Box Office : 3月9日～3月11日の全米映画ボックスオフィスTOP5 ! !

「ブラック・パンサー」が、「アベンジャーズ」が果たせなかったマーベル史上初の4週連続第1位の新記録を達成 ! !、世界トータルの売り上げが、ついに10億ドルを突破してしまった ! !

＊各数字は、週末成績－(公開館数/平均売上げ)－トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST10にランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「ブラック・パンサー」(2億ドル)

$41,136,000−(3,942館/$10,435)−$562,015,601

★RT支持率は評論家 97 % , 観客 75 % / Metacritic スコア 88 / 出口調査の CinemaScore A+

「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」の第1作め（2014年）が初登場第1位のあと、いったん第2位に転落し、再び首位に返り咲いて、3連覇を果たしたことから、通算で計4回の第1位を獲得した！！という記録はありますが、封切りからブッ続けの4連覇！！となると、これがマーベル・シネマティック・ユニバースでは初となる快挙の大金星を、「ブラック・パンサー」が達成してくれました！！

封切りからの3連覇にしても、これまでに「キャプテン・アメリカ : ザ・ウィンター・ソルジャー」（2014年）と「アベンジャーズ」の第1作め（2012年）の2作品が達成できただけですから、それらを超えて、「スター・ウォーズ : ザ・フォース・アウェイクンズ」（2015年）と連覇の記録が並んだ「ブラック・パンサー」は、やはり、サーガと記録を争う領域に入っていると見なせそうかもしれません！！

ちなみに、その覚醒トリロジー第1作めの4週めの売り上げが約4,235万ドルだったのに対して、「ブラック・パンサー」は同等の金額と言える約4,114万ドルを売り上げていますが、「アベンジャーズ」はと言うと、約3,669万ドルでした。よって、現時点での勢いにおいて、コミックヒーロー大集合映画に勝っている「ブラック・パンサー」は、「アベンジャーズ」の国内での売り上げ＝約6億2,336万ドルを抜いて、新たにマーベル・シネマティック・ユニバース史上最もヒットした №1 映画の王座にまで昇りつめる可能性が現実に見えてきたように思われます…！！

ただし、中国でも大ヒットのデビューを飾ることができた「ブラック・パンサー」の世界トータルの売り上げは、ついに10億ドルを突破した約10億7,862万ドルにまで膨らんでいますが、もはや、社会現象と言える北米でのブームに対し、諸外国では、そこまで過熱していませんから、仮りに国内で「アベンジャーズ」に勝ったとしても、ヒーロー大集合映画が世界で売り上げた約15億1,880万ドルに迫るのは、ちょっと難しいかもしれません…？！

ディズニーとしては勝負映画の「ア・リンクル・イン・タイム」が、「ブラック・パンサー」に代わって、第1位を獲ることができず、あろうことか、同じアフリカ系の観客をターゲットにした自社の旧作に動員を阻まれたのは誤算かと思いますが、でも、どっちにしろ、今週も映画興業はディズニーのひとり勝ち！！であることには変わりありません…！！