Box Office : 12月14日～16日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第5位

ピーター・ジャクソン監督が仕掛け人のSFアクション超大作「モータル・エンジンズ」のスチームパンクのオタク映画の世界観が世間一般にはウケず、140億円以上の巨額赤字が見込まれる今年2018年最後の超ド級のカルトな沈没の初登場第5位 ! !

第5位 (初) 「モータル・エンジンズ」(1億ドル)

$7,501,000−(3,103館/$2,417)−$7,501,000

Featurette :「モータル・エンジンズ」のメイキング映像をまじえながら、映画の世界を紹介したプロモ・ビデオ ! !

★RT支持率は評論家 27 % , 観客 60 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore B-

「ロード・オブ・ザ・リング」や「ザ・ホビット」といったスケールの大きな作品を得意とするピーター・ジャクソン監督が、それらの大作を一緒に創りあげてきた右腕の相棒のクリスチャン・リバースにメガホンを託して、プロデュースを手がけた「モータル・エンジンズ」を、クリスマスから年末年始のウィンター・ホリデイの勝負映画として封切ったユニバーサル映画が、週末3日間のオープニング成績の推定を約750万ドルと…、えッ？！、ひとケタ足りないんじゃないの…？！と疑いたくなる金額を発表したことから…、

今年2018年を代表する沈没映画のひとつとして、巨額の赤字を抱え込むことが確定的の残念な結果となりました…。

ジャンル系のオタク映画好きのマニアには、それほど否定されてはいないものの、そもそも世間一般には、なじみの薄いスチームパンクの世界観が期待の注目を集めることはなく、出演者の顔ぶれも動員につながる知名度を持ったスターを欠いている「モータル・エンジンズ」の製作費は、公称では1億ドルですが…、

Featurette : ヘラ・ヒルマーが大抜擢された復讐を誓った戦うヒロイン、ヘスターを紹介したプロモ・ビデオ ! !

実際には1億5,000万ドルが費やされているのでは…？！と憶測されていますから、それに宣伝費などを上乗せして、ザッと試算すると1億2,500万ドル前後＝約140億円相当の赤字を抱え込むことになるものと考えられています…。となれば、諸外国でのヒットに期待を…と言われそうですが、しかし、主だった地域では、すでに封切り済みの「モータル・エンジンズ」の現時点での全世界トータルの売り上げは、約4,230万ドルしか稼げていません…。

よって、もはや絶望的と言える状況のわけですが、先週は全米公開映画が1本もなかったことを振り返ると、仮りにユニバーサル映画が封切りを前倒しして、1週間早くに封切っていれば、もう少しマシな数字を稼げていたでしょうから、同社の市場の見極めも甘かったのかもしれません…？！

Featurette : スティーヴン・ラングが演じた謎めいたシュライクのプロモ・ビデオ ! !