Box Office : 12月21日～23日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

子どもより大人の方が観たがっているディズニー映画の名作ファンタジーの続編「メリー・ポピンズ・リターンズ」の空飛ぶナニーが、期待されたほどには高く舞い上がれず、ややガッカリの成績に甘んじた初登場第2位 ! !

第2位 (初) 「メリー・ポピンズ・リターンズ」(1億3,000万ドル)

$22,235,000−(4,090館/$5,436)−$31,049,671

TV News : 映画史に残る名作のまさかの続編が作られた背景を手短にまとめたディズニー傘下の ABC ニュースのレポート ! !

★RT支持率は評論家 77 % , 観客 70 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A-

2014年公開のブロードウェイ・ミュージカルの映画化「イントゥ・ザ・ウッズ」から引き続き、ロブ・マーシャル監督とエミリー・ブラント、メリル・ストリープらを起用し、1964年公開の自社を代表する名作「メリー・ポピンズ」の続編作りに取り組んだディズニーが、その果敢な挑戦の結果として完成した「メリー・ポピンズ・リターンズ」のオープニング成績の見込みを、2,223万5,000ドルと発表したことから…、

週末3日間の売り上げの期待値だった3,500万ドル前後には遠くおよばず、ややガッカリのデビューになってしまったばかりか、順位がひとつ下の第3位「バンブルビー」が、1館あたりとしては約5,915ドルを稼いでるのに対して、メリー・ポピンズの平均値は約5,436ドルであるため、事実上の順位は入れ替わってしまう事態となってしまっています…。

そのように「メリー・ポピンズ・リターンズ」が今ひとつ振るわなかった理由としては、過去の名作アニメの実写化をくり返してきたディズニーの焼き直し商法？！に対して、観客が食傷気味におちいりつつある…という問題もあるかとは思われますが…、

Movie Clip : Can You Imagine That ?

先にアップした「アクアマン」と「バンブルビー」の興行レポートでもふれたように、クリスマスから年末年始にかけてのウインター・ホリデイの封切りは夏場とは違って、オープニング成績の数字が問われる短期決戦ではなく、ゆるやかに客足が持続して、徐々に数字が膨れ上がってくる…という長期戦の様相となっていますから…、

Movie Clip : Royal Doulton Bowl

まさにファミリー映画の「メリー・ポピンズ・リターンズ」の興行は、これから本格化する冬休みこそが真の稼ぎ時と言えそうですし、出口調査のスコアが “ A- ” の好評を踏まえると口コミ効果も期待できそうなので、最終的には大きなヒットへと発展していく可能性は充分に見込まれるのではないでしょうか…！！

B-Roll :「メリー・ポピンズ・リターンズ」の撮影風景を紹介したメイキング・ビデオ ! !