RoboCop :「ロボコップ」が再び復活 ! !、ポール・バーホーベン監督のオリジナル映画の続編として執筆された未使用脚本を映画化する正当な第2弾「ロボコップ・リターンズ」の作り手に、「チャッピー」のニール・ブロムカンプ監督が決定 ! !

「正・エイリアン 3」を作らせてもらえず、断念したニール・ブロムカンプ監督ですが、「正・ロボコップ 2」を作る機会がめぐってきました！！


1987年に公開されたポール・バーホーベン監督のSFアクション映画のカルト作「ロボコップ」の続編と言えば、「スター・ウォーズ : 帝国の逆襲」（1980年）のアーヴィン・カーシュナー監督が後任に起用されて、1990年に封切られたものになるはずですが…、

しかし、その本来はコミック作家のフランク・ミラーが物語の案を練り、ウォロン・グリーンと共同で執筆した「ロボコップ 2」の脚本とは別に、第1作めから引き続き、エド・ニューマイヤーとマイケル・マイナーのコンビが執筆するも、採用されなかった未使用脚本を蔵から取り出して映画化する「ロボコップ・リターンズ」の製作が決定し、ニール・ブロムカンプ監督が起用される運びになったことを、業界メディア Deadline のマイク・フレミングが独占レポートしてくれました…！！

Related: Greenland :「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」が大ヒットのキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンズが、ニール・ブロムカンプ監督のディザスター映画の最新作「グリーンランド」に主演が決定 ! ! - CIA Movie News

言わば「正・ロボコップ 2」の脚本はどうして、没になってしまったのか…？！、その当然、気になる点について、マイクから尋ねられたエド・ニューマイヤーの答えによれば…、

バーホーベン監督は当時、映画は1本きりの方が価値があると思っていたのと、続編の政治的な要素には興味を持てなかったんだ。で、そうこうするうちに、1988年に脚本家のストライキが起きて、ぼくたちはプロジェクトから一旦、身を引かざるを得なくなった。そこでコミック作家のフランク・ミラーが連れて来られたわけなんだ…。

…とのことで、スト破りをするわけにはいかず、「ロボコップ 2」から離れた間に別の新たな「ロボコップ 2」の企画が進んでしまったことから、エドは諦めて、ポール・バーホーベン監督と一緒に別の傑作「スターシップ・トゥルーパーズ」（1997年）を作る企画に移ることにしたそうです…！！

よって、タイミングに恵まれなかったストの影響により、「正・ロボコップ 2」はオクラ入りになったわけですが、それがどうしてまた、今になって復活をすることになったのか…？！の理由としては…、

トランプが大統領選で勝利をおさめようとしていた時に、彼から電話があったんだ…

…という「彼」というのは、「ロボコップ・リターンズ」を製作する MGM の代表のジョン・グリックマン氏のことですが…、

テレビのリアリティ・ショーのタレントが大統領選に出馬をして、勝利するだなんて、君たちの続編のシナリオは本当にそうなると予測をしていたのかい？！

…と尋ねられたそうです！！、なので、どうやら、「ロボコップ・リターンズ」のシナリオには現在のホワイトハウスに相通じるような政治的要素が盛り込まれたことを、ポール・バーホーベン監督はあまり、お気に召さなかったようですが、子どもの頃に「ロボコップ」を観て、強い影響を受けたと言うニール・ブロムカンプ監督はいったい、どんな現代版の「ロボコップ 2」に仕上げてくれるのか…？

なお、エド・ニューマイヤーとマイケル・マイナーのコンビが執筆したシナリオを現代的にあらためるリライトの脚本家には、「デッドプール」（2016年）のティム・ミラー監督が現在撮影中のシリーズ通算第6作め「正・ターミネーター 3」（2019年11月22日全米公開）を手がけたジャスティン・ローデスが起用されています…！！、具体的な撮影予定などのスケジュールについては、特に伝えられていませんが、ニール・ブロムカンプ監督の「ロボコップ・リターンズ」の進展を楽しみにしておきましょう…！！、最後に…、

言うまでもないことですが、MGM が製作する「ロボコップ・リターンズ」は、オリジナル・シリーズの流れにある続編映画ですから、ジョエル・キナマンがブラック・ロボコップ（↑）に扮したソニピのリメイク版（2014年）とは、まったく無関係なものになりますね…！！