Earthquake Bird :「トゥーム・レイダー」のアリシア・ヴィキャンデルが日本を舞台にして、抜き差しならない三角関係におちいるガイジンのヒロインを演じたミステリ映画の最新作「アースクエイク・バード」の予告編を初公開 ! !
AMC のハリウッド発の J ホラー・ドラマ「ザ・テラー」の恐ろしい幽霊のユウコとして、北米の映画マニアが大注目の美人女優のキキさんも出演しています!!
現地のイギリスでは明日となる10月10日の木曜日に英国映画協会主催の第63回 ロンドン・フィルム・フェスティバルで…
Trailer : Earthquake Bird
アリシア・ヴィキャンデルの最新主演作「アースクエイク・バード」のプレミア上映を催す予定の Netflix が、予告編を初公開してくれたので、ぜひチェックしておいてください…!!
ジュリアン・ムーアがオスカー最優秀主演女優賞に選ばれた「スティル・アリス」(2014年)や、キーラ・ナイトレイ主演の伝記映画「コレット」(2018年)などで知られるワッシュ・ウェストモアランド監督が、極東の日本の東京を舞台にした「アースクエイク・バード」は、かつて日本で暮らしていたイギリス人の作家 スザンナ・ジョーンズが、2001年に発表した同名のミステリ小説の映画化です!!、その翻訳本を出版する早川書房の紹介によれば…
2001年度英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞というのだから、たしかにミステリーであるはずなのだが、本作は、本格的謎解きミステリーとは、一線を画す異色作だ。
主人公ルーシー・フライはイギリス人。舞台は東京である。東京湾で発見された女性のバラバラ死体が、失踪中のイギリス人リリー・ブリッジズのものとされ、交友関係のあったルーシーが警察に連行される。リリーはなぜ死んだのか。その理由は、ルーシーの語りだす過去の物語と深く結ばれる。
故郷を捨てるようにして、ルーシーが「丸い地球の端から落っこちずに行ける最も東方の国」、日本にたどり着いて10年がたつ。「なぜ日本に来たのですか?」外国人ならうんざりするほど繰り返される日本人からの悪意のないつまらない質問。おそらく日本在住経験のある作家スザンナ・ジョーンズも幾度となくこの質問を受けたであろう。この、一見単純そうにみえる問いに、誠心誠意、まじめに答えようとすると、1本のミステリー小説ができあがってしまうのだ。
「日本の文化に興味があったから。日本語を学びたかったから。お金を貯めたかったから…」などという上っ面の言い訳ではなく、突き詰めてこの問いに答えるなら、複雑な人生のできごとのすべてを引き寄せることになる。警官の尋問にはだんまりを決め込んだルーシーが、秘密を打ち明けるように読者にだけそっと明かすできごとの数々。ルーシーの「あたし」語りで語られる記憶の断片をパッチワークし、事件の真相を推理する醍醐味は、読者にゆだねられている。この物語では読者こそが探偵なのだ。
かつてデビット・ゾペティが「いちげんさん」で留学生の目を通して京都を叙情的に描いたが、スザンナ・ジョーンズの描くコスモポリタン東京は、雨と夜に彩られ、どこか異国のように幻想的でありながら、せつないほどにリアルだ。(木村朗子)
…とのことで、(木村朗子)さんというのは津田塾大学の教授のきむら さえこさんのようですが、殺人事件のミステリよりも、“ 日本のガイジン ” をこそ、むしろテーマとし、日本で暮らすガイジンの事情や、ガイジンの目から見た日本を描いた原作らしいだけに、その映画化にあたっては…、
主人公のルーシーのセリフのうち、実に約2割が日本語のやりとりであることから、アリシアが本当に日本語を学んでくれた!!というオスカー女優の本気の役作りについて、エンタテインメント・ウィークリーの取材に応じたワッシュ・ウェストモアランド監督が称賛の言葉を語ってくれています…!!
アリシアと親密になる日本人の青年の禎司(ていじ)役を、小林直己さんという日本の人が演じているほか、「ローガン・ラッキー」(2017年)のライリー・キーオが、バラバラ死体になるリリーに扮して、微妙な三角関係におちいるらしい「アースクエイク・バード」は、来月11月15日から配信スタート!!
冒頭でふれたアメリカのTVシリーズなのに、京言葉を話す異色のホラー・キャラクターのユウコのファンが急増中の祐真キキさんにくわえて、「ベン・ハー」(2016年)のジャック・ヒューストンも共演者に名前を連ねています!!
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