Box Office : 12月22日~12月24日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第3位
人気の歌うコメディ映画トリロジーを締めくくる完結編「ピッチ・パーフェクト 3」が、前作から大きく数字を落とし、パーフェクトとは言えない成績ながらも、大健闘の初登場第3位のフィナーレ ! !
第3位 (初) 「ピッチ・パーフェクト 3」(4,500万ドル)
$20,451,000−(3,447館/$5,933)−$20,451,000
Trailer : Pitch Perfect 3
★RT支持率は評論家 29 % , 観客 53 % / Metacritic スコア 40 / 出口調査の CinemaScore A-
「ステップ・アップ・オール・イン」(2014年)のトリッシュ・シー監督を起用し、人気ミュージカル・コメディ「ピッチ・パーフェクト」シリーズの完結編となる第3弾を封切ったユニバーサル映画が売り上げられたオープニング成績は約2,045万ドルでした!!
小品だけに小規模な公開からスタートした第1作め(2012年)が好評を博して、拡大公開に臨んだ時の封切り成績は余裕で上まわったものの、前作の第2弾(2015年)が叩きだした7,000万ドルに近いスゴい数字と比べると、大きく見劣りのする結果となっています…。
ベラズ・トリロジー前2作の興行成績
「ピッチ・パーフェクト 2」 1億8,430万ドル / オープニング成績は 6,922万ドル(3,473館)
「ピッチ・パーフェクト」 6,500万ドル / 全米公開時のオープニング成績は 1,485万ドル(2,770館)
しかしながら、主に女性をターゲットにしてることから、観客層が違うとは言え、「スター・ウォーズ」や、「ジュマンジ」などを敵に回した激戦のクリスマス興業において、とにもかくにも、2,000万ドル台に数字を乗せられたことは高く評価されても、よさそうです!!
よって、前作の実績=約1億8,430万ドルを踏まえると、ユニバーサル映画が、「スター・ウォーズ」に立ち向かおうとする強気に打って出たのも理解できますが、むしろ、強力すぎるライバル作品は当り前のように避けて、別のタイミングに封切っていれば、もっとヒットしたのでは…?!という指摘もできそうです。
ただし、第1作めが絶賛だったことは、今さら言うまでもないものの、第2作めも映画の格付け サイト Rotten Tomatoes で、65%の支持率を与えられるなど、まずまずの一定の評価を得られていたのに対して、第3作めは蛇足の失敗作に位置づけられていますから、集客を維持して、この先の数字を伸ばすことは難しそうです…。
大学を卒業し、社会人として現実の人生に踏み込んではみたものの、理想とは裏腹のパッとしない毎日を過ごしている登場人物たちが、あの輝きに満ちて、楽しかった学生時代の日々をもう一度…!!と願ったのと同様に、あの大儲けをもう一度…!!と、作り手たちは願ったのかもしれませんが、シリーズを愛するファンの方としては、無理に後ろ髪を引くのはやめておいてくれた方がよかったのかもしれません…?!
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Movie Clip : Riff-Off
B-Roll :「ピッチ・パーフェクト 3」の撮影風景のメイキング・ビデオ ! !
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