The Hunt : 人間狩り映画を作ったお前たちを殺す ! !、全米公開緊急中止の残酷スリラー「ザ・ハント」はなぜ、闇に葬られたのか ? !、人間狩りの殺人予告の脅迫を受けていた驚愕の真相が明らかになった ! !
銃乱射事件が頻発して、現実に大勢の方が亡くなっているのに人間狩りの映画を楽しむなんて不謹慎だから…というカンタンな解釈が伝えられた…
クレイグ・ゾベル監督(「コンプライアンス」2012年)の人間狩り映画「ザ・ハント」は、来月9月27日に予定していた全米公開を緊急に中止してしまったわけですが、しかし、実際の背景はよりもっと込み入った事情が複雑に絡んでいたことが、THR のタチアナ・シーゲルのレポートにより、明らかになりました…!!
まず事の次第の時系列をおさらいすると、問題の人間狩り映画「ザ・ハント」が、予告編を全米の映画館で披露したのは先月7月12日に封切られた天災ワニ映画「クロール」の冒頭でしたが、ネットを通じ、大々的に公開されたのは、同月末の30日の火曜日でした。
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そして、テキサス州エルパソのスーパーマーケットのウォルマートが銃乱射に見舞われて、22名の方が亡くなり、24名が負傷したのが今月8月の3日の土曜日であり、その翌日の日曜日の4日に、オハイオ州デイトンの市街地で銃が乱射され、10名が命を失い、27名もの方が負傷する…という共に大惨事になりました…。
それから8日の木曜日になって、Fox News が「ザ・ハント」をやり玉にあげ、その Fox News を最も重要な情報源として、国の政策を進めていると言われるバカッターのドナルド・トランプ氏が、10日の土曜日に「ハリウッドの人種差別は最高潮に達している…」などと暗に「ザ・ハント」を非難したのを重く受けとめたかのように、下 ↓ の Tweet 直後の同日にユニバーサル映画が、同映画の宣伝と公開を中止する旨のプレスリリースを発行しました…。
Liberal Hollywood is Racist at the highest level, and with great Anger and Hate! They like to call themselves “Elite,” but they are not Elite. In fact, it is often the people that they so strongly oppose that are actually the Elite. The movie coming out is made in order....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 9, 2019
どうして、ユニバーサル映画は「ザ・ハント」の全米公開を中止したのか?!、同社の説明によれば、「熟慮を重ねたすえ、この映画を封切るのには、今は適切な時ではないと理解をした…」とのことでしたから、具体的な理由というのは特に示されてはいませんでした…。
しかしながら、タイミングがタイミングだけに、この「ザ・ハント」の全米公開緊急中止をとり上げたマスコミはこぞって、冒頭のように銃乱射事件とトランプ氏のバカッターとを絡めて報じ、世間の事情を鑑みて、自粛されたもの…と解釈をしていましたが…、
う〜ん…本当にそうかな?!、銃乱射事件や猟奇的な残酷事件が起きるとホラー映画やゲーム、コミックの悪影響が取り沙汰されて、一方的に責任を押しつけられる…というマヌケは、もう何10年も前からくり返されてきてるわけですから、人間狩り映画の作り手やユニバーサル映画だって、またぞろ叩かれるだろう…というのは、あらかじめ、わかっていたのでは?!、それに銃乱射事件は実際のところ、北米では、ほぼ毎月のように起こっているため、もはや毎月どこかで、何人もの人たちが無差別に撃ち殺されるだろう…というのは当たり前のお約束の月例行事のようになっています…。
なのにどうして、公開先送りの延期ではなく、完全に公開をやめて、オクラ入りにする…と、映画そのものを闇に葬るような判断が下されたのか?!、また、「ザ・ハント」は謎の映画として、予告編が披露されるまで、内容が一切、伏せられてきたわけですから、本当に単純に人間狩りの残酷映画なのか?!、その映画の素顔を隠していた事情の不可解も含め、CIA は疑問を抱いたため、ひとまず、「ザ・ハント」の全米公開緊急中止を安易にとり上げるのをやめて、様子を見ることにした次第ですが…、
タチアナ・シーゲルによれば、デイトンの銃乱射事件の2日後の8月6日の火曜日に、サン・フェルナンド・バレーで催された「ザ・ハント」の 2回めのテスト試写の結果が、どうやら最悪だったようです。しかし、試写に招かれた観客が不快感を抱いたのは人間狩りの残酷描写ではなく、映画に込められた政治的なメッセージの方だったそうです…!!
その政治的なメッセージというのは、そもそもは「レッド・ステイト VS. ブルー・ステイト」というタイトルだった…ということは、つまり、「赤い州 VS. 青い州」ですから、その意味を露骨に言うと「共和党 VS. 民主党」という過激なタイトルだった「ザ・ハント」の真のお話は、急進的な左翼のエリート集団が、保守の体制派の右翼の者たちを拉致して、人間狩りの標的にし、人殺しをスポーツとして楽しんでいる…!!という痛烈な政治風刺になっていたそうです…!!となれば…、
赤い州の共和党のトランプ氏は白人優位主義の右翼ですから、「ザ・ハント」の世界においては、人間狩りの餌食になる側に属するため、どちらかと言うと民主党よりのハリウッドの映画産業をまたしても叩き始めたのは当たり前か…という感じですが、ユニバーサル映画としては「共和党 VS. 民主党」の「ザ・ハント」が、ある程度の波紋を社会に拡げることは予想し、その炎上スレスレ?!によって、むしろ儲けよう!!と、たくらんでいたに違いありません!!、しかし、テスト試写の観客の反応からすると、行き過ぎた政治的メッセージが予想以上に大きな波紋を社会に拡げて、収集がつかなくなるのでは…?!という恐れを抱いてしまったようです…。それに加えて…、
果たして、殺意の動機は銃乱射事件がもたらしたものなのか?!、それとも映画に秘められていた政治的なメッセージが仇になったのか?!はわかりませんが、この問題の「ザ・ハント」をめぐって、ユニバーサル映画の重役と映画の作り手の関係者らに向けて、お前たちを殺す!!というような殺人予告の脅迫メールが送りつけられていたほか、SNS でも同様の脅しを受けていた…とのことです。
この一連の脅迫についても、事を荒立てたくない…と考えたユニバーサル映画は警察や FBI に届け出るなどの通報はせず、社内のセキュリティ・チームが独自の捜査におよんだそうですが、その調べの結果がどのようなものだったのか…?!については伏せられ、伝えられていません…。よって…、
ユニバーサル映画が人間狩り映画「ザ・ハント」の全米公開を緊急に中止した理由としては、一連の銃乱射事件と絡めて、マスコミに叩かれたことや、トランプ氏の関与などが必ずしも無関係ではないものの、実際のところは左翼の民主党が、右翼の共和党を捕まえて、人間狩りを楽しむ!!という政治風刺が、やっぱり過激すぎた…と見なされた反省と、同社の重役や映画の製作者たちの命を狙う現実の人間狩りの殺人予告の脅迫を受けていた…という裏事情こそを引き金として、映画の取り扱いに困ってしまった同社が、むしろ、トランプ氏のバカッターをこれ幸いとして利用し、オクラ入りにしてしまった…というのが真相だったようですが、それにしても、完全にオクラ入りにされてしまった「ザ・ハント」は、いったい、どうなってしまうのか…?!
約1,800万ドルの製作費を見す見す無駄にするわけにはいかないユニバーサル映画としては、映画の一部を作り変えて、政治的な要素を取り除き、ほとぼりが冷めるのを待って、新たに全米公開を目指すのか?!、それとも、単に配信の映画として、こっそりと人知れず、世に送り出す手段をとるのか…?!、現時点では何とも言うことはできませんが、「ザ・ハント」の全米公開が緊急中止された背景は、やっぱり、マスコミが伝えた通り一遍等なものではなかったことについて、CIA リーダーのみなさんはどのような感想をお持ちになられたでしょう…?!