Mission: Impossible - Fallout :「ミッション : インポッシブル」の最新作「フォールアウト」に出演しなかったジェレミー・レナーは、実は衝撃的に死ぬはずだったことを、クリストファー・マッカリー監督が明らかにしてくれた ! !
ジェレミー・レナーのブラントが登場しないことにガッカリのファンの方が、むしろ、出演してくれなくて、よかった！！と思うトリビアです！！
全米で先週末に封切られた「ミッション : インポッシブル」の第6弾「フォールアウト」が、前作の「ローグ・ネイション」（2015年）を上まわる封切り大ヒットになったばかりか、シリーズ史上最高の傑作！！
Box Office : 7月27日～29日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位 - 「ミッション : インポッシブル」史上最もクールで面白い ! ! どころか、アクション映画史上最高の名作の殿堂入りと讃えられる絶賛の「フォールアウト」が当然、シリーズ新記録のオープニング成績を叩き出した快挙の初登場第1位 ! !
…とまで讃えられたことで、無事に連投の重責を果たし終えたクリストファー・マッカリー監督が、イギリスの映画メディア、エンパイアの Podcast にゲスト出演をして、語ってくれたコメントによれば…、
ジェレミーは「アベンジャーズ」に出演しなければならない義務に拘束されていたんだけれど、皮肉にも、マーベルはその権利を行使しなかったんだ…。
…とのことで、ジェレミー・レナーのブラントが「フォールアウト」に登場することが出来なかったのは、同時期の公開を目指していた「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」の撮影とかぶってしまったタイミングの不都合と、これまで説明されてきたのですが、しかし、実際のところ、封切られたコミックヒーロー大集合映画を観ると、ブラントは参戦していないじゃん！！という事実から、だったら、どうして、ホークアイは「ミッション : インポッシブル」の方で活躍をしなかったのか…？！と疑問に思っていたファンの方もいらっしゃったかと思いますが…、
ぼくたちは「ミッション : インポッシブル」の第6作めが、どんな映画になるのか…？！、見当がついていなかったから、撮影のスケジュールを提示することができなかったんだ。だから、ぼくたちはいつでも出演をしてもらえるような絶対的な自由が必要だった…。
…だそうで、つまり、あくまでも、「フォールアウト」の撮影スケジュールを最優先して、それに合わせてもらうことを各出演者に求めるしか仕方なかったのですが、ジェレミー・レナーについては…、
「アベンジャーズ」からの呼び出しがあれば、すぐ応じなければならない…という拘束が先にあったため、「フォールアウト」の側はあきらめるしかなかった…というのが、ブラント不参戦の真相だったようです。
しかしながら、ジェレミー・レナーを拘束していた「アベンジャーズ」が、「インフィニティ・ウォー」の撮影には呼び出しをかけなかったため、ブラントとホークアイの両者はどちらも共に、今夏の出番がなくなることになった皮肉だったわけですが、クリストファー・マッカリー監督は…、
ぼくは映画の出だしは、トム・クルーズのイーサンの仲間のひとりが死んでしまう衝撃的な幕開けにしたいというアイディアを持っていたんだ。
となると、1996年公開の第1作めから、ずっとトムと共演している最古参のヴィング・レイムスのルーサーを、そろそろ、お役御免にしてあげてはどうか？！というのが、真っ先に思いつかれるのですが…、
ルーサーは第1作めで死んでいたんだ。けれど、ヴィング・レイムスが、おいおい、一体、どうして、アフリカ系の野郎はいつも必ず死んでしまうというお決まりなんだ？！と、トムに尋ねたところ、まったく、その通りだ…と納得をしたトムが設定を変えてしまったんだ…。
…といった次第で、クリストファー・マッカリー監督いわく「シリーズ史上最も賢明な素晴らしい質問」を突きつけられたトム・クルーズは、まるで自分が人種差別主義者のように言われてしまうことを嫌ったそうですから、そうしたやりとりの末に、ルーサーが必ず登場するのがお決まりになったことを踏まえると…、
ルーサーはけして殺せないし、だからと言って、J・J・エイブラムス監督がメガホンをとった第3作めから登場した人気者のサイモン・ペグのベンジーを殺せば、取り返しがつかないことになってしまう…と思案し、天秤にかけた消去法の結論として…、
だから、ぼくはレナーに言ってみたんだよ。映画の冒頭で、君はチームの仲間を守るために自ら犠牲となって死んでしまうのはどうだい？！と、けれど、ジェレミーの返答は、ありがとう、でも、ノーサンキューだよ…。
…と、映画の冒頭で、サッサと死んでしまう…というカメオ出演じみた出番だけであれば、「アベンジャーズ」のスケジュールのすき間を縫って、ジェレミー・レナーを登場させることができる！！と思ったクリストファー・マッカリー監督の妙案は、アッサリと本人から否定されて、承諾を得られなかったのですが…、
たった3日間ていどの撮影で、ちょっと稼ぐことができるという機会に飛びつかなかったジェレミー・レナーは賢明だね。
…と語り、その賢明のおかげで、ウィリアム・ブラントは吹っ飛ばされることはなく、「ミッション : インポッシブル」の世界で、まだ生きていることになりました…！！
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となると、ジェレミー・レナーのウィリアム・ブラントの活躍というのは、シリーズの次回作以降で、あらためて期待が持てそうなわけですが、しかし…、
ピクサー・アニメの「インクレディブルス 2」が大ヒット中のブラッド・バード監督が、自身初の実写映画として手がけたシリーズ第4作めの「ゴースト・プロトコル」（2011年）から参戦したジェレミー・レナーが起用された経緯というのは…、
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トム・クルーズがキャメロン・ディアスと再共演したアクション・コメディ「ナイト＆デイ」（2010年）の興行成績が振るわなかったことから、トムを落ち目と判断したパラマウント映画が、「ミッション : インポッシブル」の世代交代を目論み、新しい主人公に据えることが目的だったのを振りかえれば…、
クリストファー・マッカリー監督が「ゴースト・プロトコル」のプロジェクトに加わって、シナリオを書き直し、世代交代をとめてしまったばかりか、「フォールアウト」では、ついに死んでくれ！！とまで言われたジェレミー・レナーが、こころよく、次のミッションに参加してくれるのか？！、ウィリアム・ブラントを演じることよりも、ホークアイを演じることを優先して、「フォールアウト」には出演しなかったことも踏まえると…、
© Paramount Pictures
「ミッション : インポッシブル」シリーズの新しい主人公になってくれ！！と頼まれて、「主演」を引き受けただけに、存在感こそ与えられているものの、脇役に甘んじることになったジェレミー・レナーとしては結局、話が違うじゃん！！と不満を抱いても仕方がないかもしれませんから、果たして、ウィリアム・ブラントは本当に帰って来るのか…？！、ひとまず、死なずに生き延びてくれたのはよかったのですが、今後の活躍には疑問符がついてしまうかもしれません…？！
