The Fantastic Voyage : ギレルモ・デル・トロ監督のリメイク版「ミクロの決死圏」の製作を先送りする延期を、20世紀FOXが前向きに決定 ! ! という朗報が伝えられた ! !
来年2018年のお正月の1月に撮影を開始する予定ですよ!!と、今週の火曜日(8月22日)にお伝えをしたばかりのギレルモ・デル・トロ監督のリメイク版「ミクロの決死圏」ですが、仕掛け人をつとめるプロデューサーのジェームズ・キャメロン監督の製作プロダクション、ライトストームと20世紀 FOX の両社が製作を延期することで合意した…という朗報のうれしいニュースを、業界メディア Deadline のマイク・フレミングが伝えてくれました…!!と書けば…、
えッ、製作延期がどうして、うれしいニュースなの?!と当然、疑問を持たれるかと思いますが、20世紀 FOX は、北米で今年末の12月8日に限定公開での封切るギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジー映画の小品「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」の出来栄えに、どうやら、とても感銘を受けて、納得をしたらしく、これならオスカーの有力候補に成り得る!!と踏んだそうです…!!
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よって、本来であれば、この秋から本格的に着手するはずだった「ミクロの決死圏」の製作準備を、来春の2018年3月4日に行われる予定の第90回 アカデミー賞授賞式の終了後に持ち越して、ギレルモ・デル・トロ監督には「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」でのオスカー獲りに向けてのキャンペーンの活動を最優先に行って頂くことになったそうです…!!
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「ヘルボーイ」の旧シリーズの半魚人のエイブ・サピエンさんとして知られるダグ・ジョーンズが演じる半魚人と、「ゴジラ」シリーズのサリー・ホーキンスが演じる言葉を失った孤独な女性との恋を描いた「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」は、先月7月下旬に初公開された予告編から受ける印象だけでも、ズバ抜けた傑作のような手応えでしたが、20世紀 FOX が高額の活動費用を要することになるオスカー獲りのキャンペーンを決めたからには、それだけの追加の出費に値する作品だと言うことに他なりません…ッ!!
このアカデミー賞に向けて動くことになった方針の変更により、「ミクロの決死圏」の撮影は来年2018年の夏から秋頃にかけてのスタートになる見込みだそうですから、恐らく翌2019年の夏か、年末のブロックバスター映画の話題の “ 小品 ” として封切られるはずだったに違いない公開予定は、さらに翌年の2020年中にズレ込む可能性が高そうです…。
そうした「ミクロの決死圏」の製作と公開の延期は、もちろん、残念ではありますが、「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」は、ギレルモ・デル・トロ監督の新しい代表作として、もしかすると複数のオスカー像を狙えるチャンスがある!!と伝えられたのは、同監督とファンにとっては、ひとまず、何よりの朗報ではなかったかと思いますし、「パシフィック・リム 2」をやめて、半魚人の恋を選んだ判断は大正解だったかもしれません…!!
さて、来週水曜日の8月30日に開幕する第74回 ヴェネツィア映画祭から始まるオスカー獲りの賞レースの長丁場を、ギレルモ・デル・トロ監督の半魚人は無事に泳ぎ切って、来春のドルビー・シアターでの授賞式まで、たどり着くことができるのか…?!、今後の展開を楽しみにしておきましょう…!!