Suburbicon : ジョージ・クルーニーが監督として、マット・デイモンを主演に起用し、コーエン兄弟監督が長年、温めていた脚本を映画化したブラック・コメディのクライム・スリラー「サバービコン」の予告編を初公開 ! !
オスカーが演じている役のオファーを受けたのは、2001年のことだった…。
…とのことで、Yahoo Movies のマーカス・エッリコの取材に応じてくれたジョージ・クルーニーは、SFスリラー映画の傑作「エクス・マキナ」(2015年)を観て、その演技力に感銘を受けたことから起用したオスカー・アイザックが演じているロジャーという怪しい人物の役は、そもそも自分がコーエン兄弟監督から、もう16年も前に出演依頼を受けたものだった…という逸話を語ってくれています…!!
Trailer : Suburbicon
その2001年の前年に、ジョージ・クルーニーは「オー・ブラザー」に主演していますから、本来ならば、それに続くコーエン兄弟監督とのコンビ作になっていたかもしれなかったシナリオを、当初の主演俳優だったジョージ・クルーニーが監督をして、ついに世に送り出してくれた「サバービコン」の予告編です…!!
ジョージ・クルーニーにとっては、2014年公開の「モニュメンツ・メン」以来となる監督作の「サバービコン」は、その前作や、「オーシャンズ」シリーズなどで組んだ間柄の親友マット・デイモンを主演に据えて、1959年のとある典型的な郊外の住宅街を舞台としています。
妻が死ぬことになったらしい家宅侵入事件をキッカケにして、それまで見かけ上は平凡だったマット・デイモンの人生が狂っていく様を描いた「サバービコン」について、ジョージ・クルーニー監督は、自分も出演した「バーン・アフター・リーディング」(2008年)や、現在はTVシリーズとして知られる「ファーゴ」(1996年)に相通ずる作品と語ってくれていますから、本来はどうってことのない小市民の人物が、ふとした弾みに誤った選択をしてしまい、それが良からぬ方向へと雪崩れ込むことに…!!という、いかにも、コーエン兄弟監督らしいブラックなコメディが展開する皮肉なストーリーとなっているようですが…、
ジョージ・クルーニー監督が出演を依頼されたオリジナルの脚本は、80年代を舞台にして、どちらかと言えば、コメディ色が強い内容だったそうです。しかし、それを今、映画化するにあたっては、人々が様々に怒りを抱えている現在の社会情勢を反映したい…といった意向から、笑いの要素を減らし、怒りの強い感情をより打ち出すために時代設定を変えたそうです。世の中が好景気で浮かれていた80年代と、不満や怒りの感情は、ややミスマッチ…と判断されたのかもしれませんね。
ジョージ・クルーニーがプロデューサーとして、トッド・ヘインズ監督を起用し、計4部門でアカデミー賞にノミネートされた「ファー・フロム・ヘヴン」(2002年)の主演女優ジュリアン・ムーアにも加わってもらった「サバービコン」は、今秋10月27日から全米公開!!、コーエン兄弟監督のシナリオによる作品だけに、配給のパラマウント映画は、オスカー狙いを視野に入れた映画賞レース真っ只中の封切り日を設定したみたいですが、さて、どういった評価を与えられることになるのか…?!、CIA リーダーのみなさんは、ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、コーエン兄弟監督らがチームを組んだ「サバービコン」の予告編をご覧になって、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!