような繰り返しにつき合って、どこまでの時間とお金を費やすのか?!、SNS 時代の息つく間もなしに与えられ続ける大量の情報と宣伝を鵜呑みの刷り込みや、故伊丹十三監督が仰った「快の打ち出の小槌」として、データにもとづいて「あなたの好き」を寄せ集めただけのモノに釣られ、自分は「鑑賞」ではなく、「消費」するように「自動化」された「ロボット人間」になっていはしないか?!はよく考えてみたほうがよいかもしれませんね…!!

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