Joker wins Golden Lion at 76th Venice Film Festival: DC コミックの悪役を下敷きにして、売れないお笑い芸人の狂気を描いた「ジョーカー」が、第76回 ヴェネツィア国際映画祭のグランプリの金獅子賞を強奪 ! !
マーベルの後塵を拝し続けてきた DC コミックスの映画が大逆転を果たして、アカデミー賞の最優秀作品賞を獲ることになるのかもしれません?!
Joker wins Golden Lion at 76th Venice Film Festival
現地のイタリアでは今日の9月7日(土)に最終日を迎えた第76回 ヴェネツィア国際映画祭の最優秀作品賞にあたるグランプリの金獅子賞が、ワーナー・ブラザース製作・配給の DC コミックスのアンチ・ヒーロー映画「ジョーカー」(10月4日全米公開)に贈られました!!
過激な内容が波紋を拡げている「ジョーカー」ですが、プレミア上映のあと、実に約8分間にもわたって、絶賛の拍手が贈られ続けたスタンディング・オベーションのリアクションを踏まえると納得の受賞と言えそうかもしれません!!、一昨年の2017年開催の第74回において、ギレルモ・デル・トロ監督の「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」が金獅子賞を受賞した勢いに乗り、オタク系映画なのにオスカーの最優秀作品賞にまで選ばれた前例を踏まえると、これからジョーカー旋風が吹き荒れるのかも…?!
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そして、次点の準グランプリにあたる審査員大賞は、クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(全米公開中)の登場人物としても注目のロマン・ポランスキー監督がメガホンをとった「アン・オフィサー・アンド・ア・スパイ」に与えられました!!
Movie Clip : An Officer and a Spy
1894年を舞台にして、当時のフランスでのユダヤ系財閥に対する憤りから、世間に反ユダヤの不穏な空気が拡まった挙げ句、陸軍の大尉ながらユダヤ人であったアルフレド・ドレフュスがスパイ容疑で逮捕された冤罪事件のいわゆる “ ドレフュス事件 ” を描いた歴史映画です!!
下 ↓ の写真は金獅子賞のトロフィーを手にして、ご満悦のトッド・フィリップス監督と、狂気の主人公になり切った迫真の演技が極めて、高い評価を博したホアキン・フェニックスです!!、二日酔いコメディのおバカ映画「ザ・ハングオーバー」シリーズで知られる監督が、まさかヴェネツィアのグランプリまで獲るとは、映画ファンの誰もが思ってはいなかったのではないでしょうか…?!