Suspiria : ダコタ・ジョンソンとクロエ・モレッツちゃん共演のリメイク版「サスペリア」が、ダリオ・アルジェント監督のオリジナル映画「3人の母」トリロジーの魔女の不吉な存在をほのめかした新しい予告編 ! !

オリジナルの「サスペリア」は、「インフェルノ」を経て、完結編の「ザ・マザー・オブ・ティアーズ」へと続くトリロジーの第1作めでした！！


Trailer : Suspiria

「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム」（2017年）が絶賛を博したルカ・ グァダニーノ監督が、アラン・ドロン主演の「太陽が知っている」（1969年）をリメイクした「ア・ビガー・スプラッシュ」（2015年）で組んだ間柄のダコタ・ジョンソンを主演に起用して、天才ホラー女優のイニッド・クリシンスキー（クロエ・モレッツちゃん）を共演者に迎えた「サスペリア」の新しい予告編を、配給の Amazon が披露してくれました…！！

もう3ヶ月近く前の6月はじめに初公開された最初の約80秒の予告編は、鮮烈なイメージの断片を散りばめながら、不気味な雰囲気を伝えることが、まず主な目的のような作り込みになっていましたが、上 ↑ の新しい予告編は…、

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初めに完璧なものを与えてくれた「彼女」が、私の中に入りたいと望んだ…などと、まるで恍惚のトランス状態におちいったかのようなパット・ヒングル＝イニッド・クリシンスキー（クロエ・モレッツちゃん）を登場させて、謎めいた「彼女」の存在を印象づけたあと、ダコタ・ジョンソンが演じる主人公のアメリカ人のバレリーナ、スージーが学ぶことになったドイツの名高いダンス・アカデミーで相次ぐ不吉な超常現象と、同校に秘められた暗黒の歴史をほのめかし…、

ダンスの先生のマダム・ブラン役のティルダ・スウィントン（↓写真）が特殊メイクによって、老いた男性になり切って、演じている一人二役では…？！とウワサされている心理学者のジョゼフ・クレンペラー博士が、どうやら、ミステリーの謎解きに迫っていくらしい展開を紹介し、新しい「サスペリア」の物語の真相に、やや踏み込んだものとなっています…！！

そして、冒頭でふれたように、ルカ・ グァダニーノ監督にとっては、イタリア映画界での大先輩にあたるホラー・マスターのダリオ・アルジェント監督のオリジナル映画「サスペリア」（1977年）は、実は単独の映画ではなく、1980年公開の「インフェルノ」、そして、ひとまず完結編に位置づけられている2007年公開の「ザ・マザー・オブ・ティアーズ」へと続く「3人の母」トリロジーとして、11世紀の昔に端を発する魔女の存在をテーマにしたシリーズの第1作めだったわけですが…、

その「3人の母」の存在は、最初の予告編においても、大写しにされたノートの記述に読みとることが出来ていたものの、新しい予告編では、さらにセリフによって強調されていますから…、

オリジナル映画の「サスペリア」が、約1時間38分の上映時間なのに、リメイク版は実に1時間に近い約52分間も長い約2時間32分の長尺になってしまった理由というのは、ひょっとすると、「インフェルノ」と「ザ・マザー・オブ・ティアーズ」の要素まで含めて、「3人の母」トリロジーが描いた魔女の物語を網羅しようとしたからでしょうか…？！

下 ↓ は、新しい予告編とあわせて、披露された「サスペリア」のキャラクター・ポスターです…！！

上 ↑ は、青春LGBTQIA映画「ザ・ミスエデュケイション・オブ・キャメロン・ポスト」（北米公開中）が好評のキャメロンが、得意のホラー映画のジャンルに戻って演じてくれたパトリシア・ヒングル、下 ↓ は、主人公のスージー（ダコタ・ジョンソン）が、ドイツのダンス・アカデミーで知り合うことになる友人のサラ役のミア・ゴス（「ニンフォマニアック」2013年）です！！

上 ↑ は、ポール・バーホーベン監督の「スペッターズ」（1980年）などに出演し、同監督のお気に入り女優として、国際的に知られ、地元のオランダでは、80年代のセックス・シンボル的存在だったらしいレネ・ソーテンダイク。

下 ↓ は、クロエ・モレッツちゃんとは「クラウズ・オブ・シルス・マリア」（2014年）でも共演した間柄のドイツの女優のアンゲラ・ヴィンクラーです！！

そして、最後は主人公のスージーのダコタ・ジョンソンです！！、新しい「サスペリア」は、北米では今秋10月26日から公開！！、CIA リーダーのみなさんは、新しい予告編をご覧になって、どのような期待の感想をお持ちになられたでしょう…？！

© Amazon Studios