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Box Office : 9月7日~9日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位


恐怖の尼さんのルーツを描いたスピンオフ映画「ザ・ナン」が不評に反して、まさかの「ザ・カンジュアリング」シリーズ史上最高の記録破りの封切り成績を叩き出したばかりか、ホラー映画史上でも歴代第2位にあたる戦慄のオープニング・ヒットを達成 ! !


第1位 (初) 「ザ・ナン」(2,200万ドル)

$53,500,000−(3,876館/$13,803)−$53,500,000

Featurette : ザ・カンジュアリング・ユニバースの時系列がよくわかるプロモ・ビデオ ! !


RT支持率は評論家 28 % , 観客 49 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore C

ちょうど1年前…という言い方をして、差支えないかと思いますが、昨2017年9月8日に全米公開したスティーヴン・キング原作の「It(イット)」が、9月公開映画史上最高のオープニング・ヒットと、ホラー映画史上最高のオープニング・ヒットのダブル新記録を達成し、映画界を愕然とさせたワーナー・ブラザースが、先週末の9月7日に全米で封切った「ザ・ナン」の週末3日間の売り上げとして、約5,350万ドルの金額を発表したことから…、


ホラー系映画の歴代封切り成績のランキングと最終的な国内での売り上げ

第1位It(イット)」(2017年) 1億2,340万ドル(4,103館)>>> 3億2,748万ドル
第2位ザ・ナン」(2018年)5,350万ドル(3,876館)>>> ???万ドル
第3位パラノーマル・アクティビティ 3」(2011年) 5,257万ドル(3,321館)>>> 1億403万ドル
第4位ア・クワイエット・プレイス」(2018年) 5,020万ドル(3,508館)>>> 1億8,802万ドル
第5位ザ・カンジュアリング」(2013年)4,186万ドル(2,903館)>>> 1億3,740万ドル

ご覧のようにホラー系の映画としては、「It(イット)」に次いで、「ザ・ナン」が歴代第2位の座に着いたのと同時に、9月公開映画としても史上2番めの大ヒットを記録したことになりました…!!


そればかりか、さらに「ザ・ナン」は、怖すぎるホラー映画のシリーズ “ ザ・カンジュアリング・ユニバース ” においては…、

ザ・カンジュアリング・ユニバースの封切り成績のランキングと最終的な国内での売り上げ

第1位ザ・ナン」(2018年)5,350万ドル(3,876館)>>> ???万ドル
第2位ザ・カンジュアリング」(2013年)4,186万ドル(2,903館)>>> 1億3,740万ドル
第3位ザ・カンジュアリング 2」(2016年)4,041万ドル(3,343館)>>> 1億247 万ドル
第4位アナベル」(2014年)3,713万ドル(3,185館)>>> 8,427万ドル
第5位アナベル : クリエイション」(2017年)3,501万ドル(3,502館)>>> 1億209万ドル

…といった次第で、史上最高の封切り成績の新記録を叩き出したことから、主演をつとめたタイッサ・ファーミガ24歳としては、シリーズの主人公にあたる霊能力者ロレイン・ウォーレンを演じているお姉ちゃんのヴェラ・ファーミガを超えちゃった!!という、本人もきっと、まさかまさか?!と目を丸くしたに違いない驚きの偉業を達成してしまいました…!!


そのうえ、さらに「ザ・ナン」は、全米と同時に封切られた世界の60地域でのオープニング成績の総額として、約7,750万ドルの巨額を稼いでいますから、それに北米での売り上げを追加すると、いきなり約1億3,100万ドルを売り上げてしまったことになり…、

Movie Clip : Don't Stop Praying


「ミッション : インポッシブル」の前作「ローグ・ネイション」(2015年)の同記録=約1億2,050万ドルや、「アントマン」の第1作め(2015年)=約1億1,360万ドル、そして、同じホラー系のジャンルに属するブラッド・ピット主演の超話題作だった「ワールド・ウォー Z」(2013年)=約1億1,220万ドルなどよりも大ヒットのデビューだったのか…!!となるため、尼さん、恐るべし!!と言うしかありません…!!

しかしながら、肝心の映画の中身の評価に目を向けると、出口調査で “ C ” の評価を食らってしまった尼さんは、ともに “ A- ” だった本流の「ザ・カンジュアリング」と「2」はもとより、ともに “ B ” だったスピンオフの「アナベル」と「クリエイション」よりも劣るサイテーのスコアをつけられたことになります…。

Movie Clip : Daniel


となれば、どうして、コリン・ハーディ監督(「ザ・ハロウ」2015年)の「ザ・ナン」は最低の出来栄えなのに最高の大ヒットなのか?!と疑問をされて当然かと思いますが、その矛盾の理由としては…、


やはり、“ 怖すぎるホラー映画の「ザ・カンジュアリング」シリーズ ” というブランドが確立されているのに加えて、恐怖の尼さんのヴァラク=ボニー・アーロンズが、これまでに登場した、どのキャラクターよりも見た目が怖い!!という単純にして、わかりやすいインパクトが、SNS でウケたことにより、いったい、実際の映画はどれだけ怖いのか…?!という興味を若年層にかき立てたことが、功を奏したものと考えられています…!!、よって…、


これまでの「ザ・カンジュアリング」シリーズの作品と比べて、若い観客の割合が大きい「ザ・ナン」は、映画の質のクォリティを堪能するのではなく、キャーキャーと叫んで、楽しむタイプのホラー映画として、支持をされたものと考えることができそうです。そうすると、これまでの「ザ・カンジュアリング」シリーズの作品が例外的に評価が高かっただけであり、ホラー映画の多くは、本来は “ C ” のスコアが当たり前であることを踏まえると、“ 最低なのに最高の大ヒット?! ” というのは、実は疑問にはあたらず、特に矛盾もしていないと見なせることになります。

B-Roll :「ザ・ナン」の撮影風景を紹介したメイキング・ビデオ ! !


とは言え、これまでの「ザ・カンジュアリング」シリーズのクォリティを期待して、映画館に出かけたホラー映画マニアの方は、もしかすると「ザ・ナン」には、ややガッカリしてしまうのかもしれませんが、この恐怖の尼さんの人気により、ワーナー・ブラザースは巨大サメ映画の「ザ・メグ」、アジア系ロマコメの「クレイジー・リッチ・アジアンズ」と作品をリレーして伸ばしてきた首位独占の記録が、ついに5週連続の第1位にまで達してしまいました…!!

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