Battle of the Sexes :「ラ・ラ・ランド」のオスカー女優エマ・ストーンが、テニス史に残る男女バトルを再現するスポーツ実話の映画化に挑んだ最新主演作「バトル・オブ・ザ・セクセス」の予告編を初公開 ! !
エマ・ストーンが降板したことから、めぐり巡って、エマ・ストーンが主演をすることになったスポーツ実話のドラメディの予告編です！！
…というのは、どういうことですか？！と当然、疑問に思われそうですが、エマがスケジュールの都合により一旦は降板してしまったものの、自分の後任として主演をつとめることになった友人のブリー・ラーソン（「部屋」2015年）が降板したため、やっぱり、自分が主演をすることにした「バトル・オブ・ザ・セクセス」の予告編です…！！
冒頭のシーンで、どうやら、ギャンブル依存症の人たちが集い、お互いの立ち直りを助け合う場だと知りながら、お前たちがここにやって来たのは、ヘボなギャンブラーだからだ！！と言ってのけ、本当に必要なのは賭け事を絶つことではなく、より良い運を手に入れることだ！！と勝負をけしかける様子からして、つまり、ギャンブルで勝ちをおさめて大儲けをし、リッチになっていれば、依存症とは言われないだろう！！といった勝てば官軍の矛盾？！を言いたいらしいスティーヴ・カレルが演じているのは、1940年代にプロのテニス選手として、華々しく活躍をした実在の故ボビー・リッグスです…！！
その自分のことを自ら “ 排他主義者のブタ ” と呼んでいる故ボビー・リッグスが、テニス選手と言うよりは、商売上手のショーマンぶりを発揮し、10万ドルもの賞金を掲げて、1973年に仕掛けた大博打？！が、男女のテニス選手が対決をするイベント・マッチの “ バトル・オブ・ザ・セクセス ” です…！！
ドラメディ映画の傑作「リトル・ミス・サンシャイン」（2006年）のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスの監督コンビがメガホンをとった映画では、その “ バトル・オブ・ザ・セクセス ” シリーズの第2戦として、1973年9月20日に行われたビリー・ジーン・キング選手との対決に焦点を当てているものですが、エマが演じている実在のビリー選手は男女同権を主張した同性愛者として、フェミニズムのシンボルになっている人ですから、男性と女性のふたつにのみ縛られない多様な性別のとらえ方や、性別の越境といった “ LGBTQIA ” が社会問題になっている現在の状況を反映したタイムリーな作品となっています…！！
スティーヴ・カレルもエマも本来はお笑いの人だけに、予告編ではコミカルな要素が特に強調されたように観受けられますが、過去の実話を題材にして、巧みに現在の社会問題を反映した映画の作り方からして、FOX はハナからオスカー狙いでしょうし、エマは今春の第89回の授賞式で、「ラ・ラ・ランド」の演技により、ついに念願のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したのに続けて、2年連続のオスカー獲りの可能性というのもあり得るのかもしれません…！！
ただし、エマが「ラ・ラ・ランド」のお相手のライアン・ゴズリングと、やっぱり、カップルの役を演じたロマンチック・コメディ映画の佳作「クレイジー、ステューピッド、ラブ」（2011年）では、スティーヴ・カレルはエマのお父さんの役でしたから、あの父と娘がテニスをしてるみたい…！！なんて、ツッコミたくなる映画ファンの方は必ずいるに違いない「バトル・オブ・ザ・セクセス」は、北米で今秋9月22日から限定公開で封切り！！、エマとは「バードマン」（2014年）でも共演した間柄のアンドレア・ライズボローをはじめ、サラ・シルバーマン、アラン・カミング、エリック・クリスチャン・オルセン、そして、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのヒロインとして、かつてアイドル人気を博すも、その後は落ち目になった元女優エリザベス・シューの役を、「ハムレット 2」（2008年）で演じてくれていた愉快なエリザベス・シューといった顔ぶれが、キャストに名前を連ねています…！！
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The Billy Files: Photo : 女子テニス界を発展させて、男女同権を主張した同性愛者の名プレイヤー、ビリー・ジーン・キングを演じることになったエマ・ストーン ! !
なお、ネタバレではなく、歴史の事実として、もうわかっていることなので書き添えておきますが、ボビー・リッグス選手とビリー・ジーン・キング選手の男女マッチの勝敗の結果は、エマの勝ちです…！！
The 1973 tennis match between Billie Jean King (Emma Stone) and Bobby Riggs (Steve Carell) became the most watched televised sports event of all time. Trapped in the media glare, King and Riggs were on opposites sides of a binary argument, but off-court each was fighting more personal and complex battles. With her husband urging her to fight for equal pay, the private King was also struggling to come to terms with her own sexuality, while Riggs gambled his legacy and reputation in a bid to relive the glories of his past.
