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Box Office : 10月27日~10月29日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第6位


マイルズ・テラーとヘイリー・ベネットを主演にして、「帰還兵はなぜ自殺するのか」を映画化したPTSDドラマ「サンキュー・フォー・ユア・サービス」が、高評価に反した残念な初登場第6位 ! !


第6位 (初) 「サンキュー・フォー・ユア・サービス(2,000万ドル)

$3,702,000−(2,054館/$1,802)−$3,702,000

Trailer : Thank You for Your Service


RT支持率は評論家 77 % , 観客 78 % / Metacritic スコア 68 / 出口調査の CinemaScore A-

ピューリッツァー賞まで受賞した実績のあるジャーナリストのデイヴィッド・フィンケルが、2013年に発表した同名のノンフィクションの著書を、「帰還兵はなぜ自殺するのか」と題して、邦訳出版する亜紀書房によれば…、

本書に主に登場するのは、アダム・シューマン、トーソロ・アイアティ、ニック・デニーノ、マイケル・エモリー、ジェームズ・ドスターの五人の兵士とその家族。そのうち一人はすでに戦死し、生き残った四人は重い精神的ストレスを負っている。妻たちは、「戦争に行く前はいい人だったのに、帰還後は別人になっていた」と語る。戦争で何があったのか、どうしてそうなったのか…。
イラク・アフガン戦争から生還した兵士200万のうち、50万人が精神的な傷害を負い、毎年250人超が自殺する。戦争で壊れてしまった男たちとその家族の出口なき苦悩に迫る衝撃のレポート。


…とのことで、アダム役にマイルズ・テラー、トーソロ役にビューラ・コアレ(TVシリーズ「ハワイ5-0」)、マイケル・エモリー役にスコット・ヘイズ(「ヴェノム」2018年10月5日全米公開)を配し、妻たちの役には、「ザ・ガール・オン・ザ・トレイン」(2016年)のヘイリー・ベネット、お笑いのエイミー・シューマーらを起用したユニバーサル映画の「サンキュー・フォー・ユア・サービス」が、レビューで、まずまずの高評価を獲得し、出口調査でも " A- " の手応えだったのに、残念ながら観客動員の数字は伸びず、初登場第6位のガッカリの結果となってしまいました…。


この映画が初メガホンの俳優兼脚本家のジェイソン・ホールとしては、帰還兵の苦悩の実話という同じ重いテーマを扱いながらも、大ヒットになった脚本作「アメリカン・スナイパー」(2014年)の封切りから、もう3年以上が過ぎている…という、ややタイミングを逃してしまったことが、興行で苦戦してしまった一因にあげられそうかもしれませんが、映画監督としての力量には、ひとまず及第点に値する評価を得られたようですから、今後に期待をつなぐことができるデビューだったと結ぶことができそうです。

それにしても、気の毒なのは、先週末に封切られた山火事と戦った消防隊の実話映画「オンリー・ザ・ブレイブ」も高評を博しながら、ヒットしなかったマイルズ・テラーですが、主演作が2週連続で振るわず…と、あたかも空振りを続けてしまったかのような印象が目立つハメになってしまったことで、看板スターとしての集客力に疑問の目が向けられた挙げ句、脇役の存在に降格…と相成ってしまっても仕方がないのかもしれません…。


せめて、コミックヒーロー映画の「ファンタスティック・フォー」(2015年)がヒットしていれば、よかったのですが、「ラ・ラ・ランド」(2016年)の主演が実現しなかったことと言い、ひたすら、ツイていないような感じですね…。


Movie Clip



B-Roll :「サンキュー・フォー・ユア・サービス」のメイキング・ビデオ ! !


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