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The Irishman : 名匠マーティン・スコセッシ監督が、アメリカの歴史を変えたと言われる実在の殺し屋を描くために呆れるほどの巨額を投じ、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシらを CG で無理に若返らせた Netflix の実録犯罪映画の超話題作「アイリッシュマン」の予告編を初公開 ! !


老いた名優を CG で若返らせることに巨額を投じるよりも、彼らに匹敵する若い才能を発掘し、育てることに投資するほうが、映画の未来につながるのでは…?!と考えると絶望的な気になる作品です。


1974年公開の「ザ・ゴッドファーザー Part II」で、当時50歳の名優マーロン・ブランドの若い頃を演じたことで、当時30歳のロバート・デ・ニーロの顔と名前が世間に浸透し、その後、映画史に残る傑作をいくつも世に送り出すことになった経緯を振り返ると…、

Trailer : The Irishman


現在75歳のロバート・デ・ニーロの若い頃を当のボブ本人が、CG の若返りを使って、演じてしまい、かつての彼のように飛躍のチャンスを与えられる若い俳優はもう、いないのか…と考えると、現在76歳のマーティン・スコセッシ監督は「レイジング・ブル」(1980年)などを作っていた約40年前のように映画の未来をシリアスに考えているのか、どうか…?!


複雑な心境におちいってしまう映画ファンの方もいそうな実録犯罪映画のジャンルとしては超ウルトラ大作「アイリッシュマン」の予告編を、Netflix が初公開してくれました…!!

メイン・キャストのロバート・デ・ニーロ 75歳、アル・パチーノ 79歳、ジョー・ペシ 76歳を若返らせるための CG の処理がコストを増したことで、約1億6,000万ドル以上…どころか、2億ドルに近い巨額…ということは、約1億7,000万ドル以上を費やして、怪獣たちを描いた「ゴジラ : キング・オブ・ザ・モンスターズ」(2019年)や、CG キャラの戦うヒロインが活躍した「アリタ : バトル・エンジェル」(2019年)などのブロックバスター映画の娯楽作と同等の製作費が投じられたことになる「アイリッシュマン」は…、


元デラウェア州副検事のチャールス・ブランドが、2003年に出版したノンフィクションの著書「アイ・ハード・ユー・ペイント・ハウスズ」を原作として、2003年に83歳で亡くなるまでの生涯に少なくとも25人は殺したと言われるマフィアの悪名高い殺し屋 “ アイリッシュマン ” こと、故フランク・シーラン=ロバート・デ・ニーロの実像に迫り…、


アメリカの歴史の闇とされる全米トラック運転手組合の故ジミー・ホッファ委員長=アル・パチーノが、1975年に失踪した謎を解き明かしていくようです…!!


「キャプテン・マーベル」(2019年)が、同様に CG を使って、サミュエル・L・ジャクソンを若返らせたことについては、ニック・フューリー役を約10年間も演じてきた実績があるだけに当然のように思えますが、果たして、2億ドルに近い巨額を投じてまでして、往年の名優たちを若返らせる必要が本当にあるのか、どうか…?!、「アイリッシュマン」は来月9月27日に開幕するニューヨーク・フィルム・フェスティバルのオープニング上映作品として、初公開のあと、11月の感謝祭のころに映画館に登場するものと予想されています…!!

共演者の顔ぶれは「アントマン」シリーズのボビー・カナヴェイル、「ロケットマン」(2019年)のスティーヴン・グレアム、「ザ・ビッグ・シック」(2018年)のレイ・ロマーノ、そして、旧「X-Men」シリーズのアンナ・パキンと、近年はウェス・アンダーソン監督の作品で知られる名優ハーヴェイ・カイテルといった面々です。

Photo Credit: © Netflix. All Rights Reserved.

それにしても、誰がジミー・ホッファを殺したか…?!なんて、ジャック・ニコルソンが同人物を演じた「ホッファ」が封切られた1992年の時点でも、あまり興味を持たれてはいなかったはずですが、それを今やって、世間が関心を持つのか、どうか…?!、やはり、話題の中心は、映画界が過去のよく知られた名作をリメイクして、リスクを回避するだけでは飽き足らず、ついに国際的に知られた名優をリメイク?!することまで始めた…と呆れられることになってしまうのかも…?!


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