Box Office : 映画館はパンデミックを生き残れないかもしれない…、新型トランプ再爆発のアメリカの映画館が来年2021年夏までの長期間の閉鎖におちいって、ハリウッド映画の供給がとまる最悪のシナリオの経済の予想が伝えられた ! !
ミニシアター系の小品であれば、新作の映画は封切られるでしょうが、巨額の製作費をつぎ込んだブロックバスター映画の話題の大作となると…
今年2020年中どころか、もしかすると来年2021年の夏頃まではもう封切られないかもしれない最悪の予想が、CNBC News と THR を通じて、伝えられました…。
古代の恐竜たちが巨大化した挙げ句、それが仇になり、絶滅へと到ったように大きな映画館や大手の映画館チェーンが存亡の危機に直面するかもしれないショッキングな予想をレポートしたのは、投資銀行業務の金融サービスを行っているコ―ウェン・グル―プのアナリストのダグ・クルーツ氏です。同アナリストによれば…、
アメリカの COVID-19 感染拡大の影響は長期化するものと弊社は予想しています。以前の予想では、感染は比較的に収まりがつき、社会的距離などの感染予防の制限は今年2020年の後半には大幅に緩和されるだろうと見込んでいました。しかしながら、私たちは今や、その制限は少なくとも来年2021年の半ばまで延長されるだろうと見ています。感染をめぐる状況は引き続き、とても流動的ですから、パンデミックのインパクトは、その予想よりもさらに長く続くことになる可能性すら排除することはできません…。
…とのことで、ダグ・クルーツ氏の言葉を、そのまんま受けとめれば、来年の半ばまで…と、つまり、今から約1年先の夏頃まで社会的距離や、バカマスクなどの感染予防は続くのか…、
…と、ガク然としてしまいますが、さらに同アナリストは…、
現時点で私たちは、アメリカ国内の映画館の大部分は来年2021年の半ばまで、ずっと閉鎖されたままだろうと読んでいます。それと言うのも、映画スタジオ各社は客足が制限されて、限られたキャパシティにおいて、スケール最大級の大作映画を封切ることには関心がないからです。
…という同アナリストの見方を具体的に数字のデータで裏づけていくと、アメリカにある映画館の5,440館のうち現在、上映を行っているのは2割にも満たない約17%ですから、どれだけ拡大公開をしても、上映できるのは 1,000館に満たない約925館になってしまうため、ブロックバスター映画の封切りは見合わず、多くの映画ファンが実際に映画を観る前にネタバレに晒される可能性が高そうですし…、
下 ↓ の各地の映画館の営業の状況を示したグラフを見れば一目瞭然のように、北米の映画興行の2大市場の東西のうち、西のカリフォルニアでは518館ある映画館のうち、営業しているのは、たったの28館だけ…。東のニューヨークは、292館のうち、21館だけ…となっています。
そして、感染予防の取り組みについては、州によって異なり、映画館の規模にも左右されるから、バラツキがありますが、最も少なくても約4分の1の25%の収容人数を減らされなければならず、最大では約66%もの座席を使用せず、空席にしたまま、上映をしなければならないため、来月8月12日の全米公開の時点でも、仮りに状況が改善せず、今のままだとしたら、クリス・ノーラン監督の製作費が2億ドル超えの大作「テネット」は確実に沈没して、無駄死にの玉砕は目に見えていますし、8月21日全米公開のディズニー映画の大作「ムーラン」もまた、2億ドル超えの製作費を回収するのは、きっと難しくなるでしょう…。
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果たして、経済の専門家が分析した予想のとおり、来年2021年の夏まで話題の大作映画はお預けになってしまうのか、どうか…?!は、これから映画スタジオや配給会社の判断を待って、窺うしかありませんが、でも本当に、これから1年近くも映画館が扉を閉ざしたままだったなら、まったく収益のない映画館と興行会社は1年先まで生き延びていられるのか…?!
また、アメリカの映画館のみならず、世界各国の映画館と興行会社が、マーベル・シネマティック・ユニバースに代表されるようなハリウッドのブロックバスター映画が叩き出す大ヒットに依存していることを踏まえると、アメリカの新型トランプの感染拡大はもう絶対にアメリカの国内だけに限った問題だとは言えないように思われますが、CIA リーダーの映画ファンのみなさんは、都市封鎖ならぬ映画封鎖の状態が長引きそうなことについて、どのようなお考えのご意見をお持ちになられたでしょう…?!