Box Office : 6月8日～10日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位

アン・ハサウェイ、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、リアーナたち人気の女性キャストが集った「オーシャンズ 8」が、まさかのオリジナルの男版を超えたシリーズ史上最高の封切りヒットを叩き出し、女版にして大正解だった初登場第1位 ! !

第1位 (初) 「オーシャンズ 8」(7,000万ドル)

$41,500,000−(4,145館/$10,012)−$41,500,000

Trailer : Ocean's 8

★RT支持率は評論家 67 % , 観客 54 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B+

ジョージ・クルーニーに、ブラッド・ピットといった人気の男優たちが集ったリメイク映画のトリロジーを成功に導いたスティーブン・ソダーバーグ監督が、大親友のゲイリー・ロス監督（「ザ・ハンガー・ゲームズ」2012年）が思いついたリブートのアイディアを気に入って、同監督にメガホンを託し、プロデュースを手がけた「オーシャンズ 8」の週末3日間の封切り成績が約4,150万ドルの大ヒットの見込みになったことを、ワーナー・ブラザースがプレス発表しました…！！

その約4,150万ドルという金額は、以下 ↓ のシリーズのオープニング成績のランキングをご覧になれば一目瞭然のように…、

「オーシャンズ」シリーズの封切り成績と最終的な国内での興行成績

第1位 「8」（18年） 4,150万ドル（4,145館）▷▷▷？？？万ドル
第2位 「12」（04年） 3,915万ドル（3,290館）▷▷▷1億2,554万ドル　
第3位 「11」（01年） 3,811万ドル（3,075館）▷▷▷1億8,342万ドル　
第4位 「13」（07年） 3,613万ドル（3,565館）▷▷▷1億1,715万ドル　

映画館の数を増やした効果もあるとは言え、人気タイトルながら、やや大人向けだけに地味めのヒットの3,000万ドル台に甘んじていた「オーシャンズ」が初めて、4,000万ドル台に突入できたシリーズ史上最高封切りヒットの第1位となっています…！！

従来の男性メインのキャスティングを女性ばっかりに変えるリブートとしては、「ゴースト・バスターズ」（2016年）が受け入れられなかった…という挫折が大きな話題になっただけに、女版はダメだ…という印象を持っていた方もいるかもしれませんが、その幽霊退治のメンバーも理想とされたエマ・ストーン、ジェニファー・ローレンス、クロエ・モレッツちゃん、レベル・ウィルソンの顔ぶれであれば、結果は違っていたのでは…？！

…と思えなくもありませんから、万人が納得のアン・ハサウェイ、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、リアーナ、そして、ヘレナ・ボナム・カーターに、ミンディ・カリング、ノラ・ラム、サラ・ポールソンといったキャストの人選に成功したことが、まさかのオリジナルの男版を超えた「オーシャンズ 8」のヒットにつながったものと考えられなくもありません。

また、それに加えて、ディズニーの「スター・ウォーズ」は少なくとも3週連続で首位をキープし、市場を独占するのが当たり前だったのに対して、「ソロ」が初めて墜落をしてくれたことで、本来ならいたはずの超強力なライバル映画が消えたことも、「オーシャンズ 8」にとっては思いがけないラッキーとして作用し、初登場第1位に躍り出ることができたものと思われます…！！

そして、約4,150万ドルの封切り成績から推定される「オーシャンズ 8」の国内での最終的な売り上げは、シリーズとしては2番めのヒットにあたる1億3,000万ドル超えになるものと期待されていますから、今後の海外市場での売り上げも含めると、製作費の約7,000万ドルを回収し、黒字を弾き出す可能性が早くも見えただけに、ワーナー・ブラザースが「オーシャンズ 9」どころか、「オーシャンズ 10」も？！の女版「オーシャンズ」トリロジーの製作を決定！！と言い出したとしても、まったく不思議ではないですね…！！

B-Roll :「オーシャンズ 8」の撮影風景のメイキング・ビデオ ! !