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The Shape of Water : ギレルモ・デル・トロ監督が冷戦下の極秘研究所を舞台にして、話すことができない孤独な女性と半魚人との恋を描いたダーク・ファンタジー映画の新作「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」の美しくも、スリリングな予告編を初公開 ! !



言葉を話すことができなくても、心を通わせることはできる…というギレルモ・デル・トロ監督らしいモンスターへの愛情が窺える最新作です!!


ファンが待ち望んでいた大怪獣 VS.巨大ロボットの続篇「パシフィック・リム : メイルストロム」は、どうして実現しなかったのか?!、その理由として、ギレルモ・デル・トロ監督がどうしても、どうしても作りたいと本人が願ってしまった “ 小品 ” の「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」の予告編を、製作・配給の FOX サーチライトが初公開してくれました…!!

Trailer : The Shape of Water



1963年の冷戦下のアメリカに、とある極秘研究所がありました…という設定からして、ギレルモ・デル・トロ監督のファンがワクワクしてしまいそうなオタク・ファンタジーのおとぎ話と言える “ 小品 ” の予告編は、初公開にしては、やや観せ過ぎ…といった感じがしないでもないため、もはや、お話の説明は野暮かもしれませんが、イギリス映画界を代表する女優のサリー・ホーキンスが演じる主人公のイライザは耳こそ聞こえるものの、言葉を話すことができないため、おひとり様の人生を過ごしている孤独な女性…。しかし、そんな彼女の境遇が秘密厳守の職場にはふさわしい…と見込まれたのか、イライザは政府の極秘研究施設の用務員に採用される…


…といった発端から、実は政府がひた隠しにしていたアマゾンの半魚人の存在を知ったイライザは、ひとりぼっちで狭い水槽に閉じ込められているモンスターの内面に自分と相通じるものを感じとったのか、次第に心を通わせて、いつしか、言葉のいらない者同士の恋に落ちいることに…。

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ゴジラ・シネマティック・ユニバースでは、ケン・ワタナベの右腕として、巨大モンスターを研究する立場のサリー・ホーキンスは、セリフが持つ言葉の力に頼ることなく、半魚人のクリーチャーと意思を疎通する…という大変に難しい役どころを、どうやら、自分のものにしてしまったらしい…という強い説得力が、わずか2分半の予告編からだけでも窺えますが、ドラメディ映画の名作「ハッピー・ゴー・ラッキー」(2008年)をご覧になった映画通の方は、彼女がただ、そこにいるだけで観客を幸せにすることができるようなチャーミングな魅力の持ち主であることを知っているはずですから、このギレルモ・デル・トロ監督のキャスティングの絶妙には大きく、頷かれたのではないかと思います…!!


また、サリー・ホーキンスの主人公と同様に、やはり、言葉を抜きに…どころか、アマゾンの半魚人だけに、もっと厄介な条件を背負わされて、ラブ・ストーリーを演じる…という困難極まりない役どころに挑戦をしてくれたのは、ギレルモ・デル・トロ監督のよき相棒の常連として、すでに「ヘルボーイ」シリーズで半魚人を演じた実績のあるダグ・ジョーンズですから、きっと見事に役割りを果してくれているはずですが、ギレルモ・デル・トロ・マニアの方としては、えッ?!、もしかして、この極秘研究所は、あの BRPD =超常現象調査防衛局の施設であり、半魚人はダグ・ジョーンズだけに、エイブ・サピエンさんにつながる存在なの?!などと、思いがけず、ギレルモ・デル・トロ・シネマティック・ユニバース??みたいな空想がひろがって、にんまりしつつ、うれしくなってしまったかも…?!


そして、サリー・ホーキンスのイライザと半魚人との心が結びついた末に、ふたりが思い切った行動を起こしてしまうらしいことで、事態がスリリングに展開していく波乱を、予告編はほのめかしてくれていますから、まさにギレルモ・デル・トロ・ワールドがフルスロットル!!みたいな予感さえする「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」は、どうして、「パシフィック・リム : メイルストロム」を止めてまでして作る価値のある “ 小品 ” なのか?!、ついに納得できたように思われますが、CIA リーダーのみなさんはギレルモ・デル・トロ監督の最新作の予告編を目にして、どのような印象の感想をお持ちになられたでしょう…?!

ただし、言葉を話すことができない…という孤独な中年女性が主人公のヒロインであるばかりか、半魚人との恋??なんて奇想天外なストーリーに対して、世間がどこまで関心を抱いてくれるのか…?!、興行的には苦戦しそうだな…と予感させてくれている点においても、いかにもギレルモ・デル・トロ監督らしい…


と、ファンは苦笑してしまうかもしれない「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」は、北米で年末の12月8日から限定公開で封切り!!、共演者の顔ぶれは…、言葉を話せないイライザに同情し、寄り添ってくれるらしい同僚のゼルダを演じているオスカー女優のオクタヴィア・スペンサー(「ヒドゥン・フィギュアズ」2016年)をはじめ、「マン・オブ・スティール」(2013年)のゾッド将軍のマイケル・シャノン、「ドクター・ストレンジ」(2016年)のマイケル・スタールバーグ、クロエ・モレッツちゃん主演の「イフ・アイ・ステイ」 (2014年)に出演していたローレン・リー・スミス、クロエ・モレッツちゃんが美少女ヴァンパイアを演じたホラー映画の名作「レット・ミー・イン」(2010年)のリチャード・ジェンキンスです。なお、音楽を手がけてくれたのは、アレクサンドル・デスプラですから、サリー・ホーキンスとしては、「ゴジラ」の作曲家と再び…ということになりますね…!!


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