Box Office : 5月24日～26日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第5位

まさかのサプライズが結末に隠されていたことから、ジェームズ・ガン監督のファンがシリーズ化を熱望の恐怖のスーパーマン映画「ブライトバーン」が、ガッカリの低空飛行 ! !、期待値のノルマを達成することが出来ず、興行では赤字になりそうな初登場第5位 ! ! （※記事本文にサプライズを紹介するネタバレはありません）

第5位 (初) 「ブライトバーン」(600万ドル)

$7,535,000−(2,607館/$2,890)−$7,535,000

Trailer :「ブライトバーン」のモーション・コミック版の予告編 ! !

★RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore C+

人気のコミックヒーロー映画のジャンルにも属するとは言え、実際のところ、映画の内容としては、子どもを恐怖の存在として描くことから、ともすれば、世間から反社会的…とタブー視されてしまうチャイルド・ホラーの類いだけに、やはり、万人向けの娯楽に富んだブロックバスター映画がひしめく夏場のサマームービー・ウォーズの渦中ではなく…、

ライバル映画の少ない地味なタイミングを狙って、封切る方がよかったのかもしれませんが、ジェームズ・ガン監督が仕掛け人のプロデューサーをつとめた恐怖のスーパーマン映画「ブライトバーン」を全米公開したソニピが、週末3日間の売り上げのオープニング成績の見込みとして、たったの753万5,000ドルの金額を発表したことから…、

北米で明日の月曜日（5月27日）のメモリアル・デー（戦没将兵追悼記念日）の休日を含めたロング・ウィークエンドの4日間のうちに、1,000万ドルは稼いでほしい…と願っていた同社の期待は達成されない可能性が高くなってしまいました…。しかしながら…、

その国内の封切り成績とほぼ同等の諸外国での売り上げ＝約780万ドルを足すと、全世界の総額のオープニング成績としては約1,533万5,000ドルになるわけだから、安価な製作費の約600万ドルに対しては、充分な出足じゃないの…？！と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ところが…、

Movie Clip : 恐怖のスーパーマンのブランドン少年（ジャクソン・A・ダン君）が、自分は不滅だということを覚るシーン ! !

業界メディアの Deadline によれば、「ブライトバーン」の原価は、公称の600万ドルの2倍の1,200万ドルが使われてるそうですから、その金額に間違いがないとすると、宣伝と配給の諸経費を上乗せすれば、残念ながら、プロデューサーのジェームズ・ガン監督は黒字を計上できないかもしれません…。とは言え、この手のマニア向けの映画は…、