Bond 25 : ダニエル・クレイグ主演の「007」シリーズ最新作「ボンド25」が暗礁に乗り上げた ! !、ダニー・ボイル監督が、まさかの降板 ! !
即座に後任の監督が決まれば、よいのですが、でなければ、来年2019年に予定している封切りはもう延期しかない絶望的な状況におちいりました!!
撮影開始のクランクインを約3ヶ月先の12月初めに予定している「ボンド 25」から、ダニー・ボイル監督が降板してしまったことを、「007」シリーズの女将のバーバラ・ブロッコリと兄のプロデューサー、マイケル・G・ウィルソン、そして、主演のダニエル・クレイグの3名が名前を連ねて、電撃発表しました…!!
2012年のロンドン・オリンピック開会式の演出を託されたダニー・ボイル監督が、その催しのひとコマとして、ダニエル・クレイグ主演の「007」のショート・フィルムを手がけたことをキッカケに、ひょうたんからコマのように成立した「ボンド 25」への登板でしたが、それが結局、実現しないハメになった理由としては…、
来年2019年10月25日に世界最速のイギリス公開を予定している「ボンド25」を作りながら、同じく来年2019年9月13日の全米公開が決まっている題名未定のリリー・ジェームズ、エド・シーラン、アナ・デ・アルマスら出演のミュージカル映画を同時進行で完成させる…というダニー・ボイル監督のスケジュールには、やはり、問題があったのではなくて、こうした降板劇では毎度おなじみの “ 創造性の違い ” という言い方が持ち出され、同監督が自ら決めた意志により、降板したらしいことがほのめかされています。
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果たして、“ 創造性の違い ” という言葉の背景に、どんなトラブルがあったのか?!は、いずれ将来、明らかになる日がやって来るのかもしれませんが、現時点では、監督の創造性よりも、家業として引き継いだ「007」のブランドを守らなければならない女将のバーバラ・ブロッコリの意向の方が、ともすれば勝ってしまうこともある “ シリーズ ” だけに、ダニー・ボイル監督が自分の望んでいたオリジナルなヴィジョンを実現できないとあきらめたのか…?!などと憶測してみるしかありません…。しかし、それよりも…、
ダニエル・クレイグのボンドにとって、最後の任務になるはずの「ボンド 25」に大きな期待を寄せているファンの方としては、今後の成り行きの方が、むしろ気になるかと思いますが、後任の監督の見通しとしては、あくまでも噂にしか過ぎないと前置いたうえで、Variety のジャスティン・クロールが、「ミッション : インポッシブル - フォールアウト」 が各国で大ヒット中のクリストファー・マッカリー監督の名前をあげているものの、実際のところ、女将のバーバラたちがどんな善後策を考えているのか?!は、まったく、わかりません…。
Take this with a grain of salt but a name already being floated as a replacement is McQuarrie. This is just a rumor and has no clout behind it but is an obvious choice following FALLOUT. Not sure if he would be up for it since he has said he wants to do original material
— Justin Kroll (@krolljvar) 2018年8月21日
ダニー・ボイル監督の降板に伴って、同監督と相棒の脚本家ジョン・ホッジが共同で執筆したシナリオまで没になるのか?!、同シナリオが浮上してきたことから、没になってしまった「007」シリーズのベテランの脚本家コンビ、ニール・パーヴィスとロバート・ウェイドらが執筆したシナリオが復活して、あらためて使われるのか…?!、それともイチから新しいストーリーを練り直すのか…?!
仮りに今から新しいストーリーを練るのであれば、来年2019年11月8日に予定している全米公開に間に合わせるのは、もはや確実に無理でしょうから、今年末12月のクランクインを絶対視するなら、現在ある2つの脚本のどちらかを採用して、素早く後任の監督を見つけるしかないわけですが、当初に起用を予定していたヤン・ドマンジュ監督(「’71」2014年)はもう、HBO のテレビシリーズ「ラヴクラフト・カントリー」の撮影に入っていますし、デニス・ヴィルヌーヴ監督(「ブレードランナー 2049」2017年)は、フランク・ハーバート原作のSF大作「デューン」の準備を進めています…。
となると、その他に候補にあげられていたデヴィッド・マッケンジー監督(「アウトロー・キング」今秋11月9日 Netflix 配信)にお願いをするのか?!、あるいは、ひょっとして、ダニエル・クレイグ主演の第1作め「カジノ・ロワイヤル」(2006年)を手がけたマーティン・キャンベル監督を担ぎ出し、ブックエンドのように最初と最後を同じ監督にするのか…?!
ダニエル・クレイグとしては、最後の「007」映画になる「ボンド 25」だけに妥協はしたくないでしょうから、思い切って、公開延期を選ぶ可能性も高そうですが、いったい、新監督には誰が起用されることになるのか…?!、期待を寄せながら、続報を待つことにしましょう…!!