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RIP William Hurt Dies at Age 71 :「ブロードキャスト・ニュース」などの80年代の名作映画や、マーベルのヒーロー映画でも活躍したオスカー受賞の名優ウィリアム・ハートさんが死去。享年71歳。

SF 映画の歴史に遺る異色作として、カルト人気を博している故ケン・ラッセル監督の…


映画初出演にして、いきなり主演を任された 1980年公開「アルタード・ステーツ」での衝撃デビューからずっと、類いまれなる才能に恵まれた名優として、注目されてきたベテランの映画ファンの方にとっては…

Trailer : Altered States


まったく悲しいお報せですが、1950年3月20日に首都のワシントン,D.C.で生まれた…ということは、72歳の誕生日を目前にして、名優ウィリアム・ハートさんがお亡くなりになられたことを、故人のご子息が明らかにされました…。死因の詳細については、ご遺族のご要望により、ただ自然死とのみ伝えられています。


近年は人気のマーベル・シネマティック・ユニバースで活躍し、サンダーボルトの異名のロス将軍として初登場した「インクレディブル・ハルク」(2008年)から、「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」(2016年)と「アベンジャーズ」の「インフィニティ・ウォー」(2018年)と「エンドゲーム」(2019年)の二部作を経て、スカーレット・ジョハンソン扮するナットを追跡した「ブラック・ウィドウ」(2021年)が最期のマーベル作品になってしまったウィリアム・ハートさんは…、

スター・ウォーズ」の脚本家として知られるローレンス・カスダンの映画監督デビュー作「白いドレスの女」(1981年)と、同じく同監督と組んだ「偶然の旅行者」(1989年)や、デヴィッド・クローネンバーグ監督がメガホンをとり、アカデミー賞の最優秀助演男優賞の候補にノミネートされた「ア・ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)など紹介し切れないほどのたくさんの名作映画に出演されていますが…、

ヘクトール・バベンコ監督の傑作「蜘蛛女のキス」(1985年)での同性愛者の囚人の演技が、とりわけ高く評価されて、アカデミー賞の最優秀主演男優賞に選ばれたのに続けて、翌1986年公開の恋愛映画の名作「愛は静けさの中に」と、さらに翌年の1987年公開のぼくビリーの大好きな映画の「ブロードキャスト・ニュース」でも、それぞれアカデミー賞の最優秀主演男優賞の候補にあげられて、ハリウッド映画の近代の黄金期の80年代の半ばに 3年連続して、オスカーに絡んだ実績と人気だっただけに、アメリカ映画の歴史を語るうえでは絶対に欠かすことができない地位を築いています…。


一見するとハンサムの二枚目俳優のようでありながら、どこかしら屈折して、クセのある人物を演じるのを得意とする個性派の役者としても力量を発揮し、主役と脇役のどちらもこなした名優の訃報は大変に…大変に…と、大変を2回書くほども残念ですが、過去に埋もれることはなく、マーベル・シネマティック・ユニバースのスターとして、いま10代の若いファンからも認知されていたことは本当によかったと思います…。アメリカ映画を象徴する存在でもあった史上類いまれなる名演技者のご冥福をお祈りください…。

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