Box Office : 7月14日～16日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第7位

どんな願いも叶える魔性のオルゴールをテーマにして、ジョーイ・キングちゃんが主演したホラー映画「ウィッシュ・アポン」の願いが叶わず、ガッカリの下位デビューながら、配給のブロード・グリーンの実績からして、やむを得ないかもしれない必然の結果 ? !

第7位 (初) 「ウィッシュ・アポン」(1,200万ドル)

$5,586,748−(2,250館/$2,483)−$5,586,748

Trailer : Wish Upon



★RT支持率は評論家 20 % , 観客 37 % / Metacritic スコア 30 / 出口調査の CinemaScore C

映画の製作と企画への出資、そして、配給を業務とし、2014年に立ち上げられた新しい会社のブロード・グリーン・ピクチャーズが、ジョーイ・キングちゃんを主演に起用して、製作・配給に取り組んだホラー映画「ウィッシュ・アポン」を全米で封切った結果のオープニング成績は、残念ながら、わずか559万ドルの不入りというガッカリの沈没でした…。

過去の出演作のうち、ホラーのジャンルにおいては、オープニング成績が約4,186万ドルの大ヒットだった「ザ・カンジュアリング」（2013年）という誇らしい実績もあるジョーイにとって、せっかくの主演作が沈没なのは、とても、かわいそうなのですが、しかし、ワーナー・ブラザースのメジャー作品と、新興の会社の作品とを比較するのは、そもそも無理がありそうな感じです…。

しかし、そのジェームズ・ワン監督の「ザ・カンジュアリング」の製作費は安価な約2,000万ドルでしたから、同傑作ホラーを撮影したカメラマンのジョン・レオネッティを監督に起用し、約1,200万ドルの製作費を託したブロード・グリーン・ピクチャーズとしては、せめて1,000万ドル前後は稼いでほしかったのではないでしょうか…？！、とは言え、同社が…、

これまで独自に封切った計16本の作品のうち、全米公開映画は「ウィッシュ・アポン」を入れて、4本しかありません。その4本のうちで最も上映規模が大きかったのが、昨2016年の秋公開の「バッド・サンタ 2」の約2,920館であり、ジョーイの主演作は、それに次ぐ2番めの規模の約2,250館で上映されています。で、「バッド・サンタ 2」の結果はどうだったのか？！と言うと、やっぱり、約618万ドルの沈没でした…。


また、ブロード・グリーン・ピクチャーズが封切った作品のうち、最も封切りヒットをしたのは、名優ロバート・レッドフォードとニック・ノルティがコンビを組んだ「ア・ウォーク・イン・ザ・ウッズ」（2015年）の約825万ドル（1,960館）ですから、そうすると、製作・配給・宣伝を手がけた会社の力量から判断して、ジョーイに対しては、彼女のせいじゃないから、気にしなくてもいいよ…と、やさしく言ってあげても、よいのかもしれませんね…。

B-Roll : 「ウィッシュ・アポン」の撮影風景を紹介したメイキング・ビデオ ! !



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