Box Office : 11月23日～25日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

スタローン隊長が王座を奪取 ! !、炎の友情の再戦を描いた熱い家族ドラマの感動作「クリードⅡ」が、「ロッキー」史上最高の封切りヒットを叩き出したノックアウトに加え、実写映画としては感謝祭興行史上第1位の最高の成績を更新した記録破りの初登場第2位 ! !

第2位 (初) 「クリード Ⅱ」(5,000万ドル)

$35,293,000−(3,441館/$10,257)−$55,806,000

Trailer : アリ・レノックスが歌う “ Shea Butter Baby ” をフィーチャーした予告編 ! !

★RT支持率は評論家 82 % , 観客 89 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore A

もしかすると最もホッとしているのは、前作（2015年）を手がけた親友のライアン・クーグラー監督が「ブラック・パンサー」（2018年）に取り組む事情からメガホンを引き継ぐことになったスティーヴン・ケイプル・Jr. 監督（「ザ・ランド」2016年）かもしれませんが、マイケル・B・ジョーダンを新たに主人公に起用して、復活を遂げた「ロッキー」シリーズの第8作め「クリードⅡ」を、先週の水曜日（11月21日）に封切った製作・配給の MGM が、そのサンクスギビング・デー前日から北米で本日の日曜日（25日）までの計5日間のトータルの売り上げの推定を約5,581万ドルと発表したことから…、

プリンセス・エイミー・アダムスが “ プリンセス ” たる所以のディズニー映画「魔法にかけられて」が、2007年に記録した約4,906万ドルを超えて、実写映画としては感謝祭興行史上最高の金額を売り上げた記録破りの第1位にのぼりつめる王座奪取の快挙となりました…！！

家族が集うサンクスギビングのホリディに観る映画としては、実にふさわしい家族の絆をテーマに取り上げて、主要な登場人物の視点から「家族」を描いた「クリードⅡ」が稼いだ実写映画としては感謝祭興行史上最高の金額の約5,581万ドルは、アニメ映画を含めた総合の感謝祭ランキングで歴代第1位の「フローズン」（2013年）＝約9,359万ドル（3,742館）を頂点とするディズニーのアニメ映画の6作品＝「ラルフ・ブレイクス・ジ・インターネット」（8,447万ドル）、「モアナ」（8,208万ドル）、「トイ・ストーリー 2」（8,010万ドル）、「ココ」（7,291万ドル）、「タングルド」（6,871万ドル）に次いで、サンクスギビング史上全体では7番めのオープニング・ヒット！！であると同時に…、

Featurette :「ロッキー Ⅳ」で生じた親父世代の因縁が、今になって息子たちに暗い影を落とすことになるストーリーを紹介したプロモ・ビデオ ! !

週末3日間の通常の封切り成績としては約3,529万ドルの売り上げとなる「クリードⅡ」は、物語の内容から照らし見て、前作にあたる1985年公開の「ロッキー Ⅳ」が記録した同成績の約1,999万ドルを上回ったばかりか、前作「クリード」の同成績＝約2,963万ドル（3,404館）をも超えて、「ロッキー」シリーズ史上最高のオープニング・ヒットを更新した第1位にもなっています…！！、しかしながら…、

スタローン隊長が主演したオリジナルの「ロッキー」シリーズの中では最高の封切りヒットの第1位に位置づけられる「ロッキー Ⅳ」のスクリーンの数は、現在の全米公開の規模と比べると控えめな封切りになる1,325館での公開でしたから、1館あたりに平均すれば約1万5,087ドルも稼いでいた同米ソ対決の勢いは、「クリードⅡ」の平均売り上げ＝約1万257ドルを大きく突き放していますし、お金の価値の変化のインフレ率を考慮して換算すると、もう約34年も前の1985年当時の約1,999万ドルは現在の約4,680万ドルに相当します…！！

よって、必ずしもマイケル・B・ジョーダンのアドニスが、スタローンのロッキー・バルボアを超えた！！とは言い切れないものの、出口調査の評価において、観客が最高！！の “ A ” ランクを与えた「クリードⅡ」は、今後の口コミ効果による動員の持続力が大いに期待できそうですから、最終的に国内で大台の1億ドル超えを果たした前作＝約1億977万ドルを下して、「ロッキー」シリーズ史上最大のヒットに発展する可能性まで、あり得そうです…！！

B-Roll :「クリードⅡ」の撮影の様子を紹介したメイキング・ビデオ3本まとめて約18分 ! !