SAG Awards : 第91回アカデミー賞の男女優賞の発表も同然の全米映画俳優組合の第25回SAG賞が決定 ! !、マーベルのヒーロー映画「ブラック・パンサー」が、最優秀作品賞にあたる頂点の栄冠に選ばれた ! !
第91回アカデミー賞の最優秀作品賞の候補にあげられた「ブラック・パンサー」が、現実にオスカーを持ち帰る可能性への期待が芽生えました!!
★最優秀作品賞にあたるアウトスタンディング・パフォーマンス・バイ・ア・キャスト賞
「ブラック・パンサー」 (Marvel Studios)
現地ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムでは今日の日曜日(1月27日)に、全米映画俳優組合の第25回 SAG賞の授賞式が行われ、最優秀作品賞にあたるアウトスタンディング・パフォーマンス・バイ・ア・キャスト賞に選ばれたマーベルのコミックヒーロー映画の大ヒット作「ブラック・パンサー」が同時に、ア・スタント・アンサンブル賞をも獲得し、2冠の勝利を飾りました…!!
オスカーの重要な前哨戦となる各分野の映画組合が選考する、いわゆるギルド賞のうち、最優秀作品賞に最も近いPGA賞に選ばれた「グリーン・ブック」を阻み、「ブラック・パンサー」が受賞したことで、言わば、1対1のイーブンのような格好になったことを踏まえると、今週末の2月2日(土)に発表が控えている全米監督協会の第71回 DGA賞の結果に大きな注目が寄せられることになりそうです…!!、映画賞レースの進展をお楽しみに…!!
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★アクションの演技が最も秀でていたア・スタント・アンサンブル賞
「ブラック・パンサー」 (Marvel Studios)
Photo Credit: © Disney / Marvel Studios. All Rights Reserved.
栄えある受賞をよろこぶ「ブラック・パンサー」のキャストのみなさんです…!!
主演と助演の男女の各賞は、それぞれ以下 ↓ のような結果となりました…!!
★最優秀主演女優賞
グレン・クローズ – 「ザ・ワイフ」 (Sony Pictures Classics)
Photo Credit: © Sony Pictures Classics. All Rights Reserved.
「危険な情事」が社会現象とも言える大ヒットになったのは、1987年でしたから、もう32年も前のことです…と振り返ると、本当に息の長い活躍を続けているベテランの大女優が、ついにオスカー像を手にする日がやって来るのかもしれません!!、1983年公開の「ガープの世界」での最優秀助演女優賞のノミネートを皮切りにして、過去に計6回も候補にあげられながら、一度も勝利することができず、無冠の女王の座に甘んじてきたグレン・クローズが、7回めの挑戦にして、ようやく、オスカー女優と呼ばれることになるのか?!、悲願達成に王手を賭けた受賞です…!!
惜しくも受賞を逃した候補は…
エミリー・ブラント – 「メリー・ポピンズ・リターンズ」 (Walt Disney Studios Motion Pictures)
オリヴィア・コールマン – 「ザ・フェイバリット」 (Fox Searchlight Pictures)
レディー・ガガ – 「スター誕生」 (Warner Bros. Pictures)
メリッサ・マッカーシー – 「キャン・ユー・エヴァー・フォアギブ・ミー」 (Fox Searchlight Pictures)
★最優秀主演男優賞
ラミ・マレック – 「ボヘミアン・ラプソディ」 (20th Century Fox)
Photo Credit: © 20th Century Fox. All Rights Reserved.
アカデミー賞は、SAG賞とは違って、オスカー常連の名優デンゼル・ワシントンの息子を候補に選ばず、「アット・エターニティ'ズ・ゲート」のゴッホ=ウィレム・デフォーをノミネートしましたから、ラミ・マレックが必ずしも、オスカー像を持ち帰るとはまだ言えませんが、しかし、本命視されていた「ヴァイス」のクリスチャン・ベールと「スター誕生」のブラッドレイ・クーパーを下して、この最も重要な前哨戦に勝利したことは、かなりかなり…とかなりを2回書くほど、大きな意味を持つことになりそうですね…!!
惜しくも受賞を逃した候補は…
クリスチャン・ベール – 「ヴァイス」 (Annapurna Pictures)
ブラッドレイ・クーパー – 「スター誕生」 (Warner Bros. Pictures)
ヴィゴ・モーテンセン – 「グリーン・ブック」 (Universal Pictures)
ジョン・ディヴィッド・ワシントン – 「ブラッククランスマン」 (Focus Features)
★最優秀助演女優賞
エミリー・ブラント – 「ア・クワイエット・プレイス」 (Paramount Pictures)
Photo Credit: © Paramount Pictures. All Rights Reserved.
強敵のライバルを下して、見事に受賞を果たしたエミリー・ブラントですが、しかし、彼女とマーゴット・ロビーとは、アカデミー賞にはノミネートされませんでしたから、このSAG賞の候補にはあげられなかったものの、オスカーでは名前が浮上した「イフ・ビール・ストリート・クドゥ・トーク」のレジーナ・キングと、「ローマ」のマリーナ・デ・タビラたちにチャンス到来!!と予想することもできそうですね…!!
惜しくも受賞を逃した候補は…
エイミー・アダムス – 「ヴァイス」 (Annapurna Pictures)
マーゴット・ロビー – 「メアリー・クイーン・オブ・スコッツ」 (Focus Features)
エマ・ストーン – 「ザ・フェイバリット」 (Fox Searchlight Pictures)
レイチェル・ワイズ – 「ザ・フェイバリット」 (Fox Searchlight Pictures)
★最優秀助演男優賞
マハーシャラ・アリ – 「グリーン・ブック」 (Universal Pictures)
Photo Credit: © Universal Pictures. All Rights Reserved.
助演をつとめた「アリタ : バトル・エンジェル」が来月2月14日から愛の全米公開!!とシラジラしく書いてみるマハーシャラ・アリは、2016年公開の「ムーンライト」の演技により、翌2017年開催の波乱の第89回アカデミー賞の最優秀助演男優賞に選ばれていますから、ふたつめのオスカー像を獲得する可能性が現実味を増したことになりますが、しかし、オスカーはティモシー・シャラメではなく、「ヴァイス」のサム・ロックウェルを候補に選んでいます。よって、「スリー・ビルボーズ」の演技により、前回の第90回の最優秀助演男優賞に選ばれたサムが2年連続受賞の快挙を果たすのか?!、それとも同じく2度めの受賞を目指すマハーシャラ・アリが、「ムーンライト」の時と同様に、このSAG賞受賞からオスカー獲りへとつなげる結果を導き出すのか?!、マハーシャラ・アリ VS.サム・ロックウェルの一騎打ち?!が、第91回 アカデミー賞のこの部門の焦点になりそうかもしれません!!(※マハーシャラ・アリは欠席のため、受賞スピーチのビデオがありません)
惜しくも受賞を逃した候補は…
ティモシー・シャラメ – 「ビューティフル・ボーイ」 (Amazon Studios)
アダム・ドライヴァー – 「ブラッククランスマン」 (Focus Features)
サム・エリオット – 「スター誕生」 (Warner Bros. Pictures)
リチャード・E・グラント – 「キャン・ユー・フォアギブ・ミー」 (Fox Searchlight Pictures)
以下 ↓ は、テレビ部門の各賞の結果です!!、チラとご覧ください!!
★テレビ映画もしくはミニ・シリーズの最優秀女優賞
Patricia Arquette, “Escape at Dannemora”
Amy Adams, “Sharp Objects”
Patricia Clarkson, “Sharp Objects”
Penelope Cruz, “The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story”
Emma Stone, “Maniac”
★テレビ映画もしくはミニ・シリーズの最優秀男優賞
Darren Criss, “The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story”
Antonio Banderas, “Genius: Picasso”
Hugh Grant, “A Very English Scandal”
Anthony Hopkins, “King Lear”
Bill Pullman, “The Sinner”
★ドラマ・シリーズの最優秀女優賞
Sandra Oh, “Killing Eve”
Julia Garner, “Ozark”
Laura Linney, “Ozark”
Elisabeth Moss, “The Handmaid’s Tale”
Robin Wright, “House of Cards”
★ドラマ・シリーズの最優秀男優賞
Jason Bateman, “Ozark”
Sterling K. Brown, “This Is Us”
Joseph Fiennes, “The Handmaid’s Tale
John Krasinski, “Tom Clancy’s Jack Ryan”
Bob Odenkirk, “Better Call Saul”
★コメディ・シリーズの最優秀女優賞
Rachel Brosnahan, “The Marvelous Mrs. Maisel”
Alex Borstein, “The Marvelous Mrs. Maisel”
Alison Brie, “GLOW”
Lily Tomlin, “Grace & Frankie”
Jane Fonda, “Grace & Frankie”
★コメディ・シリーズの最優秀男優賞
Tony Shalhoub, “The Marvelous Mrs. Maisel”
Alan Arkin, “The Kominsky Method”
Michael Douglas, “The Kominsky Method”
Bill Hader, “Barry”
Henry Winkler, “Barry”
★ドラマ・シリーズの最優秀作品賞にあたるアウトスタンディング・パフォーマンス・バイ・アン・アンサンブル賞
“This Is Us”
“The Americans”
“Better Call Saul”
“The Handmaid’s Tale”
“Ozark”
★コメディ・シリーズの最優秀作品賞にあたるアウトスタンディング・パフォーマンス・バイ・アン・アンサンブル賞
“Marvelous Mrs. Maisel”
“Atlanta”
“Barry”
“GLOW”
“The Kominsky Method”
★ドラマ・コメディの両部門においての…ということは、早い話が全部ひっくるめた中で、アクションの演技が最も秀でていたア・スタント・アンサンブル賞
“GLOW”
“Marvel’s Daredevil”
“Tom Clancy’s Jack Ryan”
“The Walking Dead”
“Westworld”