Box Office : 3月30日～4月1日の全米映画ボックスオフィスTOP5 ! !

タイラー・ペリー監督が、タラジ・P・ヘンソンを主演に起用したサイコ・スリラー「アクリモニー」が、パッとしない成績の初登場第2位 ! !、先週首位の「パシフィック・リム・アップライジング」が、公開2週めにして、早くも第5位まで、一気に転落 ! !

＊各数字は、週末成績－(公開館数/平均売上げ)－トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST10にランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「レディ・プレイヤー・ワン」は、下 ↓ のリンク先をご覧ください！！

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第2位 (初) 「アクリモニー」(2,000万ドル)

$17,100,000−(2,006館/$8,524)−$17,100,000

Trailer : Acrimony

★RT支持率は評論家 28 % , 観客 50 % / Metacritic スコア 33 / 出口調査の CinemaScore A-

若かりし頃に恋に落ちた理想の男性との幸せな結婚生活を夢見ていたタラジ・P・ヘンソン扮する主人公のメリンダだったが、「Saw」シリーズのリリク・ベントが演じる夫のロバートの失敗によって、実家の不動産を失うハメとなり、離婚に踏み切ることに…。ところが、そんな自分に大きな痛手を与えた夫が…、

あろうことか、離婚するや否や、元ミスUSAのクリストル・スチュワートが起用された裕福な美女ダイアナとの婚約を果たし、むしろ、自分と別れたことで、逆に幸せになりそうなことを知ったメリンダは、ロバートに対して、怒りを募らせる…！！

…といったベタなお話だけに、特に注目もされなかったサイコ・スリラーの「アクリモニー（とげとげしい、辛辣などの意味）」を封切ったライオンズゲートが得たオープニング成績は約1,700万ドルでした！！

女装の主演作「マデア」シリーズで人気のタイラー・ペリーの監督作品としては、2,000万ドルを超えなかっただけに、ややガッカリの数字となっていますが、タラジ・P・ヘンソンが主演という他には、とりたてて、見どころのない作品でも、封切り成績としての体裁を維持した約1,700万ドルを集められたのは、主にアフリカ系の観客のタイラー・ペリーに対する支持の厚さでしょうから、製作費が約2,000万ドルと安価なことも踏まえると、ライオンズゲートとしては、無難なビジネスができた結果だと言えそうです…！！

上 ↑ は、若い頃のハッピーな恋愛の風景！！、そして、下 ↓ は、その18年後の成れの果て？！の結婚の現実…といった落差の " ビフォー・アフター " となっています！！、とげとげしい辛辣ですね！！

第3位 (2) 「ブラック・パンサー」(2億ドル)

$11,263,000−(2,988館/$3,769)−$650,699,634

★RT支持率は評論家 46 % , 観客 58 % / Metacritic スコア 44 / 出口調査の CinemaScore B

「ブラック・パンサー」の連覇をとめて、先週初登場第1位のデビューを飾った「パシフィック・リム・アップライジング」は、約67%の集客を失って、第5位まで一気に転落という事態になってしまいました…。

公開2週めの売り上げが、もう1,000万ドルを切ってしまっただけに、第1作め（2013年）が辛うじて果たせた1億ドル超えは、もはや無理の沈没と見なされても仕方がないように思われます。なお、ギレルモ・デル・トロ監督の前作の2週めの売り上げは約1,600万ドルでした！！