Box Office : 8月17日～19日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第4位

約2万年前の旧石器時代を舞台にして、人間と犬との絆の始まりをテーマにしたサバイバル・アドベンチャー「アルファ」が、好評に反して、残念な沈没の初登場第4位 ! !

第4位 (初) 「アルファ」(5,100万ドル)

$10,500,000−(2,719館/$3,862)−$10,500,000

Trailer : Alpha

★RT支持率は評論家 84 % , 観客 78 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+

デンゼル・ワシントン主演の終末アクション「ブック・オブ・イーライ」(2010年)がヒットしたことから、大友克洋さんの代表作を実写映画化する「AKIRA / アキラ」のメガホンを託されたものの、幸いにして？！降板をした双子のヒューズ兄弟監督のうちのアルバート監督が単独で手がけた「アルファ」を全米公開したソニピが発表した週末3日間の売り上げのオープニング成績は、かろうじて、1,000万ドル台に乗っかった約1,050万ドルでした…。

公開4週めのトム・クルーズ主演の「ミッション : インポッシブル - フォールアウト」とまったく同じ金額を稼いだ見込みとなっているため、同スパイ・アクション映画と一緒に第4位に並んだデビューとなりますが、1館あたりの売り上げを比較すると、「M:i:6」の約3,016ドルに対して、やはり、新作の「アルファ」の方が高額の3,862ドルを集めていますから、CIA では「アルファ」を第4位として上位に置き、「M:i:6」は第5位としています。

最も身近なペットとして、多くの家庭で飼われているどころか、盲導犬や警察犬として、人並みに労働までしていることから、人間社会の一員とも言えそうな犬はどうして、人間と共生することになったのか？！、犬のルーツとされるオオカミと狩人の青年＝コディ・スミット＝マクフィー（「猿の惑星 2」2014年）との出会いを通して、異なる種の間に絆が芽生えた経緯の「実話」？！を描いた「アルファ」は…、

映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、評論家から 84％の支持率を得られるなど、内容そのものは好評を博していますが、人間と犬の絆の始まりというテーマをどうして、いま採り上げるのか？！、多くの観客にはピンと来なかったため、関心を集めることができなかったものと見なすことができそうです…。

Featurette : 人間の主人公のコディ・スミット＝マクフィーと、その相棒のオオカミ役に起用されたチャックとの相性の良さを紹介したプロモ・ビデオ ! !