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Box Office : 11月24日~11月26日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第9位


悪徳映画「ナイトクローラー」のダン・ギルロイ監督が、デンゼル・ワシントンを主演に迎え、弁護士の倫理を描いた「ローマン・J・イスラエル, エスクワイア」が期待を上まわる成績を売り上げて、BEST10圏内に浮上 ! !


第9位 (37) 「ローマン・J・イスラエル, エスクワイア(2,200万ドル)

$4,515,000−(1,669館/$2,705)−$6,274,277

RT支持率は評論家 54 % , 観客 69 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore B

「ローマン・J・イスラエル, エスクワイア」というタイトルの " ローマン・J・イスラエル " は、ひとの名前だろうと察せられるものの、最後についてる " エスクワイア " は何ですか?!という方のために、アッサリと日本語に訳すと " 弁護士殿 " です。

よって、" エスクワイア " がついてることから、弁護士が主人公の法律の映画か…、ちょっと難しそうかも…と思われてしまいそうな名優デンゼル・ワシントン主演のソニー作品が、先週のたった4館だけの封切りから、いきなり、1,669館の拡大公開に踏み切ったものの、BEST10入りは難しいか?!と予想されていましたが、どうにか第9位にランクインすることができました…!!


次の新しいバットマンの候補?!として、名前が浮上しているジェイク・ジレンホールが演技力を発揮した監督デビューの前作「ナイトクローラー」(2014年)では、報道のジャーナリズムの世界を舞台にして、モラルをテーマにしていたダン・ギルロイ監督が披露してくれた待望の第2作めは…、

Trailer : Roman J. Israel, Esq.


弁護士は正義を目指す人助けこそが本分の務めか?!、とは言え、職業として現実に生計を成り立てるには、お金が必要…というジレンマを採りあげ、法律の世界を舞台にして、同じくモラルをテーマにした作品となっています。

そのように「ナイトクローラー」と相通じる部分のある「ローマン・J・イスラエル, エスクワイア」ですが、しかし、前作のジェイク・ジレンホールは、金のためなら何だってやる!!という性悪説の人物だったのに対して、デンゼル・ワシントンが演じる主人公のローマンは有能ながら、理想家肌のやや不器用な弁護士といった設定だけに、正反対の性善説の人物として見なすことができそうです。

そうしたローマン弁護士殿は、自分の欠点を補ってくれる師匠の弁護士と組んで、仕事をしていたのですが、その頼りのパートナーが突然、心臓発作を起こしたことから、世渡り下手の自分が事務所を切り盛りしなければならないハメにとなり、ついには職を失うことに…。


…といった経緯から、お金に困ってしまったローマンは、依頼人に法外な弁護料をふっかけるやり手のコリン・ファレル扮するジョージの仕事を手伝うことになるのですが、高額の報酬と引き換えに、ローマンは自分が持っている情報を漏えいするという弁護士として、あるまじき行為を犯してしまう…。


「ナイトクローラー」の高評価の実績と名優デンゼル・ワシントンの主演だけに期待の高かった「ローマン・J・イスラエル, エスクワイア」ですが、しかし、ジェイク・ジレンホールが演じた信じがたい悪徳の人間性に比べると、世渡り下手の善人というのは、ともすると単に平凡な普通の人になってしまいますから、不器用な人が上手く立ち回ろうとして、失敗するなんて、世間によくある話として、前作ほどの魅力は欠いてしまった第2作めは感傷的な出来栄えの期待ハズレと評され、すでに映画賞レースからは脱落し、オスカーに絡むのはとうてい、無理だろう…と考えられています。しかしながら…、


デンゼル・ワシントンの演技力は常に目を見張るものがあるとも評されていますから、予想以上に集客ができたのも、名優の人気のおかげでは…?!と理解できそうです。なので、デンゼル・ワシントンのファンの方には楽しめる作品なのかもしれません。共演者としては、やはり、弁護士の職業倫理に悩んでしまうヒロインのマヤを、「エイリアン : コブナント」(2017年)のカルメン・イジョゴが演じています!!

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