Box Office : 11月16日～18日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第4位

「トランスフォーマー 5」のマーク・ウォールバーグとイザベラ・モナーちゃんが義理の父娘の役で再共演したハートウォーミングな養子縁組の実話のコメディ映画化「インスタント・ファミリー」が好評価に反して、期待値を下まわったガッカリの初登場第4位 ! !

第4位 (初) 「インスタント・ファミリー」(4,800万ドル)

$14,700,000−(3,286館/$4,474)−$14,700,000

TV Spot : Instant Family

★RT支持率は評論家 81 % , 観客 87 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A

マーク・ウォールバーグと組んだコメディ「ダディ'ズ・ホーム」シリーズが大ヒットになったショーン・アンダース監督が発した「養子を迎えよう！！」というジョークを、妻のベスさんが真に受けたことから始まった養子縁組の実体験の喜怒哀楽を描いた「インスタント・ファミリー」を製作・配給したパラマウント映画が、週末3日間の売り上げの封切り成績として発表したのは、残念ながら約1,470万ドルの期待はずれの金額でした…。

マーク・ウォールバーグが、ウィル・フェレルを共演者に迎えて、新旧のお父さんが対立する騒動をテーマにした「ダディ'ズ・ホーム」の第1作め（2015年）の封切り成績は約3,874万ドル（3,271館）。昨年の2017年秋の同時期に封切られた第2作めの同成績は約2,965万ドル（3,575館）でした。

マーク・ウォールバーグの妻の役に扮したローズ・バーンが、セス・ローゲンの妻の役に扮して、主演女優をつとめた隣人トラブル・コメディの「ネイバーズ」の第1作め（2014年）のオープニング成績は約4,903万ドル（3,279館）。人気のクロエ・モレッツちゃんを悪役に迎えた続編（2016年）の同成績は約2,176万ドル（3,384館）でした。よって、パラマウント映画としては…、

そうした主演の男女の実績からしても、2,000万ドル以上は稼げるものとタカをくくっていたようですが、しかしながら、実際には最も低い期待値の1,500万ドルすら目前にして、およばない…という失敗の結果となっています…。

敗因としては、マーク・ウォールバーグとショーン・アンダース監督が組んだ前作の「ダディ'ズ・ホーム 2」が、あまりウケなかったため、同コンビへの期待が低くなってしまったことや、「ハリポタ」スピンオフの「ファンタスティック・ビースツ 2」が同日公開だったこと、公開2週めの「グリンチ」や、3週めの「ボヘミアン・ラプソディ」が人気を維持して、観客を集めていることなどが考えられますが…、

Movie Clip : わたしはポテトチップスが食べたい ! ! という大騒動のシーン ! !

前評判が大変によかった「インスタント・ファミリー」は案の定、初日にやって来た観客に尋ねた出口調査のスコアが最高に面白かった！！の “ A ” となっています…！！、なので…、

この映画はお薦め！！という口コミに影響された動員による集客増が期待できなくもありませんが、いよいよ、やって来る今週木曜日＝11月22日の感謝祭のお休みに合わせて、ディズニーのアニメ映画「ラルフ・ブレイクス・ジ・インターネット」や、「ロッキー」シリーズの最新作「クリード Ⅱ」といった話題作が封切られるだけに、製作費が約4,800万ドルのコメディ映画が黒字を目指すのは、ちょっと容易ではないかもしれません…。

B-Roll :「インスタント・ファミリー」の撮影の様子を紹介したメイキング・ビデオ ! !