Box Office : 11月8日~10日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位
ローランド・エメリッヒ監督が日米のキャストを起用した戦争映画「ミッドウェイ」が、復員軍人の日の連休を狙った公開戦略が功を奏して、沈没の敗戦をまぬがれ、大逆転の第1位デビューを果たすも、とうてい大ヒットとは言えない辛勝の心もとない戦果 ! !
第1位 (初) 「ミッドウェイ」(1億ドル)
$17,500,000−(3,242館/$5,398)−$17,500,000
Featurette : 太平洋戦争を疑似体験して、卑劣な日本軍を相手に戦える ! ! という不謹慎な醍醐味のスペクタクルをアピールしたプロモ・ビデオ ! !
★RT の評論家の支持率 40 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore A
ディザスター映画を得意とするローランド・エメリッヒ監督が、かねてより希望していた太平洋戦争の海戦の映画化を実現した「ミッドウェイ」を封切った配給のライオンズゲートが、週末3日間の封切り成績として、1,750万ドルの金額を発表したことから…、
沈没予想の1,300万ドル前後の数字を上まわったばかりか、首位デビューが期待されていた優勢のライバル映画「ドクター・スリープ」に逆転勝利を果たし、初登場第1位!!のデビューを飾ってくれました!!、評論家からは絶不評の「ミッドウェイ」が予想に反して、数字を伸ばした理由としては…、
北米で明日の週明けの月曜日(11日)がベテランズ・デー、つまり、復員軍人の日であることから、過去の戦争が話題にされて、愛国心の高まるタイミングを狙った封切り戦略が、どうやら、ツボにはまった格好ですが、しかし、その明日の祝日を含んだロング・ウィークエンドの4日間の総売り上げの見込みが…、
2,050万ドル前後…というのは、エメリッヒ監督の前作の「インデペンデンス・デイ : リサージェンス」(2016年)の封切り3日間のオープニング成績=約4,104万ドル(4,130館)と比べるまでもなく、製作費が大台の1億ドルを超えた大作の出足としては、心もとない…と見なされるのは明らかです…。
よって、特にヒットとは言えない「ミッドウェイ」ですが、配給のライオンズゲートは、1億ドルの製作費の全額を負担したわけではないため、少なくとも3,000万ドル以上を稼ぐことができれば、赤字は免れるようですから、観客の評価の出口調査の結果は最高に近い “ A ” であることを踏まえると、主に反日の愛国者を集客できた北米の興行は可もなく不可もなく…という無難な結果に落着することになりそうですね。
B-Roll :「ミッドウェイ」の撮影風景のメイキング・ビデオ ! !
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