Coronavirus outbreak hits Elvis Presley Movie : ワーナー・ブラザース製作のエルヴィス・プレスリーの伝記映画の現場で、新型コロナウイルスのクラスター発生の疑い ! !、名優トム・ハンクスと妻のリタ・ウィルソンが共に感染する事態におちいってしまった ! ! 【Update】

【Update】: トム・ハンクス夫妻が隔離されているゴールド・コーストの衛生当局が、感染源について、非公式の発表をしました。

映画の製作現場を新型コロナウイルスが襲う！！という最悪の事態が、ついに起こってしまいました！！


先に速報として、One-minute News の Billy’s Journal で、イチ早くお伝えしたように、名優トム・ハンクスと妻のリタ・ウィルソンが共に新型コロナウイルスに感染し、ハリウッドの映画人としては、陽性の患者の第1号と診断されてしまいました…。

ハンクス夫妻が新型コロナウイルスに感染してしまったのは、「ザ・グレート・ギャツビー」（2013年）などで知られるバズ・ラーマン監督がメガホンをとる故エルヴィス・プレスリーの伝記映画の撮影に備えて、同監督の地元オーストラリアのゴールド・コーストに現地入りをしたところ、スタッフの中に陽性の者がいたらしいことから、感染ってしまったものと見なされています…。

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「ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド」（2019年）などの…と言うよりは、ヴァネッサ・アン・ハジェンズの元恋人として有名なオースティン・バトラー28歳（↓ 写真）が、キング・オブ・ロックンロールの役に大抜擢された同伝記映画は、先々月の1月下旬から製作準備を進めていましたが、製作・配給のワーナー・ブラザースのプレス発表によれば、本番の撮影は始まってはいなかったそうですから、クランクインを前にして、あえなく、製作休止の事態におちいってしまいました…。

故エルヴィス・プレスリーのマネージャーの故トム・パーカー（トップの写真左のパイプの人）の役を演じるトム・ハンクスのほかにも出演者が感染しているのか？！、また、スタッフの感染の状況の詳細もわかりませんが、ワーナーは現地の衛生当局と連携をとって、感染者をケアしつつ、感染経路の割り出しにも努めているそうですから、現場は複数の感染者が同時に発生したクラスターだったことも推測できそうです…。

オーストラリアの現地本日3月12日の新型コロナウイルスの感染の症例数は、128件と報告されています。そこにあろうことか、オスカー俳優のトム・ハンクスとリタたちが加えられることになってしまったわけですが、パラマウント映画が、同社のドル箱シリーズ「ミッション・インポッシブル」の第7作め（2021年7月23日全米公開）のイタリア・ロケを早い段階で中止を決定し、同じくトムのトム・クルーズはアメリカから出国させずに守り、スタッフと関係者を現地から緊急帰国させたのと同等の慎重な判断もなく、ましてや、スタッフの中に感染者がいた…となると、現場を管理するワーナー・ブラザースの責任が今後、問われることになるかもしれません…。

それにしても、Disney+ のマーベル配信シリーズ「ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー」（今夏8月配信予定）も、中央ヨーロッパのチェコ共和国の首都プラハのロケを途中でやめて（現地の症例の数は40件でした）、アメリカに逃げ帰るような緊急帰国をしただけに、ロケ地難民？！みたいな問題も持ちあがっているわけですが、仮りにスタジオの中で撮影をするとしても、大勢のスタッフが集うだけに当面、感染の危険がつきまとうことになってしまいそうですね…。

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なお、題名未定の故エルヴィス・プレスリーの伝記映画は現時点では、来年2021年秋の10月1日全米公開の予定ですから、その封切りまでには、かなり日数の余裕があるとは言え、若いオースティン・バトラーを支えて、肝心の集客の要となる名優トム・ハンクスが回復してくれないことには、どうしようもないでしょうから、公開延期の可能性もあり得るかもしれません…。

【Update】: 続報は以下 ↓ のリンク先をご覧下さい。ゴールド・コーストのヴィレッジ・ロードショー・スタジオを利用していたのは、このバズ・ラーマン監督の新作だけだったそうです。また、オーストラリア国内では、マーベルのコミックヒーロー映画「シャンチー」（2021年2月12日全米公開）などの製作も進められていますが、今のところ、ほかの現場では新型コロナウイルスの影響は特にみられていないとのこと。