Richard Jewell : 名匠クリント・イーストウッド監督が、アトランタ五輪の爆弾テロ事件で、多くの人命を救った勇敢な警備員が真犯人扱いされた冤罪の実話を映画化し、フェイク・ニュースがはびこる現代に警鐘を鳴らしてくれた最新作「リチャード・ジュエル」の予告編を初公開 ! !

ディズニー傘下に入った20世紀FOXが企画を手放してくれたことから、ミスター・ワーナー・ブラザースのイーストウッド監督の希望が実現した新作です！！


今夏6月24日に撮影を始めたクランクインから、まだ3ヶ月とちょっとしか経っていないというのに…、

Trailer : Richard Jewell

とても90歳目前の89歳とは思えない仕事の早さ！！で知られる名匠クリント・イーストウッド監督が、最新作「リチャード・ジュエル」の予告編をもう披露してくれました…！！、アメリカン・ヒーローとは？！というテーマを現実の出来事に求めて…、

「アメリカン・スナイパー」（2014年）や「サリー」（2016年）、そして、「15時17分発パリ行き」（2018年）といった実話映画を手がけてきた同監督が着目をするも、20世紀 FOX が映画化権を保有したことから、ミスター・ワーナー・ブラザースのクリント・イーストウッドとワーナーがジレンマにおちいってしまったことを、約4年前の2015年の春にお伝えした「リチャード・ジュエル」は…、

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今から約23年前の1996年の夏に開催されたアトランタ・オリンピックで起きた爆弾テロ事件を背景とし、その111名以上もの死傷者を出す大惨事において、爆発物をイチ早く発見し、大勢の人々を避難誘導して、被害の拡大を食いとめた警備員の故リチャード･ジュエルさん（↓ 本人）当時33歳（2007年没）が当然…、

アメリカン・ヒーローとして、その勇敢な行動が大々的にマスコミで讃えられたかと思いきや、第1発見者こそが真犯人では？！という憶測が拡まったことから一転して、テロリスト扱いされてしまった冤罪の苦悩を描いた実話の映画化です…！！

そもそもはポール・グリーングラス監督がメガホンをとるはずだった当初の映画化案では、「ザ・ウルフ・オブ・ストリート」（2013年）で名コンビぶりを発揮したジョナ・ヒルとレオナルド・ディカプリオが、それぞれ演じるはずだった主人公の警備員と親友の弁護士の役を新たに託されたのは…、

ディズニー映画の「クルエラ」（2021年5月28日全米公開）では、エマ・ストーンの手下のホーレス役を演じているポール・ウォルター・ハウザー（「ブラッククランスマン」2018年）と、「スリー・ビルボーズ・アウトサイド・エビング, ミズーリ」（2017年）では複雑な保安官の役を見事に憎々しげに演じ、アカデミー賞の最優秀助演男優賞に選ばれたサム・ロックウェルです！！

その他の共演者として、故リチャード・ジュエル氏のお母さん役を、オスカー女優のキャシー・ベイツ（「ミザリー」1990年）が演じているほか、「ベイビー・ドライバー」（2017年）のジョン・ハムや、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」シリーズのイアン・ゴメス、そして、今年2019年公開映画の最高傑作のベスト①に位置づける人も少なくない青春コメディ「ブックスマート」だけに、映画賞レースでは、クリント・イーストウッド監督のライバルになりそうなオリヴィア・ワイルド監督が冤罪事件を導いてしまうジャーナリストの役に扮している「リチャード・ジュエル」は、年末の12月13日全米公開！！

冤罪事件を取材したジャーナリストのマリー・ブレナーが、1997年2月にヴァニティ・フェア誌にて発表したルポをもとにシナリオを執筆したのは、前述のポール・グリーングラス監督がメガホンをとり、やはり、実話を題材にした「キャプテン・フィリップス」（2013年）などの脚本家のビリー・レイです！！

さて、名匠クリント・イーストウッド監督がライフワークにしている “ アメリカン・ヒーロー ” のテーマに重ねて、ちまたで話題のフェイクニュースの問題にも斬り込み、またまた、世の中おかしな方向に進んでるんじゃないの？！と、チクリと針を刺してくれたように思えなくもない「リチャード・ジュエル」ですが、CIA リーダーのみなさんは予告編をご覧になられて、どのような感想をお持ちになられたでしょう…？！

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