Box Office : 5月10日～12日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

デッドプールのライアン・レイノルズが声の主演の「名探偵ピカチュウ」が、ゲームの映画化としては史上最高の封切りヒットの電撃デビューを達成するも、アベンジャーズには僅差でおよばず、残念な初登場第2位 ! !

第2位 (初) 「名探偵ピカチュウ」(1億5,000万ドル)

$58,000,000−(4,202館/$13,803)−$58,000,000

Trailer : Pokémon Detective Pikachu

★RT の評論家の支持率 64 % / Metacritic スコア 52 / 出口調査の CinemaScore A-

「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」が、今夏7月2日から全米公開のアンギャリー・ライスちゃんが主演のファンタジックな恋愛映画の佳作「エブリ・ディ」（2018年）を観た人は、どうしても良くない印象を持ってしまいそうなジャスティス・スミスを主人公に抜擢した「名探偵ピカチュウ」を封切ったワーナー・ブラザースが…、

週末3日間の売り上げのオープニング成績の見込みとして、5,800万ドルの金額を発表したことから…、

ゲームの映画化の封切り成績のBEST 5

第1位 「名探偵ピカチュウ」（2019年）　5,800万ドル（4,202館）
第2位 「トゥーム・レイダー」（2001年）　4,774万ドル（3,308館）
第3位 「アングリー・バーズ」（2016年）　3,816万ドル（3,932館）
第4位 「ランペイジ」（2018年）　3,575万ドル（4,101館）
第5位 「ポケモンミュウツーの逆襲」（1999年）　3,104万ドル（3,043館）

アンジェリーナ・ジョリーが戦うヒロインのララ・クロフトに扮した「トゥーム・レイダー」の第1作めの記録を更新して、ゲームの映画化史上最高のオープニング・ヒットを達成したことからすると、まず当たらない…必ず失敗する…と言われるゲームの映画化の呪われたジンクスを覆したように思われますし、また、第5位の劇場版アニメの第1作めが記録した「ポケモン」史上最高の全米ヒットの最終的な売り上げ＝約8,574万ドルを超えるのは、もはや間違いなさそうだけに、中華レジェンダリーによる実写化は、ひとまず大成功だった！！と好評価をすることができそうです…！！、ただし…、

ピカチュウの人気の高さからすると、7,000万ドル台の封切り成績もあり得る…と希望的に見込まれていたほどには盛り上がりませんでしたし、メガホンをとったロブ・レターマン監督の同じくファミリー向け映画のヒット作「グースバンプス」（2015年）の封切り成績＝約2,360万ドル（3,501館）には、2倍以上の差をつけたものの、アニメ映画の「モンスターズ VS. エイリアンズ」（2009年）＝約5,932万ドル（4,104館）には僅差でおよばなかったため、同監督にとっては残念ながら、自己ベストの更新はなりませんでした…。

よって、「名探偵ピカチュウ」は、もう少し上を狙えたかもしれない…というポテンシャルを踏まえると、デッドプールのライアン・レイノルズを、あろうことか、ピカチュウの声に起用した思いがけないアイディアはウケて、出口調査の観客の評価も “ A- ” の高いスコアまで与えられたものの、しかし…、

評論家の見方は賛否が真っ二つに分かれた映画の出来栄えは見直しが必要だったのかもしれません…？！、なお、諸外国では約1億1,240万ドルを稼いで、全世界トータルの封切り成績が約1億7,040万ドルにまで達した実績からすると、名探偵が新たな事件に挑む続編の第2作めが作られるのは、もはや当然と言えそうな次第となっています…！！

B-Roll :「名探偵ピカチュウ」の撮影風景のメイキング・ビデオ ! !