Colette : キーラ・ナイトレイが、フランスを代表する実在の作家に扮して、次回アカデミー賞の最優秀主演女優賞の有力候補に一番乗りの伝記映画の傑作「コレット」の予告編を初公開 ! !
ジュリアン・ムーアが悲願のオスカー受賞を果たした「スティル・アリス」(2014年)の共同監督をつとめたワッシュ・ウェストモアランド監督の新作です!!
Trailer : Colette
グランプリにあたる審査員大賞は、「ザ・ミスエデュケイション・オブ・キャメロン・ポスト」(8月3日ニューヨーク限定公開)にヒットされてしまいましたが、その青春LGBTQIA映画に主演したクロエ・モレッツちゃんとは、ドラメディ映画の「セイ・ホウェン」AKA「ラギース」(2014年)で共演した仲よしの間柄のキーラ・ナイトレイの演技が、今年2018年1月開催のサンダンス・フィルム・フェスティバルで絶賛された「コレット」の予告編を配給のブリーカー・ストリートが初公開してくれました…!!
映画の格付けサイト Rotten Tomatoes において、現時点では 100% の満点の支持率が与えられている「コレット」は、19世紀の1873年に、フランスのブルゴーニュ地方で生まれ、20世紀を代表する作家のひとりとして、ノーベル文学賞の候補にもあげられた故シドニー=ガブリエル・コレット(1954年没・享年81歳)の生涯を描いた伝記映画です…!!
ライザ・ミネリのパパの故ヴィンセント・ミネリ監督が、アカデミー賞で驚異の計9冠もの受賞を果たしたレスリー・キャロン主演のミュージカル映画の古典「恋の手ほどき」(1958年)の原作者として、映画通の方には知られる故シドニー=ガブリエル・コレット自身が執筆した回想録「わたしの修業時代」を邦訳出版するちくま文庫の紹介によれば…、
いなか育ちの20歳のコレットが14歳年上の流行作家と結ばれ、パリの生活をはじめる。才気にあふれ、奇癖をあわせ持つ放蕩者の夫との奇妙な愛と破局、そして、文壇へのデビューを、クールな官能性とエスプリ豊かな詩的文体で描く回想録の傑作。華麗の頂点を極めた時代のパリを絢爛と彩った高級娼婦、作家、芸術家たちの面影が、時の彼方にあざやかに浮かび上がる。
…とのことで、映画の脚本を執筆した故リチャード・グラツァー監督とワッシュ・ウェストモアランド監督のカップル、そして、レベッカ・レンキェヴィチ(「ディスオビーデアンス」2017年)のトリオは、同回想録を原作としたわけではありませんが、参考にしたのは間違いない「コレット」は…、
「トゥーム・レイダー」(2018年)のララ・クロフトのパパのドミニク・ウェストが演じる流行作家の夫ヴィリーから言われて、半自伝的な小説の「クローディーヌ」シリーズを執筆して、ベストセラーの大成功を果たすも、夫の名前で出版されたことから、縁の下のゴーストライターに甘んじるしかなかったキーラ・ナイトレイのコレットが、やがて、自分の存在をアピールし、夫の影響下から解放されていく姿を描くことによって、女性主権の社会へと生まれ変わろうとしている現代に通じるようなテーマが浮かび上がる作品となっているようです…!!
共演者として、デニース・ガフ(「ジミー’ズ・ホール」2014年)、ロバート・ピュー(「ザ・ゴースト・ライター」2010年)、フィオナ・ショウ(「ハリポタ」シリーズ)エレノア・トムリンソン(「ラヴィング・ヴィンセント」2017年)、レベッカ・ルート(「ザ・デニッシュ・ガール」2015年)らが登場する「コレット」は、北米で初秋の9月21日から限定公開での封切り!!
© Bleecker Street
これまでに「プライドと偏見」(2005年)での主演女優賞の候補と、主演女優をつとめた「ジ・イミテーション・ゲーム」(2014年)での助演女優賞の候補の計2回のオスカー・ノミネートを果たしているキーラ・ナイトレイに、3度めの正直がやって来るのか?!、CIA リーダーの映画通のみなさんは、まるで映画全体をダイジェストしたみたいな「コレット」の観せすぎの予告編をご覧になられて、どのように予想されたでしょう…?!