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Box Office : 7月12日~14日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第3位

この天災ワニ映画は面白い ! ! と観客に大ウケどころか、評論家まで絶賛する映画の価値を見抜けなかったパラマウント映画が宣伝の手を抜く失敗をしたサバイバル・アクション・ホラー「クロール」が思いがけないヒットに発展しそうな初登場第3位の好成績 ! !


第3位 (初) 「クロール(1,350万ドル)

$12,000,000−(3,170館/$3,785)−$12,000,000

Digital Spot : Crawl


RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore B

「メイズ・ランナー」シリーズのカヤ・スコデラリオが演じる水泳の達人のヒロイン、ヘイリーと、「メイズ・ランナー」シリーズのバリー・ペッパーが演じる父の水泳コーチのデイヴの父娘たちが、最強レベルのカテゴリー 5 のハリケーンに見舞われた天災の渦中に、ワニのアリゲーターに襲われる…!!


…という単純なお話の「クロール」なんて当たらない…と半ば諦めたらしいパラマウント映画が、予告編をひとつしかリリースしなかったばかりか、公開前のプレス試写さえ行わなかったというのに、興行筋の期待にそった約1,200万ドルのオープニング成績を売り上げて、初登場第3位のデビューを飾ってくれました!!


観客と同様にチケットを買って、イチ早く映画館で観た評論家たちが高評価をし、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、88 %の高い支持率が与えられた「クロール」は…、


出口調査の観客のスコアにおいても、この手の映画に与えられる並の評価の “ C ” を超えて、上の “ B ” となっていますから、こんなにおもしろいはずがない…!!と、観客がよい意味において期待を裏切られ、満足をして帰ったことが窺える結果となっています!!


そうした映画の上出来と「クロール」は意外におもしろい!!という口コミの成果と言えそうな封切り成績の約1,200万ドルというのは…、

Movie Clip : カヤ・スコデラリオが演じる主人公のヘイリーが、お風呂に追い詰められたシーン ! !


水中のモンスターが襲ってくる…!!という似たタイプの映画として、昨2018年の夏に封切られたジェイソン・ステイサム VS. メガシャーク!!の「ザ・メグ」は、製作費に約1億3,000万ドルが費やされたブロックバスター映画として、超拡大公開されたこともあり、約4,540万ドル(4,118館)を叩き出すヒットになっていますから、ちょっと比べものにはなりませんが…、


さらに前年の2017年夏に封切られたブレイク・ライブリー VS. ふつうサイズのサメ!!の小品「ザ・シャロウズ」のオープニング成績は約1,680万ドル(2,962館)であり、さらにまた前年の2016年夏に思いがけないヒットになり、続編「47ミータース・ダウン : アンケージド」が来月8月16日から全米公開のサメ映画の小品「47 ミータース・ダウン」の同成績は約1,121万ドル(2,270館)だったことを踏まえると…、


仕掛け人のプロデューサーをつとめたサム・ライミ監督と、実際にメガホンをとって、映画を作ったアレクサンドル・アジャ監督たちは宣伝が充分ではなかったのに申し分のないスタートを切った!!として、あらためて、ふたり共にホラー映画の達人!!であることが認められそうです…!!、そして…、

Movie Clip : 堤防が決壊し、父娘と愛犬が鉄砲水に押し流されるシーン ! !


約1,350万ドルの製作費が使われた「クロール」よりも高額の約1,700万ドルで作られた「ザ・シャロウズ」の最終的な国内での売り上げが、約5,512万ドルであり、もっと安い製作費の530万ドルで作られた「47 ミータース・ダウン」の同売り上げは約4,431万ドルだった実績からすると…、


「クロール」がそれらの成績に近い金額を稼いで、黒字になる可能性はもう確実と言えそうですから、パラマウント映画が続編の「クロール 2」を言い出したとしても、疑問はありませんね…!!

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Photo Credit: © Paramount Pictures. All Rights Reserved.


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