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If Beale Street Could Talk : 産まれてくる赤ちゃんのために婚約者の無実を証明したい ! ! と願う19歳のヒロインの愛と苦悩を、「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督が描いたアカデミー賞の有力候補の話題作「イフ・ビール・ストリート・クドゥ・トーク」の予告編を初公開 ! !



ビール・ストリートという有名な通りの地名からすると、ブルース発祥の地とも言われるテネシー州のメンフィスのお話と思われそうですが、舞台はニューヨークのハーレムです。


最優秀主演女優賞に選ばれたエマ・ストーンの写真を世界最速でツイートして、フォロワーに自慢しようと思ったプライスウォーターハウスクーパースの重役のブライアン・カリナン氏が、自分の本来の仕事である封筒の確認を怠り、どうでもいいとばかりにテキトーに手に取ったものをウォーレン ・ベイティに押しつけた…という前代未聞の職務怠慢のおかげで、第89回アカデミー賞の最優秀作品賞は「ラ・ラ・ランド」に決定!!と発表されてしまった真の受賞作「ムーンライト」(2016年)のバリー・ジェンキンス監督の最新作「イフ・ビール・ストリート・クドゥ・トーク」の予告編を、配給のアンナプルナ・ピクチャーズが初公開してくれました…!!

Trailer : If Beale Street Could Talk


IT 企業オラクル創業者の娘という大富豪の立場を利用して、商業的成功が望めそうにない企画にも製作費を提供する素晴らしいプロデューサーのミーガン・エリソンが早速、バリー・ジェンキンス監督のスポンサーになることを申し出てくれたおかげで完成した「イフ・ビール・ストリート・クドゥ・トーク」は、今から5年前の2013年の夏に同監督が「ムーンライト」と並行して、脚本の執筆を進めた創作の経緯からすると、同オスカー受賞作とは姉妹作とも言えるような作品です。


20世紀のアメリカ文学を代表する作家のひとりと同時に、アフリカ系を代表する文学者でもある故ジェイムズ・ボールドウィン(1987年没)が、“ ブルースの父 ” とも言われるミュージシャンの故 W・C・ハンディ(1958年没)の代表曲「ビール・ストリート・ブルース」をタイトルに引用して、1974年に発表した同名文学を原作とする「ビール・ストリートが話すことができたなら…」は…、


2015年頃から女優活動を始めたらしい新人だけに無名のキキ・レインが抜擢された19歳のヒロイン、ティッシュが、アーティストのフォニー=ステファン・ジェームズ(「レース」2016年)と恋に落ちて、婚約し、最愛の男性の子を宿すのですが、しかし、あろうことか、人種差別主義の警察官に目をつけられたフォニーは強姦の濡れ衣を着せられて、刑務所送りになってしまう…!!という悲痛な展開から、ティッシュはどうにかして、お腹の中の赤ちゃんが世に産まれ出る前に、パパになるフォニーの無実を証明しようと出産までの日数の時間との競争に奮闘し、力を尽くすのですが…!!


バリー・ジェンキンス監督がオスカー受賞後の第1作めとして、故ジェイムズ・ボールドウィンの文学の映画化に取り組んだだけに再び、アカデミー賞の候補にあげられるのでは?!と注目度大の「イフ・ビール・ストリート・クドゥ・トーク」は、来月9月6日から16日にかけて開催される第43回 トロント国際映画祭でお披露目の特別上映のあと、北米では今秋11月30日に封切りの予定です!!

© Annapurna Pictures

新人のキキを支える共演者の顔ぶれは、スパイク・リー監督の「シャラク」(2015年)などのテヨナ・パリス、「ポエティック・ジャスティス」(1993年)などのレジーナ・キング、「ホテル・アルテミス」(2018年)のブライアン・タイリー・ヘンリー、「ザ・ディザスター・アーティスト」(2017年)などのデイヴ・フランコ、「アリタ : バトル・エンジェル」が年末の12月21日から全米公開のエド・スクレイン、そして、「ローグ・ワン」(2016年)のディエゴ・ルナといった面々です!!


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