Box Office : 10月5日～7日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

今年2018年公開映画のうち最も感動できる最高傑作として、来春の第91回オスカーの最優秀作品賞を含む最多ノミネートが確実視されている「スター誕生」が、ブラッドレー・クーパー監督の単独主演作としては、自己ベストの封切りヒットを叩き出した第2位 ! !

第2位 (初) 「スター誕生」(3,600万ドル)

$41,250,000−(3,686館/$11,191)−$42,600,000

TV Spot : A Star is Born

★RT支持率は評論家 91 % , 観客 85 % / Metacritic スコア 88 / 出口調査の CinemaScore A

似たようなイメージの映画として、ラミ・マレック（TVシリーズ「Mr. ロボット」）が、クイーンのボーカリスト、故フレディ・マーキュリーになり切った「ボヘミアン・ラプソディ」を、来月11月2日に全米公開する20世紀FOX、もしくは、ディズニー・FOX がいったい、どれだけの高評価を集めて、大ヒットを記録するのか…？！、ライバル映画と見なされそうだけに、その音楽伝記映画の動向も気になるものの、創り手のクレジットの監督名が、デクスター・フレッチャー監督（「ロケットマン」2019年5月31日全米公開）ではなく、諸事情により解雇したはずのブライアン・シンガー監督になってしまったことからすると…、

オスカーを目指す映画賞レースでは少なくとも有利かもしれない「スター誕生」を封切ったワーナー・ブラザースが、週末3日間の封切り成績として、約4,125万ドルの金額を発表したことから、10月2日の火曜日と翌水曜日に行った先行上映での売り上げをあわせて、いきなり、約4,260万ドルを稼ぐ大ヒットのデビューとなりました…！！

先週末に初公開の予告編を紹介した高齢者の犯罪実話の映画化「ザ・ミュール」（12月14日全米公開）でも共演した師匠のクリント・イーストウッド監督がメガホンをとった大ヒットの主演作「アメリカン・スナイパー」（2014年）は、たった4館の限定公開でのスタートだったことから、全米公開で叩き出した約8,927万ドル（3,555館）の巨額は残念ながら、厳密には封切りヒットにはあたらないため、そうすると2011年に公開された天才になるクスリをめぐるSFスリラーの「リミットレス」が売り上げた約1,891万ドル（2,756館）が、意外にも単独の主演作としては自己最高のオープニング・ヒットだったのか…ということになるブラッドレー・クーパーとしては…、

Movie Clip : 12 Notes

初めて自らメガホンをとった監督デビュー作によって、俳優としての自己ベストの封切り成績を大きく更新できたわけですから、それだけでも大成功！！の次第ですが、さらに同じミュージカル映画のジャンルに属する近年のヒット作として…、

「ピッチ・パーフェクト」の人気がピークだった第2作め（2015年）が売り上げたオープニング成績の約6,922万ドル（3,473館）には及ばなかったものの、ヒュー・ジャックマン主演の「ザ・グレイテスト・ショーマン」（2017年）の沈没か？！と思われた同成績の881万ドル（3,006館）はもとより、今夏の人気作「マンマ・ミーア ! ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン」の約3,495万ドル（3,317館）をも軽く超えた大成功！！の結果となっています…！！

Movie Clip : One Reason

そして、製作費が安めの約3,600万ドルに抑えられた「スター誕生」は、諸外国の売り上げの約1,400万ドルを追加した全世界でのトータルの封切り成績は約5,660万ドルに達していますから、この先の映画賞に絡んだ話題の口コミに影響される動員を見込むと、もはや黒字になるのは間違いない！！と言い切ることができそうです…！！

なお、来春の2019年2月24日に授賞式が開催される予定の第91回アカデミー賞の複数部門で候補にあげられる最多ノミネートが予想されている絶賛の「スター誕生」ですが、そのうち実際に受賞する可能性が高いとされる最優秀オリジナル主題歌賞（ “ Shallow ” ）、最優秀助演男優賞（↑ サム・エリオット）に続けて、最優秀主演女優賞のオスカー像を受けとるものと期待されている歌手のレディー・ガガは…、

Movie Clip : Songwriter