Box Office : 7月7日~9日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位 ! !
トム・ホランドのハイスクール・スパイダーマンが、ディズニー・マーベルのシネマティック・ユニバース史上最高の単独デビューのオープニング成績を達成 ! !、ソニーの「スパイダーマン」史上では、2番めの特大ヒットの「ホームカミング」が年間第3位の巨額を売り上げた初登場第1位 ! !
第1位 (初) 「スパイダーマン : ホームカミング」(1億7,500万ドル)
$117,015,000−(4,348館/$26,912)−$117,015,000
Movie Clip : ワシントン記念塔での大活躍のシーン ! !
★RT支持率は評論家 93 % , 観客 92 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A
前夜祭興業での猛ダッシュとアメイジングな初日の大ヒットを連続して、お伝えさせて頂いた「スパイダーマン : ホームカミング」の注目のオープニング成績の結果は、1億1,701万5,000ドルでした!!
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前夜祭と初日の出足の勢いからして、1億2,000万ドルから1億3,000万ドルは売り上げるのでは…?!と予想された期待値からすると、1億2,000万ドルに届かなかったのは、思いのほか数字が伸びなかった…といった印象を抱いてしまいそうですが…、
第1位 「美女と野獣」 1億7,475万ドル(4,210館)
第2位 「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.2」 1億4,651万ドル(4,347館)
前夜祭と初日での記録と同様に、上記の2本の映画に続く、今年2017年では、3番めの特大ヒットのデビュー!!となっています…!!、ディズニーとしては、自分たちが作った映画が年間オープニング・ヒットのトップ3を総て押さえてしまったことになりますし、今夏のコミックヒーロー映画のもう1本の大ヒット作であるライバルのワーナー・DCの…、
「ワンダーウーマン」 1億325万ドル(4,165館)
の封切り成績の記録を超えて、トム・ホランドの少年ヒーローが、ガル・ガドットの戦いの女神に勝利したことによって、コミックヒーロー映画は、やっぱり、ディズニー!!とばかりに、あらためて、ライバルに対して、マーベル・シネマティック・ユニバースのブランドの力強さを見せつけてくれた!!と言えそうかもしれません…!!
では次に、そのディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバースの中における「スパイダーマン : ホームカミング」の封切りヒットの価値はと言うと…、
マーベル・シネマティック・ユニバースのオープニング成績のBEST10 ! !
第1位 「アベンジャーズ」(2012年) 2億744万ドル(4,349館)
第2位 「エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年) 1億9,127万ドル(4,276館)
第3位 「シビル・ウォー」(2016年) 1億7,914万ドル(4,226館)
第4位 「アイアンマン 3」(2013年) 1億7,414万ドル(4,253館)
第5位 「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.2」 1億4,651万ドル(2017年)(4,347館)
第6位 「アイアンマン 2」(2010年) 1億2,812万ドル(4,380館)
第7位 「スパイダーマン : ホームカミング」(2017年) 1億1,701万ドル(4,348館)
第8位 「アイアンマン」(2008年) 9,862万ドル(4,105館)
第9位 「ザ・ウィンター・ソルジャー」(2014年) 9,502万ドル(3,938館)
第10位 「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」(2014年) 9,432万ドル(4,080館)
上位の3本は、コミックヒーロー大集合映画が占めているBEST10のうちに、単独のヒーローのデビュー作は3本しか含まれておらず、残りは、すでにヒーローの魅力が知れ渡ったあとの続篇映画となっています。
そして、これまで単独のヒーローのデビュー作としては最高の成績だった「アイアンマン」を抜いて、ついに初めて、1億ドル突破のデビューを果たし、スパイダーマンが初めて登場した「アイアンマン 2」に迫った「ホームカミング」は、やっぱり、「アイアンマン : ホームカミング」だ!!といった次第で…、
ロバート・ダウニー・Jr. のシェルヘッドが助っ人参戦をしてくれた効果は絶大!!と見なせそうですし、配給・宣伝のソニー・ピクチャーズが、ともすれば、トム・ホランドのスパイダーマンよりも、トニー・スタークの存在をアピールしたのは正しかったと言えるのかもしれません。なお、「アントマン」(2015年)のオープニング成績は、約5,723万ドル(3,856館)でしたから、「アイアンマン : ホームカミング」は、実にその2倍の金額を稼いでしまったことになっています…!!
それでは、ソニー・ピクチャーズが単独で製作した過去のスパイディー・シリーズの封切り成績と比べて、「ホームカミング」はどうなのか?!と言うと…、
第1位 「スパイダーマン 3」(2007年) 1億5,112万ドル(4,252館)
第2位 「スパイダーマン : ホームカミング」(2017年) 1億1,701万ドル(4,348館)
第3位 「スパイダーマン」(2002年) 1億1,484万ドル(3,615館)
第4位 「アメイジング・スパイダーマン 2」(2014年) 9,161万ドル(4,324館)
第5位 「スパイダーマン 2」(2004年) 8,816万ドル(4,152館)
第6位 「アメイジング・スパイダーマン」(2012年) 6,200万ドル(4,318館)
…と、「スパイダーマン」シリーズ史上では、あくまでも見た目の金額としては第2位に位置づけられることになりますが、実際のところとしては、通貨の価値の違いのインフレ率や、初日の大ヒットの記事の中で書いたように、封切りの曜日の違いなどもあるため、必ずしも第2位だと決めつけることはできず…、
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単におおよその目安としての順位でしかありません。また、1館あたりの平均の売り上げで比較すると、第3位のトビー・マグワイア主演シリーズの第1作めは約3万1,769ドルを稼いでいたのに対して、トム・ホランドは約2万6,912ドルですから、2002年と現在とでは映画のチケットの値段が違うという単価の差を踏まえると、観客の頭数としては圧倒的にサム・ライミ監督の映画の方が多かったであろうことが窺えます。
よって、先のマーベル・シネマティック・ユニバースのオープニング成績の BEST10 のように続篇のほうがヒットする割りあいは高いわけですから、トム・ホランドのハイスクール・スパイダーマンは、まずは申し分のない力強いデビューを果たしてくれたが、さらに飛躍できる余地は残されているので、続編のより大きなヒットが楽しみだ!!と、「スパイダーマン : ホームカミング」の封切り成績の結果について、まとめて結論づけられるのではないでしょうか…!!