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Box Office : 6月30日~7月2日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第2位 ! !


エドガー・ライト監督のミュージック・カーアクション「ベイビー・ドライバー」に寄せられた絶賛のレビューに観客が同意して、期待を大きく上回る好成績の初登場第2位 ! !、公開5日めにして、トータルの興業成績が、早くも同監督史上最大ヒットに迫る加速の勢いを魅せてくれた ! !


第2位 (初) 「ベイビー・ドライバー(3,400万ドル)

$21,000,000−(3,226館/$6,510)−$30,029,105

Trailer : Baby Driver



RT支持率は評論家 97 % , 観客 92 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A-

「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)や、「ホット・ファズ」(2007年)といったサイモン・ペグ & ニック・フロストと組んだ作品が、カルト人気を博して、映画通に愛されているほか、マーベル・シネマティック・ユニバースを作るようにけしかけた天才として、コミックヒーロー映画ファンからの尊敬も集めているエドガー・ライト監督にとって、これまでのところ最大のヒット作は、2010年公開の「スコット・ピルグリム VS.ザ・ワールド」が記録した約3,152万ドルです…!!

その記録に対して、先週の水曜日(6月28日)が初日だった「ベイビー・ドライバー」が封切り興業の計5日間で稼いだ金額のトータルは、すでに約3,002万ドルですから、このアンセル・エルゴートが耳鳴りのするゲッタウェイ・ドライバーを演じた音楽アクション映画が、エドガー・ライト監督史上最高のヒット作になるのは、もはや間違いのない状況となっています。


つまり、言い換えると、映画の出来栄えは常に高評価がされて、映画マニアにこそウケるものの、けして、ヒットすることはなかったエドガー・ライト監督の作品が、ようやく世間一般にも認められたのが「ベイビー・ドライバー」だ!!ということになりますが、その背景には、「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」や、「トランスフォーマー」といったシリーズ映画が、この夏は、もはや振るわず、過去のものになってしまったことからも、同じ内容のくり返しのブロックバスター映画にうんざりし始めている観客は、リメイクや続篇ではなく、また原作モノでもない完全にオリジナルの本当の意味での “ 新作映画 ” を観たいと思い始めつつある志向の様変わりが窺えますから、タイミング的にもよかったと言えそうです。


また、この快調な出足から推して、サマームービーのアクション映画なのに、わずか約3,400万ドルしか製作費を使っていないって、どうやって作ったの?!みたいな「ベイビー・ドライバー」が、黒字になるのは確実ですから、エドガー・ライト監督は次回作もまた、自分の発想と作家性とを活かしたオリジナル映画を作ることができるのでは…?!といった兆しが見えたという意味においても、価値のある封切りヒットだと評価することができそうです…!!

Featurette : エドガー・ライト監督と出演者らが、文字通りにサントラの音楽にノッて、物語とアクションが展開する映画の特徴について語ってくれているプロモ・ビデオ ! !



それにしても、お金をかけず、ユニークな才能を起用して、アイディアで勝負しよう…!!というのが、昔から言われている映画の成功の秘訣だったように思いますが、ブロックバスター映画のバブルが弾けはじめたところで、その基本中の基本に則った映画が卒なくヒットをモノにしたのは皮肉のような感じですね。

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