Box Office : 11月10日~11月12日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第2位
マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルの新旧のパパのさらにパパたちが登場したコメディ映画の続篇「ダディ'ズ・ホーム 2」が、前作から大きく数字を落としたものの、低い期待値を上まわる思いがけないヒットを達成した初登場第2位 ! !
第2位 (初) 「ダディ'ズ・ホーム 2」(6,900万ドル)
$30,000,000−(3,575館/$8,392)−$30,000,000
Trailer : Daddy's Home 2
★RT支持率は評論家 16 % , 観客 67 % / Metacritic スコア 30 / 出口調査の CinemaScore A-
メガヒットの期待を寄せていた「モンスター・トラックス」を皮きりに、ハリウッド版「攻殻機動隊」の「ゴースト・イン・ザ・シェル」、「トランスフォーマー」の第5弾「ザ・ラスト・ナイト」、「ベイウォッチ」、そして、「マザー!」と、次々と勝負映画が沈没し、ジリ貧のどん底にあるパラマウント映画が、さらに失敗を重ねるのでは…?!とも思われた「ダディ'ズ・ホーム 2」が、せいぜい2,000万ドルを超えるか、超えないか?!といった予想を覆し、3,000万ドルを売り上げるヒットを達成した初登場第2位のデビューとなりました!!
しかしながら、2015年末に封切られた前作のオープニング成績は約3,874万ドル(3,271館)でしたから、それと比較すると数字は大きく落ちているわけですし、また、製作費は意外に高額の約6,900万ドルと公表されているので、3,000万ドルを売り上げたとは言え、実際のところ、やや心もとない結果だ…と低く評価されても仕方がないのかもしれません。
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とは言え、前作の封切り日が12月25日のクリスマスだったのに対して、続編は時期を繰り上げた11月半ばの公開ですから、封切り後すぐに年末年始に突入し、帰省を含めた旅行や、その他のレジャーに集客を奪われがちだった前作とは違い、続編は感謝祭興業を経て、クリスマスまで客足を持続できる可能性のあるタイミングでの公開ですから、そのパラマウント映画の戦略の読みが当れば、出足のダッシュこそ劣るものの、最終的には国内で約1億5,036万ドルを売り上げた前作の実績に迫れる可能性もあるのかも…?!
Movie Clip
なお、他愛のないコメディですから、評論家の見方は冷ややかですが、観客の支持の出口調査の結果は、A- なので、Bランクだった前作をしのいでいるため、今後の客足に期待ができなくはありません!!
B-Roll :「ダディ'ズ・ホーム 2」の撮影風景のメイキング・ビデオ ! !
それにしても、パラマウント映画の今年2017年のオープニング・ヒットの №1 は、4,468万ドル(4,069館)の「トランスフォーマー : ザ・ラスト・ナイト」であり、第2位はこの「ダディ'ズ・ホーム 2」という実績を踏まえると、どちらもマーク・ウォールバーグの主演作ですから、パラマウント映画はマークに対して、何かボーナスのクリスマス・プレゼントをあげたほうがよいのでは…?!
Movie Stills and Posters
© Paramount Pictures