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Papillon : スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンが共演した不朽の名作が描き切った凄絶な脱獄の実話を、「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナム主演で再映画化した新しい「パピヨン」の予告編を初公開 ! !



「サンズ・オブ・アナーキー」のジャックスと「Mr. ロボット」のエリオットという共にTVシリーズで人気のキャストの共演で蘇った「パピヨン」です!!


Trailer : Papillon


ハリウッド版「攻殻機動隊」(2017年)のピルー・アスベックが主演をつとめ、刑務所を舞台にして、過酷な獄中でサバイバルをする主人公が相棒を得ることになる監獄映画の「R」(2010年)のメガホンを共同でとったことにより、デビューをしたデンマーク映画界のマイケル・ノエル監督が…、


…と書けば、何となく起用された意図がわかるような感じですが、1973年公開の同名の傑作映画と同じ実話をあらためて、再映画化した新しい「パピヨン」の予告編です…!!

リメイク映画トリロジーも高評価された「猿の惑星」のオリジナル映画(1968年)のほか、「パットン大戦車軍団」(1970年)でのオスカー制覇、そして、のちにはアイラ・レヴィン原作のカルト作「ブラジルから来た少年」(1978年)を作ったことなどで、映画通の方には絶大に支持されている故フランクリン・J・シャフナー監督が、永遠のクールの故スティーブ・マックイーンと演技派の名優ダスティン・ホフマンを起用した不朽の名作をリメイクするなんて無謀だ…、また必要のないリメイク映画が作られてしまった…と嘆いてしまう映画ファンの方もきっと、いらっしゃるかと思いますが…、

1973年公開の「パピヨン」の予告編 ! !


そうした方々の期待に応じて?!、新しい「パピヨン」は残念ながら、昨2017年開催のカナダ・トロント国際映画祭のプレミア上映で、ダメダメの “ D ” クラスの評価を食らってしまっています…。


しかしながら、スティーブ・マックイーンの役をつとめたチャーリー・ハナムと、ダスティン・ホフマンの役を担当したフレディ・マーキュリーじゃなくて、ラミ・マレック(「ボヘミアン・ラプソディ」11月2日全米公開)は、どちらも魅力的な演技者ですし、もう半世紀近い約45年も前に封切られたクラシック映画にも再び注目が寄せられるという意味においては、このリメイク映画も価値のあるものではないかと思われます…!!


リメイク映画と書くのがわかりやすいので、そう書いていますが、厳密には故アンリ・シャリエールが自ら体験した囚人としての熾烈な日々と、そこからの脱出を描いた同名小説(1969年出版)の再映画化という言い方の方が正しい新しい「パピヨン」の脚本を執筆したのは、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ジレンホールが共演した「プリズナーズ」(2013年)で知られるアーロン・グジコウスキです。


1973年公開版の脚本を手がけたのは、エルたんも出演した伝記映画「トランボ」(2015年)では、ブライアン・クランストンが演じた伝説的な名脚本家のダルトン・トランボ(「ローマの休日」 1953年)でしたから、やっぱり、あらためて、脚本化するのは果敢な挑戦となっています…!!


「パピヨン」ほど有名な映画のあらすじを今さら書く必要はないかもしれませんが、もしかするとオリジナル映画をご存知ではない方のために、河出文庫の邦訳小説の紹介を引用しておくと…、


「被告を無期懲役の刑に処する」―無実の殺人罪を問われた25歳のパピヨンは、このとき脱獄を心に誓った。脱獄して、自分を罪に落とし入れたやつらに復讐するのだ…。仏領ギアナの流刑地に送られたパピヨンは、寝ても覚めても脱走を考えた。その機会は意外に早くおとずれた。流刑地に来て37日目に、彼は仲間2人とともに、小さなカヌーで、自由を求めて海にのりだした…。


11ヵ月にわたる逃亡生活はみじめにも終りを告げ、パピヨンはふたたび仏領ギアナの徒刑場に送られた。脱走罪による2年の重禁錮刑。孤島に設けられた、牢獄のなかのもう一つの牢獄、〈人食い牢〉と呼ばれ恐れられている苛酷な独房。パピヨンは耐え、2年後出所する。脱走への意欲はいささかも衰えていない。だが、4ヵ月かかって準備した次の脱走計画は未遂に終り、またもや重禁錮監獄に…。


パピヨン、35歳。度重なる挫折の後、かつてのドレフュスの流刑地、悪魔島に送られた彼は、9回目の脱走を試みる。ココ椰子の実をつめた袋に身を托し、海に飛び込むのだ。7つ目ごと押し寄せる大波が引いていく時、この袋を沖合遥かまで運んでくれる。あとは潮と風まかせ。数日間の漂流で、大陸沿岸のどこかにたどりつけるだろう。一か八かの賭けに見えたが、彼には成算があった。


…とのことで、共演者として、「ブリッジ・オブ・スパイズ」(2015年)のイヴ・ヒューソン、リメイク版「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年)のヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン、「アトミック・ブロンド」(2017年)のローランド・ムーラー、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.2」(2017年)のトミー・フラナガンらが出演している新しい「パピヨン」は、北米ではブリーカー・ストリートの配給により、今夏8月24日に封切りの予定となっています…!!


さて、CIA リーダーのみなさんは、新旧の「パピヨン」の予告編を観比べてみて、どのような感想のご意見をお持ちになられたでしょう…?!



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