'Quantumania' gives Ant-Man franchise Best Opening Ever at Box Office 💰 最小最大のヒーロー「アントマン」第3弾「クォンタメニア」がシリーズ史上最大の封切り成績を記録するも不評を食らい、マーベル史上では第17番めの小さなヒットのデビュー ! !
北米で明日の週明け月曜日(2月20日)の大統領の日の祝日を含めた連休の…
ロング・ウィークエンドの計4日間が「アントマン 3」の「クォンタメニア」の封切り興行ですから、3日めの今日の日曜日の売り上げの見込みを含めた週末3日間の封切り成績は、言わば途中経過になりますが…、
「アントマン・アンド・ザ・ワスプ : クォンタメニア」(製作費 : 推定 2億ドル)
$104,000,000−(4,345館/$23,936)−$104,000,000
ペイトン・リード監督がシリーズ前2作から続けて、メガホンをとった第3弾「クォンタメニア」の週末3日間の封切り成績として、配給のディズニーが、いきなり大台の1億ドルを突破した約1億400万ドルの金額を公表してくれました…!!
マーベル本体のいわゆるマーベル・マーベルと、シネマティック・ユニバースを手がけるディズニー・マーベルのふたつに、マーベルが分裂するキッカケのひとつになったエドガー・ライト監督の降板が大きな問題になった第1作め(2015年)の封切り成績は約5,723万ドル(3,856館)、題名に「アンド・ザ・ワスプ」が追加された第2作め(2018年)の同成績は約7,581万ドル(4,206館)でしたから、ポール・ラッド主演シリーズが初めて、1億ドルを突破した封切り成績を叩き出したのは大成功!!と称えたいところですが…、
シネマティック・ユニバースの前作にあたる「ブラック・パンサー 2」の「ワカンダ・フォーエバー」(2022年11月)の封切り成績は、さらに超大台の2億ドルに迫ろうとした約1億8,134万ドル(4,396館)でしたし、もうひとつ前の「ソー 4」(2022年7月)は約1億4,416万ドル(4,375館)、それから、その前の「ドクター・ストレンジ 2」の「マルティバース・オブ・マッドネス」(2022年5月)の同成績も2億ドルに迫ろうとした約1億8,742万ドル(4,534館)でしたから…、
トム・ホランド主演の「スパイダーマン」の第1作め「ホームカミング」(2017年)の封切り成績の約1億1,703万ドル(4,348館)と、ロバート・ダウニー Jr. のトニー・スタークが初登場した「アイアンマン」(2008年)の約1億212万ドル(4,105館)に挟まれたシネマティック・ユニバース史上の第17番めの位置づけとなる「アントマン 3」の封切り成績の約1億400万ドルは大成功どころか、前2作と同様に現状のマーベル作品の中では大したことないな…と感心してもらえないかもしれませんし、さらによくないのは…、
映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での鑑賞券購入者の支持率は84%と、いまのところ高めのスコアですが、ジャーナリストの支持率は、あろうことか、こんな映画にお金を払ってはいけない腐敗映画に認定されてしまった48%ですし、封切り興行の観客の出口調査は最低でも獲得しなければならない評価の “ B+ ” を下まわった “ B ” だけに、Rotten Tomatoes は利用しない…どころか、知らないかもしれない一般の観客は「アントマン 3」は特に面白くなかった…と退屈した気分で映画館をあとにしたことになっています…。
マーベルでは過去に「エターナルズ」(2021年)も Rotten Tomatoes の腐敗映画に認定された支持率 47%でしたが、その超人のヒーローたちについては、メガホンをとったのが「中国」出身の「女性」のクロエ・ジャオ監督だった…という人選に対する偏見も含まれている…と、必ずしも映画の中身だけが評価されたとは言い切れない事情を考慮すると「クォンタメニア」は事実上、マーベルのコミックヒーロー映画が失敗作の腐敗映画に認定された最初の作品か…と受けとめる方もいるかもしれません…。しかしながら…、
マーベル・ファンの中からは、そうした「アントマン 3」は失敗作だ…の評価について、コミックヒーローものはそもそも観て楽しむだけの娯楽のオタク趣味なのに、マーベルが映画界の主流へと持ちあげられるに従い、まるでオスカー狙いのシリアスな映画のようにテーマやドラマの中身が問われだしたのはカン違い…大真面目に考えすぎでは…と指摘をして、「クォンタメニア」は面白かった…!!という反論の声もあがっていますし…、
先週の木曜日(16日)の前夜とは言えない午後の3時にスタートした前夜祭興行で、約1,750万ドルを稼いだ「アントマン 3」は前述のように明日の大統領の日の祝日を含めた計4日間の封切り成績は、1億2,800万ドル前後になるのでは…?!と期待されていますから、仮りにそうなると前夜祭の約1,500万ドルの金額を含めた封切り成績が約1億2,274万ドル(4,080館)だった「ソー」シリーズの中では最も人気の第3作め「ラグナロク」(2017年)と同等の実際はマーベル史上15番めの封切りヒットぐらいか…と順位を少し上げて、受けとめられるかもしれません。
なお、海外のおよそ43の国と地域から約1億2,130万ドルを集めた「アントマン 3」の世界総額の封切り成績は約2億2,530万ドルとなっています…!!、シネマティック・ユニバース史上の名作として、最高の評価を獲得した配信シリーズ「ミズ・マーベル」(2022年)で、マーベルおたく代表の素人のイマンちゃんが演じたアベンジャーズおたくの主人公のカマラはアントマンのファンだったように、“ マンガの映画 ” が大好きな人は、大きくなったり=ジャイアントマン、小さくなったり=アントマンのダジャレの最小最大のマンガチックなヒーローはおもしろい!!と思ってるはずですから、まだ「クォンタメニア」を観ていない方は、評論家や一般観客の不評は、ひとまず置いといて、ご自身の目でお楽しみになられてはいかがでしょう?!
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